Eテレ【チョイス＠病気になったとき】インプラント・ブリッジ・入れ歯どれを選ぶ？自分に合った義歯治療を解説｜2025年7月6日

歯を失ったときの義歯治療入れ歯・ブリッジ・インプラントとは？｜2025年7月6日放送予定

歯を失ったときの義歯治療入れ歯・ブリッジ・インプラントとは？｜2025年7月6日放送予定

歯を失ったとき、どんな治療方法があるのか知っていますか？歯は食事や会話、見た目にも大きく関わる大切な部分です。そんなときに役立つのが「義歯」と呼ばれる治療です。2025年7月6日（日）19:00からNHK Eテレで放送される【チョイス＠病気になったとき】では、入れ歯・ブリッジ・インプラントの違いや、それぞれのメリット・デメリット、費用についてわかりやすく紹介してくれます。キャスターは八嶋智人さんと大和田美帆さん、講師には東京科学大学の金澤学教授が出演します。

歯を失ってしまった方や、今後のために知っておきたい方にとってとても参考になる内容です。

入れ歯（義歯）とは

入れ歯は、歯が抜けた部分に人工の歯を装着する治療方法です。部分入れ歯と総入れ歯があり、保険適用で比較的安く治療できるのが特徴です。短期間で製作でき、取り外して洗えるのでお手入れもしやすいです。最近は見た目や装着感が良くなった入れ歯も増えています。

ただし、噛む力は天然の歯に比べて20～25％程度と弱めです。また、金属のバネが目立ったり、違和感が出たりすることもあります。さらに、歯茎や顎の骨が痩せやすいため、数年ごとに作り直しが必要です。

【入れ歯の費用目安】

種類	費用相場（3割負担）
部分入れ歯	5,000円～15,000円
総入れ歯（保険）	約15,000円
総入れ歯（自費）	数十万円～百万円弱

ブリッジとは

ブリッジは、失った歯の両隣の健康な歯を削り、そこを支えにして人工の歯を固定する治療法です。固定式なので違和感が少なく、見た目も自然で、噛む力も**天然歯の約60％**と安定しています。保険適用も可能で、治療期間も短めです。

ただし、両隣の健康な歯を削る必要があり、その歯に負担がかかるのがデメリットです。将来的に健康な歯の寿命を縮める可能性もあるため注意が必要です。

【ブリッジの費用目安】

種類	費用相場（3割負担）
保険適用のブリッジ	20,000円～30,000円

インプラントとは

インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。見た目も天然歯に近く、噛む力は約90％以上ととても高いのが魅力です。周囲の歯に負担をかけず、骨が痩せるのを防ぐ効果もあります。

ただし、インプラントは外科手術が必要で、治療期間が数ヶ月から1年程度と長めです。保険適用外なので費用が高額で、全額自己負担になります。また、骨の量が足りなかったり、糖尿病や高血圧などの持病があると治療ができない場合もあります。さらに、定期的なメンテナンスも必要です。

【インプラントの費用目安】

種類	費用相場
インプラント1本	30万円～50万円
オールオン4（片顎4本固定）	200万円～400万円

義歯治療の比較表

特徴	入れ歯	ブリッジ	インプラント
噛む力	天然歯の20％前後	約60％	約90％以上
見た目	バネが目立つことも	素材次第で自然に近い	天然歯とほぼ同じ
治療費	最安（数千円～数十万）	中価格（数万円）	高額（数十万～数百万円）
治療期間	約1～2ヶ月	約1～2ヶ月	数ヶ月～1年
他の歯への影響	バネで負担がかかる	健康な歯を削る必要あり	負担なし
骨への影響	骨が痩せやすい	骨が痩せやすい	骨の痩せ防止に有利