NHK【やさいの時間】夏の猛暑に負けない！プランターで育てる最強キュウリの育て方｜2025年5月13日放送

プランターで夏バテ知らずのキュウリ栽培！暑さに負けない株の育て方

プランターで夏バテ知らずのキュウリ栽培！暑さに負けない株の育て方

2025年5月13日（火）に放送予定の『趣味の園芸やさいの時間』では、「夏バテしない株づくり」をテーマに、プランターで育てるキュウリの栽培方法が紹介されます。暑い夏にも元気なキュウリを育てたい人や、家庭菜園初心者にも役立つ内容が詰まった25分間です。体にうれしい栄養を持つキュウリを、無理なくベランダや小さなスペースで栽培できるコツがたっぷり紹介される予定です。放送後には、さらに詳しい栽培情報を追記予定です。

キュウリは夏バテ対策にぴったりの野菜

キュウリは、90％以上が水分でできているため、暑い季節にぴったりの野菜です。冷たくして食べれば、火照った体を内側から冷やしてくれて、体温の上昇をやさしく抑えてくれます。また、キュウリにはカリウムが豊富に含まれているという特徴があり、この成分には利尿作用があります。余分な塩分や水分を体の外に出すことで、むくみの解消や血流の改善につながり、代謝のサポートにも役立ちます。

さらに、夏の暑さで体がだるくなるとき、キュウリを食べると爽やかな味わいと食感で食欲を引き出してくれる効果も期待できます。冷やし中華やサラダ、酢の物に添えるだけでも、食卓がさっぱりとした印象になります。

番組では、このようなキュウリの栄養的なメリットを生かしつつ、家庭でも元気な株を育ててたっぷり収穫する方法が紹介される予定です。とくに「猛暑に負けない！」をテーマにした今月の特集では、以下のような育て方のポイントも取り上げられます。

浅根性のキュウリに適したマルチングの方法
乾燥や直射日光から株元を守る工夫
たくさんの実をつけるための仕立て方
プランター栽培でも収穫量を増やすコツ

これらの方法を実践すれば、見た目にも元気で、夏バテ対策としても効果的なキュウリを家庭で手軽に育てることができます。毎日少しずつ採れる喜びと、新鮮な味わいを同時に楽しめるのが、プランター菜園の魅力です。

この放送では、キュウリの持つ栄養と働き、そしてその価値を最大限に引き出すための家庭栽培の工夫が丁寧に紹介される予定です。健康にも家計にもやさしい野菜として、今こそ育てておきたい一本です。

ヒマラヤ原産だから日本の猛暑は苦手

キュウリはもともと、ヒマラヤ山脈のふもとの涼しい地域で生まれた野菜です。そのため、暑さと湿気の多い日本の夏は、キュウリにとって過酷な環境となります。特に近年の猛暑は、植物にとっても深刻なストレスとなっており、何の対策もしないまま育ててしまうと、思うように成長せず、実の付きも悪くなってしまいます。

キュウリが日本の猛暑を苦手とする理由には、その性質が大きく関係しています。

浅根性であること
　→根が地表近くに広がるため、直射日光や地表の乾燥にとても弱いです。水分がすぐに失われやすく、乾燥が続くと一気に弱ってしまいます。
強い光に敏感
　→日差しが強いと、葉が焼けたり、根の温度が上がりすぎたりしてダメージを受けることもあります。特に株元の温度が高くなると、根が傷みやすく、成長が止まってしまうこともあります。
乾燥に非常に弱い
　→水切れが続くと、葉がしおれたり、実が曲がってしまうなどのトラブルが起こります。安定した水分の供給が、健康な株を保つカギになります。

こうしたデリケートな特徴を理解したうえで、番組では「日本の暑さでも元気に育てる工夫」がいくつも紹介される予定です。たとえば…

株元の乾燥を防ぐための「マルチング」
日差しを遮るための仕立て方の工夫
風通しの良い場所での管理
朝夕のこまめな水やり

こうしたポイントをおさえれば、猛暑の中でも、キュウリは立派な実をつけてくれる力強い野菜に育ちます。気候の違いをカバーするためのちょっとした工夫が、大きな成果につながるのが家庭菜園の面白さです。放送を見ながら、今年の夏はキュウリ栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

プランターで育てるメリットと注意点

キュウリをプランターで育てることには、家庭菜園初心者でも始めやすい手軽さと、多くのメリットがあります。とくにスペースに限りがある家庭では、プランター栽培は強い味方になります。

スペースの節約
　→庭がなくても、ベランダや玄関先など、わずかな空間で栽培可能です。家庭の生活空間を有効に活用できます。
移動が簡単
　→プランターなら、日当たりのよい場所や風通しの良いところに自由に移動可能。天候に合わせて位置を変えることで、より良い環境を作ることができます。
病害虫のリスクを減らせる
　→地植えと比べて、地面からの病原菌や害虫の被害が少ないという利点もあります。衛生的に育てやすく、虫が苦手な方にもおすすめです。
水や肥料の管理がしやすい
　→土の量が限られているため、水分や栄養の過不足にすぐ気づけるのもポイントです。こまめにチェックしながら健康な株づくりができます。

ただし、プランターには注意点もあります。とくにキュウリは乾燥に弱い性質を持っており、水分が不足するとすぐに株がしおれてしまいます。また、プランターの土は地面よりも乾きやすく、気温の上昇とともに水分の蒸発も早まるため、こまめな水やりと暑さ対策が欠かせません。

そこで番組で紹介される予定なのが、「マルチング」という技術です。これは、株元をワラやバークチップなどで覆う方法で、地表の水分蒸発を抑え、土の温度上昇を防ぐ効果があります。

ワラやバークチップが地面を覆うことで、土の乾燥を防止
直射日光から根を守り、浅根性のキュウリの根を安定させる
水やりの頻度を抑えられ、株のストレスも軽減

このようにマルチングを活用すれば、夏の強い日差しの中でも根が守られ、元気なキュウリが育ちます。実の付きもよくなり、収穫の楽しみがぐっと増します。

プランター栽培は、小さなスペースで楽しめるうえに、しっかり工夫すれば収穫量も充実。暑い夏にこそおすすめの、効率的でやさしい栽培方法です。放送ではさらに具体的な方法が紹介される予定なので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

夏の暑さに負けない！仕立て方の工夫も紹介

キュウリをプランターで育てるとき、茎や枝の仕立て方は、栽培成功の大きなカギになります。今回の『やさいの時間』でも、家庭でも実践できる仕立て方の工夫が実演を交えて紹介される予定です。

仕立て方とは、茎をどの方向に伸ばすか、支柱やネットをどう活用するかを決める方法のことです。これを適切に行うことで、キュウリの健康な成長と、収穫量アップに大きくつながります。

風通しがよくなる
　→枝葉が密集しすぎないように整えることで、病気の原因となる湿気を減らすことができます。風が通り抜ける環境は、株の健康を守るうえで非常に重要です。
日当たりを調整できる
　→茎や葉の向きをコントロールすることで、強すぎる日差しを直接株元に当てずに済みます。これにより、葉焼けや根の温度上昇を防ぎ、猛暑にも対応しやすくなります。
実のつき方が安定する
　→重みで茎が折れたり、実が地面に触れて傷むのを防ぐためにも、支柱やネットに沿ってまっすぐ誘引することが大切です。重力を分散しながら育てることで、キュウリが美しい形に育ちます。
収穫がしやすくなる
　→上に向かってスッキリ育てると、実の場所がひと目でわかり、収穫時に葉をかき分ける必要がなくなります。また、葉の影に隠れて実を取り逃がすことも減ります。