ひき肉料理の基本をマスター!キーマカレー&鶏そぼろ丼で一歩上手に
2025年5月5日(月)にNHK Eテレで放送された『きょうの料理ビギナーズ』では、シリーズ「肉おかずの基本をマスター!」の第4回としてひき肉を使った2品のレシピが紹介されました。合いびき肉の旨みを活かした「キーマカレー」と、鶏ひき肉を甘辛く煮た「鶏そぼろ丼」。どちらも短時間で作れるのに、しっかりとした味わいがあり、初心者にもおすすめのレシピです。放送では、それぞれの料理の下ごしらえのコツや火加減のポイントも丁寧に説明されていました。
ひき肉はスーパーでも手に入りやすく、扱いやすい食材ですが、少しのコツで味も食感も格段にアップします。今回は、2つのレシピを詳しくご紹介しながら、ひき肉の使い方の基本を楽しく学べる内容でした。
キーマカレー|15分煮るだけで完成!うまみたっぷりの手作りカレー
合いびき肉で作るキーマカレーは、牛と豚のうまみが合わさって深い味わいになるのが魅力です。今回のレシピは煮込み時間も短く、調理の手順も簡単。忙しい日のメインおかずとしても活躍します。みじん切りのたまねぎと彩りの良い黄パプリカを合わせることで、食感と甘みのバランスも良く、家庭で手軽に本格的な味が楽しめます。さらに、目玉焼きを添えることでボリュームも見た目も満足度アップ。一皿でしっかり食べ応えがあるのがポイントです。
材料(2人分)
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合いびき肉…200g
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たまねぎ…1/2個(約100g)
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パプリカ(黄)…1個(約160g)
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カレー粉…大さじ2
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水…カップ2/3
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A
・トマトケチャップ…大さじ2
・ウスターソース…大さじ1
・塩…小さじ2/3 -
卵(目玉焼き用)…2個
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油(目玉焼き用)…少々
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ご飯(温かいもの)…茶碗2杯分
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油(炒め用)…大さじ1
作り方
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たまねぎは繊維に沿って細かく切れ目を入れてから、向きを変えて端からみじん切りにします。パプリカは縦半分に切ってヘタと種を除き、1cm角に切ります。
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フライパンに油大さじ1を中火で熱し、たまねぎを入れて炒め、薄く色がつくまでしっかり炒めて甘みを引き出します。
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合いびき肉を加え、木ベラでほぐしながら炒めます。塊をつぶすようにすると均一に火が通りやすくなります。
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肉の色が変わったらパプリカを加え、さっと炒めたらカレー粉をふってさらに炒めます。香りが立ったら水を加えます。
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煮立ったらAの調味料(ケチャップ・ソース・塩)を加え、全体をよく混ぜてふたをして弱火で15分間煮込みます。
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汁気が多ければふたを外して中火にし、水分を飛ばしてとろみをつけます。木ベラで混ぜたときに鍋底が見える程度が目安です。
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目玉焼きを作ります。別のフライパンに油を少量熱し、卵を1個ずつ入れて弱めの中火で半熟状に焼きます。
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器にご飯を盛り、カレーをたっぷりかけて、仕上げに目玉焼きをのせて完成です。
トマトケチャップとウスターソースの甘みと酸味がほどよく効いて、家庭でも食べやすい味つけです。
鶏そぼろ丼|汁気を残してしっとり!卵とのハーモニーが絶品
鶏そぼろ丼は、しっかり味がついた鶏そぼろと、ふんわりしたいり卵が口の中でとけ合うご飯のおかずの定番です。今回のレシピでは、煮汁を適度に残すことで、そぼろがご飯になじみやすく、冷めてもおいしく食べられます。お弁当や作り置きにもぴったりで、紅しょうがを添えることで味にメリハリがつくのも嬉しいポイントです。
材料(2人分)
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鶏ひき肉…200g
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A
・しょうゆ…大さじ3
・酒…大さじ2
・みりん…大さじ2
・砂糖…大さじ1と1/2
・水…大さじ3
・しょうが(すりおろし)…小さじ1 -
卵(いり卵用)…3個
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油(いり卵用)…大さじ1/2
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ご飯(温かいもの)…茶碗2杯分
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紅しょうが(細切り・市販)…適量
作り方
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小鍋に鶏ひき肉、Aの調味料すべてとしょうがを入れ、菜箸4〜5本でほぐすようにしっかり混ぜます。
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中火にかけ、絶えず混ぜながら火を通します。肉の色が変わりパラパラになったら、ふたをして弱火で8分間煮ます。途中、焦げつきそうなら混ぜる回数を増やします。
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いり卵を作ります。ボウルで卵を溶きほぐし、フライパンに油を熱して流し入れ、大きく混ぜながら半熟状に仕上げます。
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器にご飯を盛り、いり卵と鶏そぼろをのせ、最後に紅しょうがを添えて完成です。
**煮汁が少しご飯に染み込むことで、最後のひと口までおいしさが続く一杯です。**優しい甘さで、子どもにも喜ばれる味つけになっています。
まとめ|ひき肉は初心者こそマスターしたい万能食材
今回紹介された「キーマカレー」と「鶏そぼろ丼」は、ひき肉を使った料理の中でも特に基本となる人気の2品です。どちらも炒め方、煮込み時間、調味料のバランスにちょっとした工夫を加えるだけで、グッとおいしく仕上がります。ひき肉は、冷凍保存もできて使いやすく、短時間で調理できるため、毎日のごはんづくりの強い味方です。
・キーマカレーは15分煮るだけで本格派に
・鶏そぼろ丼はしっとり仕上げといり卵が決め手
・どちらもご飯にぴったりでボリューム満点
ひき肉を上手に使いこなせるようになると、料理の幅が一気に広がります。
ぜひ今日のレシピを参考に、おいしいひき肉料理にチャレンジしてみてください。
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