ちいかわの青いリボンのクッキー|瀬戸康史が作る優しさと可愛さが詰まった贈り物スイーツ
2025年5月12日(月)に放送されたNHKの『グレーテルのかまど』では、人気キャラクター「ちいかわ」の世界から生まれたスイーツ「青いリボンのクッキー」が紹介されました。今回の主人公は、ちいかわが大切な友達・ハチワレに贈った猫型のクッキー。そのクッキーには、見た目のかわいらしさはもちろん、やさしい気持ちや思いやりがぎゅっと込められています。番組では俳優の瀬戸康史さんがこのクッキーを本格的なレシピで再現。さらに、アレンジとしてヌガーグラッセという冷たいアイスのようなスイーツをサンドする形で進化させ、見た目も味も満点の仕上がりとなっていました。
ちいかわの世界と“青いリボンのクッキー”の意味
「ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)」は、SNS発の人気キャラクターで、現在はアニメでも多くのファンを魅了しています。主人公であるちいかわは、感受性豊かで少し泣き虫なところもありますが、いつも他人に思いやりを忘れない存在です。そんなちいかわが、仲良しのハチワレにプレゼントしたのが“青いリボンを結んだクッキー”。これはただのかわいいクッキーではなく、友情の証として描かれる大切なアイテムです。
クッキーは、ハチワレの顔に似せて作られており、青いリボンがきゅっと結ばれているのが特徴です。プレゼントとしてのやさしい気持ちが込められたこのクッキーが、ちいかわたちの関係にどんな影響を与えるのか、物語の中ではちょっとしたドラマも巻き起こります。シュールで不思議な要素が混じるちいかわの世界観の中で、心がじんわりあたたまる瞬間を象徴するスイーツとして、このクッキーが取り上げられるのはとても意味深いことです。
ヘンゼルが挑むのはアーモンドプードル入りの香ばしい本格クッキー
今回の放送では、番組ホストのヘンゼルこと瀬戸康史さんが、アーモンドプードルを使った香り高いクッキー作りに挑戦します。アーモンドプードルは、粉状にしたアーモンドで、焼き上げたときに香ばしく、ほどよいコクとしっとり感を与えてくれます。お店で売っているような仕上がりになるので、おうちで手作りする時にもおすすめの材料です。
クッキーづくりの過程では、
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生地を寝かせることで食感を整える
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しっかりと焼き色をつけて香ばしさを引き出す
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リボンで結ぶ部分は焦げないよう工夫して焼き上げる
といった丁寧な工程が紹介される見込みです。ちいかわの物語に登場する優しさと誠実さを、お菓子づくりのひとつひとつの所作で表現するのが、この番組の魅力です。
また、今回のクッキーは単なる焼き菓子にとどまらず、見た目にも「かわいく」仕上げることが重視されています。ハチワレの顔型にするという遊び心と、青いリボンをあしらう繊細さが、ちいかわらしい世界観を感じさせてくれます。
オリジナルアレンジ!クッキーアイスサンドにも挑戦
さらにヘンゼルは、完成したクッキーにアイスクリームをサンドしてアレンジスイーツを披露する予定です。これは番組オリジナルの試みで、冷たいアイスと香ばしいクッキーの組み合わせは、見た目のかわいさだけでなく、食感や味のコントラストも楽しめる一品です。
サンドするアイスの種類や工夫次第で、さまざまなバリエーションが広がります。例えば、
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バニラでシンプルにまとめる
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ベリー系アイスで甘酸っぱく
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ピスタチオや抹茶で大人向けに
といったように、自分だけの“ちいかわ風スイーツ”が楽しめるのもポイントです。ちょっと特別な日のおやつや、プレゼントにしても喜ばれることでしょう。
クッキー生地の材料(1人分)
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無塩バター:80g
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グラニュー糖:55g
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塩:0.4g
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全卵:15g
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アーモンドパウダー:15g
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薄力粉:125g
ヌガーグラッセ(アイス)の材料
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卵白:30g(Mサイズ約3個分)
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はちみつ:50g
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生クリーム(乳脂肪分47%):175g
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食用色素(青):適量
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ピスタチオ:15g
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アーモンド:40g
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ドライクランベリー:15g
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ドライレーズン:15g
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オレンジピール:15g
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キルシュ酒:25ml
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粉ゼラチン:1.5g
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水:9ml
クッキーの作り方
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バターは室温にもどしておき、アーモンドパウダーと薄力粉はふるっておきます。オーブンは150℃に予熱しておきます。
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バターを泡立て器でなめらかになるまで混ぜ、グラニュー糖・塩を加えてさらに混ぜます。
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全卵を加え、さらに泡立て器でしっかり混ぜます。
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アーモンドパウダーを加え、よくなじませてから薄力粉を加え、カード(スケッパー)で切るように混ぜます。
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全体がまとまったら、カードで生地を押さえながら一つにまとめます。
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オーブンペーパーで生地をはさみ、麺棒で厚さ5mmにのばし、冷蔵庫で1時間以上冷やします。
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生地がしっかり冷えたら、猫型で抜き、目は口金か竹串で抜きます。
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天板に並べて150℃で15~20分焼き、ふちがほんのり茶色くなったら焼き上がりです。冷めたら取り出します。
ヌガーグラッセ(アイス)の作り方
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アーモンドは170℃でローストしてから刻みます。ピスタチオも同様に刻みます。
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クランベリー、レーズン、オレンジピールは細かく刻み、キルシュ酒に漬けます。
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生クリームは氷水を当てながらやわらかく泡立て、食用色素(青)を加えて淡いブルーにします。
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粉ゼラチンは水と合わせてふやかしておき、使用前に湯せんで溶かします。
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卵白を泡立て器で泡立てておきます。
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はちみつを125℃まで煮詰めたら、泡立てた卵白に糸状に流し込み、泡立て器で混ぜながら合わせます。
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溶かしたゼラチンを加えて混ぜ、さらにハンドミキサーで粗熱がとれるまで泡立てます。
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それを3のクリームに加えて泡立て器で混ぜ、準備しておいたナッツとドライフルーツを加えゴムべらで丁寧に混ぜます。
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オーブンペーパーではさみ、麺棒で1.5cm厚にのばし、冷凍庫でしっかり凍らせます。
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凍った状態で猫型で抜きます。やわらかい場合はさらに冷凍庫で冷やしてください。
仕上げと保存のコツ
猫型に抜いたヌガーグラッセを、冷ましたクッキーでそっと挟んだら完成です。青いリボンを添えてラッピングすれば、ちいかわがハチワレに贈ったような「思いやりの贈り物」が再現できます。
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クッキーは乾燥剤を入れて常温保存で1週間以内に。
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ヌガーグラッセは冷凍庫で保存し、3日以内に食べきるのがおすすめです。
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アイスサンドにしたら、すぐに冷凍庫に戻しておくと、形もくずれず見た目もきれいです。
お菓子を通じて伝わる気持ち
今回のレシピは、単なるクッキーやアイスではなく、「人に思いを伝える手段としてのスイーツ」でした。ちいかわがハチワレのために用意したクッキーのように、誰かを思って作ることで、その気持ちが自然と伝わっていきます。アーモンドの風味、フルーツの甘酸っぱさ、やさしい色合い、全部が相手への気遣いにつながっているような一品です。
家族へのプレゼントや、誕生日、ありがとうの気持ちを伝えたいときにもぴったりのレシピ。番組で瀬戸康史さんが見せてくれたように、丁寧に作ることそのものが大切な時間になります。
再放送やレシピページで材料や手順を確認しながら、ぜひおうちで試してみてください。ちいかわの世界をお菓子で体験できる、心あたたまるスイーツづくりです。
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