「夏のシンプル和食」|荻野聡士さんが伝える梅みぞれの技
2025年8月4日放送の「きょうの料理」では、日本料理店店主・荻野聡士さんが登場し、暑い季節にぴったりな「夏のシンプル和食」が紹介されました。今回はその中から、香ばしく焼いた鶏もも肉に、さっぱりした梅みぞれあんをかけた「鶏もも肉の梅みぞれあんかけ」をメインに取り上げます。ほかにも、ボリュームたっぷりの「豚バラ肉と夏野菜のごまみそ焼き」や、彩り豊かな「なすとオクラとトマトの焼きびたし」など、夏野菜をおいしく食べるアイデアが満載でした。
鶏もも肉の梅みぞれあんかけの魅力
この料理は、皮をパリッと焼いた鶏もも肉とピーマンに、大根おろしたっぷりの梅風味あんをかけていただく一皿です。暑くて食欲が落ちやすい夏でも、梅の酸味とみぞれのさっぱり感で食が進みます。食材の準備から仕上げまで約20分と短時間で作れるのもポイントです。
材料(2人分)
食材 | 分量 |
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鶏もも肉 | 1枚(250〜300g) |
ピーマン | 2個(60g) |
大根 | 340g |
水菜 | 50g |
貝割れ菜 | 20g |
梅干し(塩分10%、種を除く) | 2個 |
塩 | 1つまみ |
【A】
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だし:カップ1と1/2
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うす口しょうゆ:大さじ1
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しょうゆ:小さじ1と1/2
【水溶き片栗粉】
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片栗粉:大さじ1
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水:大さじ1
作り方(調理時間:約20分)
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鶏もも肉を一口大に切り、塩をもみ込む。ピーマンはヘタと種を取り除き一口大に切る。水菜は5cmの長さに切り、貝割れ菜は根元を落として3等分に。大根はすりおろし、軽く絞ってざるにあげておく。
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フライパンに鶏もも肉の皮側を下にして並べ、中火で5分焼く。脂が出てきたら、鶏肉を奥に寄せて脂を手前に集め、そこへピーマンを入れて炒める。
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鶏の皮が香ばしく焼けたらすべての具材をひっくり返し、さらに1分ほど焼いて火を通す。器に盛りつけておく。
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別の鍋に【A】を入れて中火で加熱し、ひと煮立ちしたら火を止める。【水溶き片栗粉】を加えて再加熱し、しっかり混ぜてとろみをつける。
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火を止めて大根おろしと水菜を加え、梅干しを手でちぎりながら入れる。全体をよくなじませて、鶏肉とピーマンにかけ、最後に貝割れ菜をのせる。
豚バラ肉と夏野菜のごまみそ焼き
もう一品は、ごはんが止まらなくなる味つけの「ごまみそ焼き」。豚バラ肉にみそとごまをベースにしたタレを絡め、ナスやピーマンなどの夏野菜と炒めます。香ばしさとコクがあるのに、味はしつこくなく、こちらも暑い時期にうれしい仕上がりでした。
なすとオクラとトマトの焼きびたし
最後に紹介されたのは、夏野菜の魅力がぎゅっと詰まった焼きびたし。なすとオクラ、トマトを香ばしく焼きつけてから、だしにひたして冷やします。野菜それぞれの食感と甘みが楽しめ、冷やして食べることで暑さの中でも箸がすすむ一品です。
まとめ
どの料理も、旬の素材をシンプルに調理して、素材のうま味や香りを引き出していました。とくに「梅みぞれあん」は応用もきくので、他の肉料理や豆腐、魚にかけても相性抜群です。短時間で仕上がり、見た目も味も涼しげな和食レシピ、ぜひ試してみてください。
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