犬と猫の違いでリアルな絵に!柴崎春通先生のペット描写術
NHK Eテレの人気番組『3か月でマスターする絵を描く』の第7回が、2025年5月14日(水)21時30分から放送されます。今回のテーマは「犬と猫の違い」を理解して、よりリアルなペットの絵を描く方法です。講師を務めるのは、画家でありYouTuberとしても知られる柴崎春通先生。柴崎先生のやさしい指導のもと、動物の顔の形や毛並みをどう表現するかを学びます。ペット好きの方や動物をうまく描きたいと思っている方にとって、見逃せない回となりそうです。放送後、詳しい内容が分かり次第、この記事も更新予定です。
犬と猫の顔の構造はまったく違う
今回の放送では、犬と猫の描き方の違いが中心テーマです。いっけん似ているように見える犬と猫の顔ですが、実は構造が大きく異なります。
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犬の顔は「箱の形」。つまり、頭部全体が四角い箱のように構成されていると考えると、描きやすくなります。鼻の周りから頬、あごにかけて直線的で、しっかりとした骨格をイメージします。
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猫の顔は「球が3つ」。おでこ、鼻先、あご部分の3つの球体を組み合わせるように意識すると、丸みのある優しい印象になります。
この「箱と球」の考え方は、形を正確に捉えて描くための大切なポイントで、初心者でもわかりやすい導入となっています。
柴崎先生の愛猫「マロンちゃん」も登場
今回のモデルには、柴崎先生の愛猫「マロンちゃん」が登場します。実はこのマロンちゃん、普段の収録中にもアトリエの外から先生を呼ぶ声を上げるというほど、柴崎先生のことが大好きな猫。収録を重ねるうちにスタッフにもなじみ、番組にとっても癒しの存在となっています。そんなマロンちゃんを題材にしながら、猫の特徴を丁寧に描く方法が紹介される予定です。
犬と猫、体の筋肉のつき方にも注目
絵をリアルに見せるためには、顔の形だけでなく筋肉のつき方も重要です。犬と猫では体の動きや質感が違います。
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犬は筋肉が発達していて、骨格がしっかりしている
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猫はしなやかで、柔らかい印象を与える筋肉のつき方
この違いは、毛の流れや体のボリュームの出し方にも影響します。番組では、描き分けのコツとして、体の立体感を捉えることの大切さが強調される予定です。単に見たままをなぞるのではなく、どこに力が入り、どこがやわらかいのかを理解することで、より自然な絵になります。
光と影を使って立体感を出す技法
色塗りの段階では、光の当たる方向を意識することが大切です。犬や猫の毛は光の具合で見え方が大きく変わるため、日向と日陰で色のトーンを変えることがポイントです。特に、影の部分をただ黒く塗るのではなく、毛の質感を感じさせるようにかすれさせる技法が紹介される見込みです。
このかすれたタッチは、水彩やアクリル絵の具などで応用しやすく、動物のふさふさした毛並みを表現するのにぴったり。柴崎先生の実演では、毛の流れに沿って筆を使う工夫など、初心者にも取り入れやすいテクニックがたくさん登場するはずです。
山之内すずさんの成長も見どころ
今回の放送では、番組で学ぶ生徒役の山之内すずさんの成長ぶりにも注目です。犬の毛のふさふさ感を出すための技法に挑戦し、最初は絵の具が思うようにのらなかったり、毛並みが不自然になってしまったりと苦戦しますが、柴崎先生のアドバイスを受けながら少しずつ上達していきます。
回を重ねるごとに、線の引き方や色の選び方が変わってきている山之内さんの姿からは、「続けることで絵は確実にうまくなる」というメッセージも感じられます。絵に自信がない人でも、挑戦する勇気をもらえるシーンがたくさんあることでしょう。
犬や猫を描いてみたくなる30分
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犬と猫の違いを形・筋肉・質感の3点から学べる内容
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顔の構造を“箱”と“球”で考えることで描きやすくなる
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光と影の使い方で立体感がグッと増す
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柴崎先生の愛猫マロンちゃんによる癒しの時間もあり
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山之内すずさんの実践を通して、描く楽しさを共有
このように、今回の放送は犬と猫を描くときの「なるほど」がたくさん詰まった30分になりそうです。特に、絵を始めたばかりの人や、ペットの絵を描いてみたいけどどうすればいいかわからないという人にとって、実用的で学びが多い放送になるでしょう。
放送の内容と異なる場合があります。
番組をご覧になった方の「描いてみた作品」なども、感想としてシェアしてみてはいかがでしょうか。柴崎先生のテクニックやマロンちゃんの登場も楽しみに、5月14日の放送をぜひチェックしてみてください。放送後には、この記事も最新情報に更新予定です。
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