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NHK【所さん!事件ですよ】令和のゴールドラッシュ 黄金の国ジパング復活!?銀歯も電子基板も“金の山”に変わる日本の技術力|2025年11月1日

所さん!事件ですよ
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黄金ブーム再来!?令和のゴールドラッシュが日本にやってきた!

いま、世界中で金の価値が見直されています。ニュースで「金の価格が史上最高値を更新」と聞いたことがある人も多いでしょう。「うちにも昔買ったネックレスがあるけど、今いくらになるんだろう?」そんなふうに感じた人も少なくありません。
実は今、日本でも“金”を巡る大きな変化が起きています。かつて閉山した鉱山が再び動き出したり、家庭の中に眠る金製品が思わぬ高値で取引されたり、さらには歯医者や火葬場までもが“金の現場”になっているのです。
2025年11月1日に放送されたNHK総合『所さん!事件ですよ 令和のゴールドラッシュ 黄金の国ジパング復活!?』では、このブームの裏側を徹底取材。日本の地下・街・家庭で進む「現代版ゴールドラッシュ」を、今回はわかりやすく解説していきます。

【ドキュメント72時間】鹿児島・菱刈鉱山のリアル 金を掘る若者たちと“山に生きる誇り”

石川県の富来鉱山が再び動き出す!?100年越しの夢

最初に登場したのは、石川県志賀町の富来鉱山(とぎこうざん)。1905年に発掘が始まり、1921年には閉山してしまったこの鉱山が、今また注目を集めています。
きっかけは、カナダの金鉱探査企業が経済産業省の許可を得て行った新しい調査。最新の地質ボーリング技術を使えば、これまで掘れなかった深層部の岩盤まで到達できるようになりました。
番組で紹介された映像では、掘削機が地下数百メートルに及ぶ地層を貫き、サンプルを採取する様子が映し出されていました。専門家の分析では、金を含む鉱脈の可能性がこれまで以上に高まっているとのこと。
再び採掘が始まれば、地域の雇用が生まれ、志賀町役場を中心に地域活性化の新しい柱になるかもしれません。今、“金”が地方の未来を変える希望として光を放っています。

鹿児島・菱刈鉱山が示す“奇跡の金山”の実力

一方で、日本国内で現役稼働している唯一の大規模金山が、鹿児島県伊佐市にある菱刈鉱山(住友金属鉱山)です。
この鉱山では、年間およそ3.5トンもの金を産出しており、その量は世界的にも驚異的。坑道の総延長は170キロに及び、高低差は295メートルにもなる巨大地下ネットワークです。
番組では、地質構造を3Dで可視化できる“3D地質モデリング技術”が紹介されました。地層データを立体的に再現することで、金が含まれる場所を正確に予測できるのです。
採取した石を分析すると、赤く見える部分に金が多く含まれることが判明。この情報をもとに探査を繰り返すことで、無駄な掘削を減らし、環境への負担も軽減しています。
伊佐の街では鉱山が地域経済を支え、若い世代の就職先としても人気が高まっています。金が“資源”としてだけでなく、“地域の命”をつないでいるのです。

家の中にも眠る金脈!?高まる金のリユース市場

番組では、横浜の買取専門店を訪ねる場面も放送されました。そこに持ち込まれたのは、古いメガネのフレームと万年筆。いずれも一見すると普通の品物ですが、査定額はなんと13万9972円。金の含有率が高い製品は、思いもよらない高値になることがあるのです。
ここ数年、家の中の“使わなくなった金製品”を売る人が急増。特に2020年から2025年にかけての価格上昇は劇的で、1グラムあたり6149円だった金が、2025年9月には18915円にまで跳ね上がりました。
「古いアクセサリー」「壊れた指輪」「金メッキの時計」など、かつてはゴミ扱いだったものにも注目が集まっています。金のリユース市場は今や数千億円規模に成長し、家庭が“新しい鉱山”と呼ばれる時代がやってきました。

歯医者が金の現場に!?銀歯をめぐる熾烈な争奪戦

意外な金の宝庫として注目されているのが、歯科医院
実は“銀歯”には金が含まれており、その耐久性やさびにくさから、高品質な金属材料として重宝されています。近年、金の価格上昇にともない、歯科金属の回収がビジネスになっているのです。
番組では、岡山県や神戸の回収業者の現場を紹介。銀歯4キロで約1100万円という驚きの取引額が提示され、スタジオでも出演者が驚きの声を上げていました。
かつては廃棄物として処分されていた銀歯が、今や“リサイクル資源”。歯医者のゴミ箱が金鉱と呼ばれる時代、まさに“歯科版ゴールドラッシュ”です。

電子機器の中に眠る金!日本のリサイクル技術が世界をリード

さらに注目されているのが、パソコンやスマートフォンなどの電子基板からの金回収。
番組では、袋いっぱいの基板から約20gの金を取り出せることが紹介されました。これは、鉱山から金を採掘する場合の約60倍の効率。しかも、日本の技術は環境負荷を抑えた“クリーン回収”が特長です。
過熱水蒸気を使ってはんだだけを溶かし、部品を傷つけずに外す方法が開発されており、TSUCHI-YA鍋谷グラス工芸社のような企業が再資源化の最前線を担っています。
ガラス製品の着色にも金が使われており、工芸の分野でも金の活用が進化しています。日本は世界でもトップクラスの再資源化技術を持ち、“金を再び蘇らせる国”として注目されています。

火葬場からも金が回収される!?京都市の新たな挑戦

番組の後半では、衝撃的なテーマが登場しました。それは、火葬場の残骨灰(ざんこつばい)からの金回収
火葬の後に残る灰の中には、入れ歯や補綴物に含まれる金がわずかに残っています。京都市中央斎場では、保管スペースの問題をきっかけに、産業廃棄物処理業者に処理を委託。その結果、意外な副収入源となりました。
得られた収益は、火葬炉の改修や空調設備の更新といった公共施設の整備に使われ、市の財政を支える一助になっています。
一方で、遺族の感情や倫理的な課題もあり、市民の間では「亡き人の遺品から利益を得てよいのか」という議論も。京都市はこうした声に配慮し、希望すれば遺骨をすべて持ち帰ることもできるようにしています。
“資源の再利用”と“人の尊厳”をどう両立させるか。金の輝きの裏には、社会全体で考えるべきテーマも見えてきます。

日本は再び“黄金の国ジパング”へ

かつてマルコ・ポーロが『黄金の国ジパング』と呼んだ日本。令和の今、その言葉が再び現実味を帯びています。
地中深くの鉱脈、家庭に眠る装飾品、電子基板、歯科金属、そして火葬場の灰――私たちの生活のあらゆる場所に金が潜んでいます。
番組では、所ジョージさんが「まさかこんなところにも金があるなんて!」と驚き、木村佳乃さんや千秋さんもそのスケールに感嘆していました。
金は単なる貴金属ではなく、技術・経済・文化・倫理を映す鏡。令和の日本は、まさに“再び輝くジパング”の時代を迎えているのです。

まとめ

この記事のポイントを整理すると次の通りです。
・閉山した鉱山が再び注目され、金採掘が現実味を帯びている。
・家庭や歯医者、電子機器など、生活の中に金が眠っている。
・日本の再資源化技術は世界トップレベルで、環境にも配慮されている。
・金の活用を通じて、地域経済の再生と新しい倫理観の模索が進んでいる。

金の価値は“値段”だけでなく、人々の知恵と努力、そして文化の積み重ねによって輝きを増します。あなたの家の引き出しにも、もしかすると“令和の金脈”が眠っているかもしれません。


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