タサン志麻の万能ドレッシング活用レシピ
2025年8月6日放送のNHK「きょうの料理」では、人気料理人・タサン志麻さんが登場し、ドレッシングを活用した料理を4品紹介しました。どれも日常使いできるやさしい味わいで、野菜・魚・肉・麺と幅広いアレンジが可能。特に、ソースヴィネグレットをはじめとする自家製ドレッシングの作り方は必見です。
基本のサラダ|レタスだけで美しく
レタス1玉だけで仕上げる、シンプルだけど奥深い一品。葉の形や色の違いを活かすことで、盛りつけにも立体感が生まれます。
材料(つくりやすい分量)
レタス(色が濃くて状態のよいもの)…1コ
ソースヴィネグレット…適量
作り方
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レタスを縦半分に切る。外側から順に手でちぎる。上部は扇形、下部は小さめに。
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水を張ったボウルでやさしく洗い、水けを切る。
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ラップをかけて冷蔵庫で10分ほど冷やす。
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器に中央が高くなるよう盛りつけ、ソースヴィネグレットを添える。
青じそドレッシングで!パリッと焼魚
あじをこんがり焼き、フルーツトマトとともに盛りつけた夏らしい一品。仕上げは自家製の青じそドレッシングで香り豊かに。
材料(2人分)
食材 | 分量 |
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あじ(三枚おろし) | 4匹分(200g) |
フルーツトマト | 1パック(200g) |
塩・こしょう | 各少々 |
オリーブ油 | 大さじ1 |
青じそドレッシング
しょうゆ…大さじ2
レモン汁…1/2コ分
オリーブ油…大さじ3
青じそ…5枚
作り方
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ドレッシングをつくる:しょうゆとレモン汁を混ぜ、オリーブ油を少しずつ加えながら泡立て器で混ぜ、粗く刻んだ青じそを加える。
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あじの身に塩・こしょうをふり、皮側からフライパンで焼く。身の色が変わったら裏返して余熱で火を通す。
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トマトは輪切りにして器に並べ、あじをのせる。ドレッシングをかけて仕上げる。
ごまドレッシングで!サラダ風うどん
冷たいうどんにささ身とたっぷり薬味、手作りごまドレッシングをかけるだけで、さっぱりした満足感ある麺料理に。
材料(2人分)
食材 | 分量 |
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ゆでうどん | 2玉(400g) |
鶏ささ身 | 5本(200g) |
薬味(みょうが、しょうが、ねぎなど) | 各適量 |
塩・砂糖 | 各1つまみ |
ごまドレッシング
マヨネーズ…大さじ4
ポン酢しょうゆ…大さじ4
すりごま(白)…大さじ3
作り方
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ドレッシングを作る:マヨネーズにポン酢を少量ずつ加えて泡立て器で混ぜ、すりごまを加える。
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ささ身に塩・砂糖をもみ込み、湯でゆでてそのまま粗熱を取る。細く裂く。
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薬味を刻む。
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うどんは冷水で冷やして器に盛り、ささ身と薬味をのせてドレッシングをかける。
※そうめんや中華麺でも代用OK
さっぱりチキンソテー・ソースヴィネグレット
鶏むね肉のソテーに、野菜のローストとソースヴィネグレットを合わせた一品。酸味のきいたソースで飽きずに食べられます。
材料(2人分)
食材 | 分量 |
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鶏むね肉(大) | 1枚(400g) |
なす | 2コ(160g) |
ズッキーニ | 1本(200g) |
パプリカ(赤・黄) | 各1/2コ(計200g) |
好みのハーブ | 適量(ローズマリーなど) |
塩・こしょう | 適量 |
ソースヴィネグレット
りんご酢…大さじ2
塩…2つまみ
こしょう…適量
フレンチマスタード…大さじ4
植物油(オリーブ+サラダ油)…大さじ6
作り方
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ソースを作る:りんご酢と塩を混ぜ、こしょう、マスタードを順に加えて混ぜる。油を少しずつ加えて混ぜて乳化させる。
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鶏肉に塩・こしょうをして皮側から弱火でじっくり焼き、裏返して中まで火を通す。焼きあがったらアルミ箔をかけて10分休ませる。
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野菜はカットして250℃のオーブンで20分焼く。
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器に野菜、切った鶏肉を盛り、ハーブとソースヴィネグレットをかけて完成。
志麻さん流ドレッシングアレンジアイデア
基本ドレッシング比率メモ:
・フレンチ風…酢・油・塩
・和風…酢・油・しょうゆ
・タイ風…レモン・油・ナムプラー
・インド風…酢・油・塩・スパイス
市販品+アレンジ
・ポン酢+油 → 簡単和風
・めんつゆ+トマト+油 → 夏にぴったり
アレンジソース例:
・グリビッシュ(ゆで卵・ケイパー・パセリ)→ 冷しゃぶや豚に合う
・ラヴィゴット(ミニトマト・きゅうり・紫玉ねぎ・セロリ・オリーブ)→ 魚のソテーや炙りマグロに合う
この日の放送では、ひとつの基本ソースを覚えることで何通りにも応用できる楽しさが伝わってきました。どれも特別な食材や手順は不要で、家庭で今日から真似できます。
ソース:
きょうの料理(NHK公式サイト)
この番組を見て思ったこと
番組を見ていてまず感じたのは、志麻さんが作るドレッシングの“万能感”でした。ソースヴィネグレットや青じそドレッシング、ごまドレッシングといった自家製の味が、それぞれ野菜、魚、肉、麺と自由自在に姿を変えていく様子は見ていてワクワクします。特別な道具や高価な食材は不要で、家にある調味料を少し組み合わせるだけなのに、仕上がりはまるでレストランの一皿のようでした。
レタス1玉だけで仕上げた基本のサラダは、盛りつけの工夫だけでこんなに見映えが変わるのかと驚きました。青じそドレッシングをまとった焼きあじは、香りと酸味のバランスが映像越しにも伝わってきて、夏にぴったりの爽やかさ。ごまドレッシングのサラダ風うどんは、冷たい麺にささ身と薬味をたっぷりのせることで、ボリューム感とさっぱり感の両方を楽しめる一品でした。
そして圧巻だったのは、チキンソテーとロースト野菜にかけるソースヴィネグレット。マスタードの酸味と香りが、焼き野菜と鶏肉を引き立て、見ているだけで食欲をそそります。志麻さんが紹介していた「酢・油・塩」の基本比率や、和風やタイ風などのアレンジ例は、メモを取りながら何度も試したくなる内容でした。
この日の放送は、ドレッシングという脇役のイメージを覆し、むしろ主役にもなれる存在感を教えてくれる時間でした。明日からの献立作りがぐっと楽しくなる、そんなヒントが詰まった回だったと思います。
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