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NHK【あさイチ】1200年の笹野一刀彫×米沢民芸館|サルキリ実演と絵付け体験が人気の理由|2025年12月11日

あさイチ
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笹野一刀彫1200年の世界へ

冬の米沢から届けられる今回のあさイチ特集では、1200年ものあいだ受け継がれてきた笹野一刀彫の魅力にふれます。一本の刃物「サルキリ」で木を削り続けてきた地域の暮らし、若い工人たちの挑戦、そして笹野民芸館で体験できる実演の迫力。

1200年の歴史と地域の暮らしに寄り添う技

笹野一刀彫は、山形県米沢市の笹野地区で受け継がれてきた木彫です。起源は1200年前ともいわれ、雪深い米沢の冬に農家が副業として木を削ったことから文化が育ちました。木を削る時間は、暮らしと祈りの延長線にあり、地域の自然や信仰が色濃くしみ込んでいます。材料に使われる木は地域で採れるものが中心で、この土地で生まれた工芸であることがよくわかります。

一本の刃物「サルキリ」で削る理由と技の特徴

笹野一刀彫の最大の特徴は、サルキリを一本だけ使う一刀彫技法です。複数の刃物を使わないため、木のつなぎ目が生まれず、ひとつの木から滑らかで力強い造形が立ち上がります。刃先を自分に向けて削る動きは、経験と集中力の積み重ねが必要で、まさに一撃ごとが勝負。仕上がりの素朴さや木の息づかいがそのまま作品に宿るのが、この技法の魅力です。材料としてよく使われるコシアブラの木は粘りがあり、サルキリの動きに相性がよいとされています。

現代に受け継ぐ若い工人たちの挑戦

長い歴史を持ちながら、笹野一刀彫は今も新しい形へと進もうとしています。家業として受け継いだ若い工人たちが、従来の『お鷹ぽっぽ』だけではなく、フクロウやペンギン、十二支など現代的で親しみやすいモチーフを手がけるようになりました。伝統の削り方を守りながら、色使いや表情に少しずつ工夫を加え、新しい世代にも響く作品づくりが広がっています。こうした取り組みによって、インテリアやギフトとしての需要も伸びています。

笹野民芸館で味わえる展示・実演・絵付け体験

米沢駅から車で約15分の笹野民芸館では、笹野一刀彫の作品展示だけでなく、工人による実演を間近で見ることができます。一本の木がサルキリだけで削られ、動物の姿が次第に浮かび上がるライブ感は迫力があります。さらに絵付け体験では『お鷹ぽっぽ』に自分で色をつけることができ、子どもから大人まで楽しめます。完成品はそのまま持ち帰れるため、旅の思い出としても人気です。

今、笹野一刀彫が注目される理由

笹野一刀彫があらためて注目されているのは、人の手で作られたものに価値を感じる人が増えていることが大きな理由です。大量生産ではない温かみ、木そのものが持つ質感、一刀彫ならではの線の勢いは、部屋に置くだけで存在感があります。また、伝統を守りつつ新しい作品を生み出す若い工人たちの姿や、体験型の観光コンテンツとしての魅力が広がっていることも追い風になっています。

まとめ

笹野一刀彫は、米沢の暮らしとともに1200年育まれてきた木彫の文化です。サルキリ一本で削り上げる技は素朴でありながら深く、今の生活にも自然になじむ魅力があります。笹野民芸館では展示や実演、絵付け体験も充実しており、伝統の技にふれる貴重な機会になります。

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