音楽の町・郡山で広がる歌の旅「せいやのたびカラ」第3弾
カラオケが好き、音楽が好き、そして旅の中で生まれる人との出会いが好き。そんなあなたにぴったりの番組が霜降り明星・せいやが旅する「せいやのたびカラ」です。今回の舞台は福島県郡山市。音楽の町として知られる郡山で、地元の人々や高校生、旅館の仲居さんまでが歌声を響かせ、町全体がまるでステージのようになりました。この記事を読むことで、放送を見逃した人でも番組の内容を丸ごと楽しめるだけでなく、郡山の音楽文化や人々の思いを知ることができます。
名門・安積黎明高校コーラス部が歌い継ぐ「瑠璃色の地球」
郡山といえば、音楽に力を入れている町として有名です。その象徴ともいえるのが福島県立安積黎明高等学校。全国的にも名高いコーラス部は、なんと全日本合唱コンクールで35回連続金賞受賞という驚きの実績を誇ります。せいやとけんとを迎えてくれた部員たちが披露したのは、松田聖子「瑠璃色の地球」。1986年に発表された楽曲ですが、30年以上にわたって歌い継がれ、今なお人々を魅了し続けています。澄んだハーモニーが校舎に響き渡る様子は、まさに“音楽の町”を象徴する場面でした。
さらに、顧問の先生が推薦するデュオとして村上朝飛さん(17)と宗形怜さん(17)が登場。カラオケカーで披露したのはコブクロ「桜」。切なさと力強さをあわせ持つ歌声に、せいやも感嘆の表情を浮かべていました。若者が大切な時間を音楽と共に過ごしていることが伝わり、視聴者にとっても心に残る場面となりました。
仲間を思い浮かべて歌う「風のゆくえ」
コーラス部の塚田華未さん(17)は、友情を胸にAdo「風のゆくえ」を披露しました。『ONE PIECE FILM RED』の挿入歌としても有名なこの曲。彼女は郡山に住む友達や、大分にいる友達のことを思いながら歌ったと語り、その純粋な気持ちが視聴者の胸を打ちました。カラオケカーという小さなステージが、友達へのエールを届ける大きな舞台へと変わった瞬間でした。
ゲスト・こっちのけんとが歌う青春の記憶
今回の旅のパートナーであるこっちのけんとも、自分の音楽の思い出を披露しました。選んだのは桑田佳祐「明日晴れるかな」。学生時代に支えとなった曲だと語り、心を込めて歌う姿は視聴者にとっても懐かしさや励ましを感じさせました。その後、町の人の歌や思いに触れたけんとは、再び中島みゆき「糸」を熱唱。「人と人のつながり」を歌うこの曲は、番組全体のテーマを象徴する選曲となりました。
郡山の人々がつなぐ歌のバトン
旅の魅力は、地元の人との偶然の出会いにあります。観光物産館で出会った池田朝喜さん(59)は、両親が大好きだったという高橋真梨子「桃色吐息」を披露。曲の一つひとつのフレーズに思い出が重なり、人生の一部として歌が存在していることを感じさせました。
さらに、旅館の仲居さんである伊藤彩花さん(27)と飯田梨桜さん(22)は、岩崎良美「タッチ」を元気いっぱいに熱唱。宴会の場を盛り上げる定番曲ですが、職場仲間と共に歌う姿には自然な笑顔と一体感があふれていました。町の日常に音楽が根付いていることが伝わり、観ている側まで思わず口ずさみたくなるシーンでした。
せいやが自由に歌う、そして最後を飾る一曲
主役のせいやは、自分が「ただ歌いたかった」と語りながら槇原敬之「もう恋なんてしない」を披露。照れ笑いしながら歌う姿は、等身大の彼そのもので、観ている人に親しみやすさを感じさせました。
そして最後に、ロケ前から「この曲で締めたい」と決めていたという西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」を歌唱。郡山出身の西田敏行の代表曲を、郡山の町で披露することは、せいやにとっても意味深い時間だったでしょう。感謝の気持ちを込めた歌声が、旅の締めくくりにふさわしい余韻を残しました。
まとめ:音楽は町と人をつなぐ架け橋
この記事のポイントは以下の3つです。
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安積黎明高校コーラス部の歌声は、郡山が「音楽の町」と呼ばれる理由を示す象徴的な場面だった
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町の人々の思い出や人生が、名曲を通して語られ、音楽の力を再認識できた
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せいやとこっちのけんとが歌を通して人とふれあい、笑顔と感動を生み出した旅となった
「せいやのたびカラ」は、単なるカラオケ番組ではなく、音楽を介して人と町を深く結びつける旅番組です。郡山の街並みとともに響いた歌の数々は、視聴者の心にも強く残ったはずです。
次回の放送では、どの町で、どんな歌と人との出会いが待っているのでしょうか。歌を通じた新しい旅に期待が膨らみます。
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