記事内には、広告が含まれています。

NHK【あさイチ】秋だグルメだ!山形の芋煮&玉こんにゃくSP|幻の甚五右ヱ門芋とタピオカ風ドリンクの秘密|2025年10月30日

あさイチ
メール購読のご案内

いつも「気になるNHK」をご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、NHKの番組紹介や見どころ、新着情報などをいち早くお届けしています。

スポンサーリンク

秋の味覚が集結!山形の芋煮&玉こんにゃくSP

秋の訪れとともに、心も体も温まる「芋煮」と「玉こんにゃく」。この2つの名物を抜きにして山形の秋は語れません。2025年10月30日放送の『あさイチ』(NHK総合・午前8時15分〜)では、俳優の眞島秀和さんとタレントのYOUさんをゲストに迎え、山形の秋の味覚をたっぷり紹介しました。進行はおなじみ鈴木奈穂子アナ、博多華丸・大吉のお二人。秋の山形に根付いた“食の祭典”を、笑いと驚きに包まれながら掘り下げていきました。この記事では、すべてのエピソードを丁寧にまとめながら、山形の人々がどれほど芋煮と玉こんにゃくを愛しているのかを詳しく紹介します。

眞島秀和さんのふるさと・山形へ!秋のごちそう大集合

今回の特集「愛でたいnippon」は、眞島秀和さんのふるさと・山形県が舞台。山形といえば秋の風物詩「芋煮会」。毎年9月〜10月にかけて、県内各地の河川敷で“鍋パーティー”のような芋煮会が行われます。なかでも最大規模を誇るのが、山形市の馬見ヶ崎川で行われる「日本一の芋煮会フェスティバル」。巨大な鍋とクレーンを使い、約3万食の芋煮を振る舞う迫力満点のイベントです。
眞島さんは「芋煮会は山形ではバーベキューに近い感覚なんです」と説明。地元のスーパーでは、芋煮会用の“特設コーナー”が登場し、鍋・敷物・トングなどを無料で貸し出す「芋煮会セット」まで用意されています。さらに「芋煮会指数」という天気情報が毎日地元紙に掲載され、県民はその日の“芋煮日和”を確認してから出かけるほど。まさに山形全体が秋を味わう一大ムーブメントとなっています。

7時間密着!山形県民の情熱が生む“芋煮会の一日”

番組は、10月4日に行われた芋煮会の現場を密着取材。朝5時の時点で、すでに河川敷には準備を始めるグループの姿が。中には前日朝8時から場所取りをしていた人もいたそうです。取材班が見たのは、芋煮へのこだわりが詰まった多彩なスタイル。
例えば、「こんにゃくは手でちぎるのが一番味が染みる」と信じるグループや、食べ終わった鍋にカレー粉とうどんを加え“芋煮カレーうどん”に進化させるチームなど。芋煮はレシピひとつとっても、家庭や仲間ごとに流儀があり、それぞれが“我が家の味”を持っています。
YOUさんはその光景を見て、「山形は朝から準備して昼に食べて、夕方には片づけて帰る。東京はだらだらしちゃうけど、山形のテンポ感は気持ちいい」と感心。明治36年(1903年)に撮影された、馬見ヶ崎川の同じ場所で芋煮会をしている写真も紹介され、100年以上続く伝統の深さが伝わりました。
ただし、近年はクマの出没も増えており、食べ残しを放置しないよう山形市が「ごみ放置禁止」の看板を設置するなど、安全対策にも力を入れていると紹介されました。

“芋煮の命”を支える里芋職人たち

次に紹介されたのは、芋煮の主役である里芋。取材班が訪ねたのは、山形市近郊で里芋を専門に栽培する佐藤卓弥さん。彼が育てる「土垂(どだれ)芋」は、粘りと滑らかさ、そして味の深みが特徴で、日本一の芋煮会フェスティバルで使用される3.2トンのうち、なんと半分近くをこの佐藤さんが生産しています。
佐藤さんは「芋煮は、ただの料理じゃなくて“人と人をつなぐ行事”なんです」と語り、畑にもその想いを込めています。上空から見ると絵柄が浮かび上がる「地上絵畑」を作り、豊作祈願の“地上のアート”として注目を集めました。描かれたのは日本の神様・大黒様から、インドの神様まで。その投稿を見たインドの僧侶がSNSで反応し、現地で「カレー風味の芋煮」を振る舞う国際交流にも発展したそうです。
さらに、同じく山形の農家で20代目を継ぐ佐藤春樹さんは、幻の在来種「甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)」を守り続けています。祖母の代までは自家消費分の20株しか作らなかったほど貴重な品種で、寒さに弱く、一定の温度管理が必要なため、10℃以上を保つヒーターを使って保存。食感はまるで「つきたての餅」のようだと評され、スタジオで試食した博多大吉さんも「もう餅に近いですね」と驚きを隠せませんでした。
芋煮に欠かせない里芋が、こうした職人の情熱と努力によって支えられていることが伝わる場面でした。

進化を続けるもう一つの名物「玉こんにゃく」

山形のもう一つの顔といえば玉こんにゃく。街の祭りや駅前の屋台で必ず見かける、甘辛い香りが食欲をそそる定番グルメです。番組ではその玉こんにゃくが新たな進化を遂げていることを紹介。
喫茶店では、なんと「タピオカ風玉こんにゃくドリンク」が登場。極小サイズの玉こんにゃくを甘く味つけし、ミルクティーなどに入れて楽しむ若者が増えているそうです。
また、玉こんにゃく発祥の会社の創業者長谷川松四郎氏が考案した「串刺しスタイル」は、明治20年ごろ、みたらし団子をヒントに「串に刺せば食べやすい」との発想から生まれたといいます。さらに、山形県南陽市の熊野大社では、うさぎの形をした「うさこん」が人気。考案した沼田晶子さんは、「若い人たちが地元を離れていく現状を変えたい」との思いから開発したと語りました。地元愛から生まれたアイデア商品はSNSでも注目を集め、地域再生のシンボルとして広がりを見せています。
山形市のこんにゃく消費額は全国トップで、2位の地域に比べて1.5倍の差。まさに「こんにゃく王国」。眞島秀和さんも「玉こんにゃくを見かけたら必ず買う」と笑顔で語っていました。

山形の食文化が伝える“人と人のつながり”

今回の放送を通して感じられたのは、山形の食が単なる“ごちそう”ではなく、“人をつなぐ文化”であるということ。芋煮も玉こんにゃくも、家族や仲間と過ごす時間の中に根づいており、その味わいには郷土の歴史と人の温もりが詰まっています。
番組後半では、視聴者から「神奈川出身の私にとって、山形出身の夫の芋煮への情熱はすごい!」といった声も紹介され、全国から山形の食文化に共感が寄せられました。YOUさんの素直なリアクションや眞島秀和さんの地元愛あふれるコメントも、番組を一層温かい雰囲気にしていました。

まとめ

この記事のポイントは次の3つです。
・芋煮会は100年以上続く山形の秋の伝統行事。新聞には「芋煮会天気情報」まで掲載されるほどの熱狂ぶり
・主役の里芋は農家の努力の結晶。「土垂芋」や「甚五右ヱ門芋」は味・食感ともに別格
・玉こんにゃくは古き良き屋台グルメからタピオカ風ドリンクまで進化。地域の新しい魅力を発信中

山形の秋は、自然の恵みと人の絆が詰まった味覚の季節。河川敷での鍋の湯気、甘辛いタレの香り、そして笑い声。そのすべてが「食を通じた幸せ」を教えてくれる風景でした。


気になるNHKをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました