鹿児島・霧島市へ!「NHKのど自慢」特別便に密着
2025年7月10日放送の「ひむバス!」では、バナナマン日村勇紀さんが運転手となり、鹿児島県霧島市で行われる「NHKのど自慢」公開生放送に向けた出場者たちの送迎を担当しました。今回は番組初の試みとして、バスガイドが不在。その役を務めたのは、アナウンサーの廣瀬智美さん。彼女はバスガイドでありながら、依頼人でもあるという特別な回となりました。
次回の【ひむバス!(27)】NHKのど自慢スペシャル送迎便・後編|親子出場と92歳に届ける「手紙」…感動のステージ裏に密着|2025年7月17日放送
予選会に密着!900組から本選出場の20組が決定
ひむバスは、のど自慢の本番前日に行われた予選会を取材するため、鹿児島県霧島市の霧島市民会館に到着しました。会場には、全国からの応募900件以上の中から選ばれた約200組の出場者が集まりました。予選では、出場者たちが本選を目指して次々とステージに立ち、真剣な表情で歌を披露していきます。
・応募総数:約900組
・予選出場者:約200組
・予選時間:およそ5時間半
・審査担当:NHK地元放送局と音楽番組スタッフ
出場者の中には、今回のゲストである由紀さおりさんの楽曲「手紙」を選ぶ人も多く、その人気ぶりがうかがえました。ステージでは、ジャンルや年齢もさまざまな参加者が、それぞれの思いを込めて一曲一曲を大切に歌い上げます。審査は、歌唱力や表現力など多角的な視点から行われ、時間をかけて丁寧に進められていきました。
本選に出場できるのは、その中のわずか20組程度。応募数と比べると、非常に狭き門です。会場には緊張感が漂う一方で、歌い終えた人たちの達成感や、ほっとしたような表情も見られました。5時間半におよぶ長丁場の審査がすべて終了し、ついに出場者が決定。選ばれた方々には拍手が送られ、喜びと感動の空気が広がりました。
予選の最後には、日村勇紀さんがステージに呼ばれ、番組のシンボルでもある「鐘」を鳴らすという特別な場面もありました。この鐘の音は、合格の喜びを象徴するだけでなく、観客や出場者たちの心にも響く瞬間となりました。舞台裏では廣瀬智美アナウンサーも見守り、全員が一つの舞台に向かって進む姿が印象的でした。予選会は、歌だけでなく、そこに集まる人たちの情熱や努力も強く感じられる一日でした。
夢の本選へ!喜びの送迎スタート
本選当日、出場者たちは朝早くから行動を開始し、午前7時45分に会場入りが予定されていました。日村さんは、ひむバスの運転手として出場者を一組ずつ迎えに行きます。最初にバスへ乗車してきたのは、これまで何度も予選に挑戦してきた篠原さん親子。今回ようやく本選出場の切符を手にした彼らは、新沼謙治さんの「左官職人 こね太郎」を選曲し、長年の思いを歌に込めて本番に臨みます。
続いて乗車してきたのは、市吉小春さん。彼女は今回のゲストである由紀さおりさんの代表曲「手紙」を選びました。その理由は、大好きなおばあちゃんに歌を届けたいという純粋な想いから。本選への出場が決まったとき、家族や周囲からは喜びの声があがり、小春さん自身も感動で胸がいっぱいになったとのことです。
そして次にひむバスに乗ってきたのは、地元のママ友4人組。彼女たちはMAXの「Ride on time」で予選を突破し、本選出場が決定しました。バスの中では、まるでライブ会場のように盛り上がり、自然とカラオケタイムがスタート。仲間同士の明るいやり取りと歌声が、朝の車内を元気に彩ります。
・会場入り時刻:午前7時45分
・送迎人数:複数グループ(親子・ソロ・グループ)
・歌唱曲:
- 左官職人 こね太郎(篠原さん親子)
- 手紙(市吉小春さん)
- Ride on time(ママ友4人組)
日村さんは、それぞれの出場者と丁寧に向き合いながら、無事全員を会場まで送り届けました。どの人も「夢の舞台」へ向かう緊張と期待を胸にバスに乗り、会場へ向かうその道のりは、ただの移動ではなく大切な時間となっていました。出場者たちの顔には笑顔があふれ、本番に向けての気持ちも一つに。ひむバスは、ただのバスではなく、出場者の想いを乗せた特別な舞台裏の主役でもありました。
次回の【ひむバス!(27)】NHKのど自慢スペシャル送迎便・後編|親子出場と92歳に届ける「手紙」…感動のステージ裏に密着|2025年7月17日放送
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