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NHK【激突メシあがれ】自作パスタ頂上決戦!アマチュア3人の“本気トマト料理”が激突|2025年5月7日放送

激突メシあがれ

アマチュアの情熱がぶつかる!自作パスタ頂上決戦トマト編まとめ

2025年5月7日放送のNHK総合「激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜」では、全国から集まった自作パスタに命をかけるアマチュア料理人たちが、一生に一度の本気勝負を繰り広げました。今回のテーマは「トマトを使ったおもてなしパスタ」。プロの料理人さながらの情熱を持つ3人が、90分という限られた時間の中で創意工夫を重ね、唯一無二の一皿を完成させる姿が描かれました。番組では味、オリジナリティー、そしてトマトの使い方が審査基準とされ、審査員は一流イタリアンシェフ・日高良実さんと、料理研究家の野崎翠さんが務めました。プロさえも唸らせるその料理の数々と、参加者それぞれのドラマが詰まった45分間でした。

18歳の若き料理人・大島龍汰の挑戦と苦悩

最初の挑戦者は、群馬県前橋市出身の18歳・大島龍汰さん。3月に高校の調理科を卒業したばかりで、4月からは本格的にイタリア料理店での修業をスタートしています。パスタへの情熱は並々ならず、なんと高校時代に作った自作パスタは500種類以上。中学生の頃から料理を始め、祖母の手伝いがきっかけだったそうです。そんな彼が今回苦戦したのは、なんと「トマト」というテーマ自体。実はトマトが苦手で、500のレシピにもトマト料理は一つも含まれていなかったのです。

  • 最初は手打ち麺にクセのある素材を練り込んで酸味を打ち消す戦略に出る

  • しかし納得のいく味にならず、試作に試作を重ねた結果、発熱して寝込むほどのプレッシャー

  • 最終的に「逃げずにトマトと向き合う」と決意し、トマトウォーターと鯛を合わせるアイデアに転換

  • さらに、トマトウォーターに昆布だしを加えるなど、和の要素も融合

本番当日は、自信のある手打ち麺で詰め物パスタ「デクリネゾン 大島風」を仕上げました。詰め物の中にはトマト、たまねぎ、大葉、そして意外にもココアパウダーを使用。これは味の奥行きを出すための工夫で、苦手なトマトに対する彼なりの答えを丁寧に盛り込みました。彼の目指す「未来の自分へのおもてなし」というメッセージも込められていました。

家業と夢の狭間で揺れた浅間一元の決断

2人目は新潟県三条市の家具職人・浅間一元さん(30歳)。実家は明治35年創業の老舗家具店で、5代目として家業を継ぐ道を歩んでいました。しかし、5年前に料理動画をきっかけにパスタに目覚め、今では3日に1度パスタを作るほどの熱中ぶり。料理人の夢を捨てきれず、番組直前に山形県のイタリア料理店で修行を始める決意を固めました。

  • 決戦テーマの発表後、直売所で糖度の高いフルーツトマトを仕入れ

  • 魚介との相性を見極め、赤身のまぐろとの組み合わせを選択

  • 麺はカッペリーニという乾麺を使用し、冷製パスタに仕立てる

  • トマトウォーターを使って、麺の表面に香りと旨みをまとわせる

  • さらにふきのとうを茹でて加え、春の季節感を演出

完成したのは「トマトを“使った”スパゲティ~まぐろとトマトの宝石仕立て~」。まるで宝石のような見た目と、調和の取れた味わいで高く評価されました。家業と夢の両立という難しい決断の中で、浅間さんは一歩を踏み出し、自分の手で未来を切り開こうとしていました。

フルート奏者・上坂学が見せた驚きの発想と探求心

最後の挑戦者は、東京都国立市在住のフルート奏者・上坂学さん。音楽家でありながら、小麦を愛し過ぎて「小麦に抱かれて眠りたい」と語るほどのパスタ愛好家です。彼は本番の1か月前から試作を重ね、独自の世界観を形にしていきました。

  • 生地に2色のパスタを使い分け、うどんのようなモチモチ感を追求

  • 麺がくっつく問題を解決するため、自らの足で踏んで生地を改良

  • ソースにはモロッコの家庭料理「ザアルーク」をアレンジし、トマトと焼きナスのペーストを応用

  • 上坂さん独自の“モロッコ×日本”のハーモニーを生み出した

完成した料理は「2色の手打ちパスタ モロッコ風」。伝統的な素材に異国のエッセンスを加えた、個性あふれる一皿となりました。探求心の強さと、異文化の融合に挑戦した意欲が光る作品でした。

そして優勝は…プロも認めた調和の美

3人の力作が出揃い、いよいよ試食審査がスタート。審査基準は「味」「オリジナリティー」「トマトの使い方」。どれも甲乙つけがたい出来栄えでしたが、審査員2人が選んだ優勝者は浅間さんでした。

  • トマト、まぐろ、ふきのとうという個性の強い素材を、トマトの香りで調和させた構成

  • 味わいのバランスだけでなく、見た目や仕上げの美しさも高評価

  • 「全部の食材がいいハーモニーになっていた」「強い個性をまとめていて見事」と絶賛される

浅間さんは、「美味しいと言ってもらえることが何よりの願いだった」と語り、涙ぐむ場面も。その言葉には、料理人として新しい一歩を踏み出す決意と覚悟が込められていました。

今回の放送は、料理の腕だけでなく、人生や夢に向き合う姿勢、そして食に込めた想いが丁寧に描かれていました。プロ顔負けの料理に加え、アマチュアならではの熱量と背景が視聴者の心を打ち、食の奥深さを改めて感じさせてくれる内容でした。

皆さんも、自分の人生にとっての「おもてなしパスタ」は何か?と考えてみてはいかがでしょうか。

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