新しょうが活用レシピ4選!甘酢漬け・みそ漬け・混ぜずし・やたら
2025年5月19日(月)放送のNHK『きょうの料理』では、料理研究家・横山タカ子さんによる「新しょうが」をテーマにした特集が行われました。初夏に旬を迎える新しょうがを、保存がきくおかずやご飯のお供、アレンジ料理として家庭で楽しめる4品のレシピが紹介されました。香り高く爽やかな辛みが特徴の新しょうがは、ちょっとした一工夫で毎日の食卓をぐっと豊かにしてくれます。今回は、紹介された甘酢漬け(ガリ)・みそ漬け・混ぜずし・やたらの4品について、それぞれの作り方や活用ポイントを詳しくまとめました。どれも保存性が高く、作り置きしておくと便利なものばかりです。
新しょうがの甘酢漬け(ガリ)
初夏の香りを楽しめる代表的な保存食「ガリ」。お寿司に添えるだけでなく、刻んで和え物にしたり、混ぜご飯に使ったりと活用範囲が広いのも魅力です。
材料(作りやすい量)
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新しょうが:500g
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A
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酢:カップ3/4
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てんさい糖または砂糖:大さじ6
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塩:大さじ1
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昆布(10cm四方):1枚
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水:カップ1と1/2(昆布だし用)
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塩(ゆで後用):小さじ1
作り方
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昆布と水を鍋に入れて30分間浸しておく
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新しょうがはたわしで洗い、水けを拭いて薄切りにする
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ボウルにA(酢・砂糖・塩)を入れて混ぜておく
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新しょうがを熱湯で1分ゆでてざるに上げる
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塩小さじ1をふり、粗熱が取れるまで置く
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昆布入りの鍋を中火にかけて沸騰したら火を止め、昆布を取り出して1cm四方に切る
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昆布だしカップ1と刻んだ昆布を③のボウルに加える
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粗熱を取ったしょうがの水けを絞って加える
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保存容器に移し、冷蔵庫で一晩(8時間以上)漬ける
保存の目安:冷蔵庫で約3か月
新しょうがのみそ漬け
甘酢とは違い、コクのある味わいが楽しめるみそ漬け。ご飯はもちろん、お酒のつまみとしても重宝します。炒め物や煮物、汁物にもアレンジ可能です。
材料(作りやすい分量)
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新しょうが:500g
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塩:10g(しょうがの重量の2%)
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みそ床
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みそ:1kg
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砂糖:100g
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作り方
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新しょうがをたわしで洗って水けを拭き、大きければ5〜6等分に切る
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ボウルに入れ、塩を全体にまぶしてラップをかけ、冷蔵庫で一晩置く
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別のボウルにみそと砂糖を入れて混ぜ、保存容器に移してみそ床を作る
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一晩おいたしょうがの水けを拭き取り、みそ床に漬ける
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冷蔵庫で一晩置く
保存の目安:冷蔵庫で約3か月
ガリと干物の混ぜずし
甘酢漬けを活かしたアレンジレシピ。炊き込みご飯に混ぜるだけで、さっぱりした混ぜずしに早変わりします。木の芽などで香りを加えるのもおすすめです。
材料(2〜3人分)
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新しょうがの甘酢漬け:50g(飾り用は適宜)
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米:360ml(2合)
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あじの干物(大):1枚(150g)
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青じそ:5枚
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A
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酢:大さじ4
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砂糖:大さじ1
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塩:小さじ1
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作り方
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米は洗ってざるに上げ、炊飯器の内釜に入れて2合分の水を注ぐ
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あじの干物をのせて炊飯する
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新しょうがの甘酢漬けは軽く汁気を切ってせん切り、青じそもせん切りにする
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Aを混ぜてすし酢を作る
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炊き上がったご飯からあじを取り出し、骨を取って身を軽くほぐす
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ご飯を盤台に移してAを回しかけ、しゃもじで切るように混ぜる
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あじの身としょうがを加えてさっくり混ぜ、粗熱を取る
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器に盛り、青じそとしょうがを飾る
やたら
信州北部に伝わる郷土料理「やたら」を現代風にアレンジした一品。みじん切りにした夏野菜とみそ漬けしょうがを和えるだけで、調味料いらずの万能副菜が完成します。
材料(つくりやすい分量)
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新しょうがのみそ漬け:80g
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なす:1個(80g)
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きゅうり:1本(100g)
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みょうが:3個(50g)
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ご飯(温かいもの):適宜
作り方
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しょうがはみそごとみじん切りにする
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なす、きゅうり、みょうがもそれぞれみじん切りにする
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すべてをボウルに入れて混ぜ合わせる
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ご飯や豆腐、冷やし麺などにかけていただく
今回の放送では、保存がきいて季節の香りを長く楽しめる「甘酢漬け」と「みそ漬け」の基本から、それらを使った応用レシピまで幅広く紹介されました。どのレシピも日々の食卓で使いやすく、体にもやさしい仕上がりです。旬の新しょうがを使って、手仕事の楽しさを味わってみてはいかがでしょうか。
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