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NHK【午後LIVE ニュースーン】水耕栽培で家庭が変わる!ベランダで夢の1000個ミニトマト実現法|2025年6月10日放送

暮らし・住まい

水耕栽培で食卓が変わる!家庭菜園がつなぐ人と暮らし

2025年6月10日放送のNHK総合「午後LIVE ニュースーン」では、夕方5時台に「もっと手軽に!家庭菜園」と題して、土を使わずに野菜を育てる“水耕栽培”の魅力と、団地での共同家庭菜園を通じた人のつながりについて紹介されました。コロナ禍で高まった家庭菜園ブームは、今なお物価高などの影響で広がりを見せています。番組では、初心者でも簡単に始められる家庭菜園の工夫や、新しい地域コミュニティの形など、豊富な事例とともに伝えられました。

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ユーチューバー・みかんぼーやさんに学ぶ水耕栽培の工夫

自宅でできる家庭菜園の代表として今注目されているのが「水耕栽培」です。これは土を使わずに水と栄養だけで野菜を育てる方法で、限られたスペースでも楽しめるため、マンションやアパート暮らしの人にもぴったりです。

番組に登場したのは、野菜栽培系ユーチューバーとして話題のみかんぼーやさん。神奈川県川崎市にあるご自宅を訪ねると、なんと40種類以上の野菜をすべて水耕栽培で育てている様子が紹介されました。始めたきっかけは、3年前のコロナ禍。当時は外出の機会が減り、何か家の中で没頭できることを求めて家庭菜園を始めたそうです。

屋内ではみつばやしそを育て、屋外ではニラやバジル、サラダ菜、さらにはハラペーニョまで、多種多様な野菜を栽培。しかも、使用している道具のほとんどが100円ショップで手に入れたものというから驚きです。プランター代わりに2リットルのペットボトルを使い、液体や粉末の肥料を水に溶かして育てるスタイル。最近では、初心者でも早く・簡単に育てられる肥料が開発されており、より手軽に楽しめるようになっています。

番組では、みかんぼーやさんのアドバイスを受け、番組スタッフも実際にバジルの水耕栽培に挑戦。材料は、2リットルのペットボトルや卵のパック、ドーム型のプラカップ、スポンジ、アルミホイルなど、家庭にあるもので簡単に準備できます。

育てるうえでのポイントとしては、

  • 水は2週間で入れ替える

  • 虫がついたら水で流す

  • 日当たりと風通しを確保する

といったことが紹介されていました。これなら、小学生でも取り組めるシンプルさです。

団地の菜園が生んだ地域のつながり

一方、水耕栽培とは別に、土に触れて育てる家庭菜園の楽しみも改めて注目されています。番組では、東京・足立区にある古い団地が紹介されました。この団地は5年前にリノベーションされ、部屋の内装はもちろん、駐車場だったスペースが家庭菜園として生まれ変わったのです。

その菜園を利用しているのが、1人暮らしの男性。2年前、仕事でのストレスや行き詰まりを感じていたとき、「何かリフレッシュできることを」と始めたのがきっかけでした。今では、ナスやトウモロコシなどの夏野菜を育てており、団地で出会った9人の住民と一緒に野菜作りを楽しんでいるそうです。

この団地は、エレベーターがない、部屋が狭いといった“古さ”の課題も抱えていましたが、家庭菜園という付加価値が住民の心をつなぎ、今では全48戸が満室状態となっています。番組では、住民同士が苗の相談をしたり、収穫を分け合ったりする姿も映し出されており、野菜作りが自然なコミュニケーションのきっかけとなっていることがよく伝わりました。

家庭菜園は「ひと・食・暮らし」を豊かにする

この日の「午後LIVE ニュースーン」で紹介されたように、家庭菜園は生活の中に取り入れるだけで、食卓が豊かになり、心にも変化を与える素晴らしい取り組みです。水耕栽培なら、狭いスペースや土を使いたくない環境でも実践でき、さらに低コストで始められる手軽さがあります。

また、団地の事例に見るように、家庭菜園が人と人とを結びつける新しいコミュニティの形にもなりうることが分かりました。野菜を育てるという共通の目標があることで、年齢や背景が異なる人たちが自然に交流できるのです。

これから家庭菜園を始めてみたいという方は、まずはペットボトルやスポンジを使った水耕栽培から試してみてはいかがでしょうか。手軽に始められて、食卓にも彩りを添えられるうえに、ちょっとした達成感や日々の楽しみにもつながります。番組を通じて紹介された工夫や実例は、これからの暮らしに役立つヒントが満載でした。

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