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NHK【きょうの料理】高城順子の新ごぼう×しらす柳川風&旬の初夏おかずまとめ|5月13日放送

きょうの料理

春の香りたっぷり!高城順子さん直伝「新ごぼうとしらすの柳川風」&旬の初夏おかず2品

2025年5月13日(火)に放送されたNHK『きょうの料理』では、特集「わたしのイチオシ初夏ごはん」の2日目が放送されました。今回登場したのは、長年にわたり家庭料理の魅力を多くの人に届けてきたベテラン料理研究家・高城順子さんです。番組では、初夏になると高城さんが毎年欠かさず作るという、旬の食材を使った3つの家庭料理が紹介されました。メインに登場したのは「新ごぼうとしらすの柳川風」。春から初夏にかけて旬を迎える香り豊かな新ごぼうと、うま味がぎゅっと詰まったしらす干しを使った、手軽に作れてごはんが進む絶品料理です。

さらに、シャキッとしたスナップえんどうが主役の「スナップえんどうと牛肉のオイスターソース炒め」、そしてやさしい味のクリームソースが魅力の「アスパラのかにクリームソース」も登場しました。いずれも、季節感を大切にしつつ、手軽さと味の良さを両立した家庭向けレシピとなっており、春から初夏の食卓を彩るヒントがたくさん詰まっています。

新ごぼうとしらすの柳川風

「柳川風」とは、もともとどじょうとごぼうを甘辛く煮て卵でとじる、江戸の伝統料理「柳川鍋」のことですが、今回はそれを家庭でも作りやすいようにアレンジした一品です。どじょうの代わりに使われるのがしらす干し。しらすは火の通りが早く、下処理も不要なので、忙しい日にも手軽に調理できます。

高城順子さんが愛してやまないという新ごぼうは、春から初夏がまさに旬。やわらかく香りも良いこの時期のごぼうは、煮ても炒めてもおいしく、柳川風にすることでさらに持ち味が引き立ちます。調味料はとてもシンプルですが、だしのうま味としらすの塩気が合わさることで、深い味わいが生まれます。ふんわりとした卵と、みつばの香りが全体をやさしくまとめ、食欲をそそる一皿です。

●材料(2人分)

  • 新ごぼう…1/2本(約80g)

  • しらす干し…50g

  • みつば…1/2ワ(仕上げ用の葉先を少し取り分けておく)

  • 溶き卵…2個分

●A(割り下)

  • だし…カップ1

  • しょうゆ…小さじ1

  • 砂糖…小さじ1

  • みりん…小さじ1

  • 塩…2つまみ

※だしはかつおと昆布の合わせだしが理想ですが、市販の顆粒だしでも代用可能です。

●作り方

  1. 新ごぼうはたわしや包丁の背で軽く皮をこそげ取り、包丁またはスライサーでささがきにします。水に軽くさらしてアクを抜き、水けをよく切ります。

  2. みつばは根元を落とし、2〜3cmの長さに切ります。葉先は仕上げ用に少し取り分けておきます。

  3. フライパンにごぼうと【A】を入れて中火で5〜6分煮ます。やわらかくなったらしらす干しを加えて、軽く混ぜます。

  4. 溶き卵を細く全体に流し入れます。再び煮立ったらみつばを散らしてふたをし、火を止めて余熱で蒸らします。

  5. 卵が好みの固さに固まったら器に盛り、仕上げに葉先をのせて完成です。

※お好みで七味唐辛子やゆずの皮を少量添えると、香りに変化が出てより楽しめます。
※ごはんにのせて丼にするのもおすすめです。

スナップえんどうと牛肉のオイスターソース炒め

2品目は、スナップえんどうのシャキシャキ感と、オイスターソースのコクが絶妙に合わさった炒め物です。肉と野菜のバランスが良く、ごはんが進むおかずとしても人気があります。スナップえんどうは軽く下ゆでしておくことで、色合いも美しく、歯ざわりもアップします。

●材料(2人分)

  • スナップえんどう…100g

  • 牛切り落とし肉…160g

  • にんにく(薄切り)…1/2かけ分

  • サラダ油…大さじ1

●A(合わせ調味料)

  • 酒・オイスターソース…各大さじ1

  • しょうゆ…小さじ1/2強

●下味用

  • 酒・しょうゆ…各少々

●作り方

  1. スナップえんどうは筋を取り、塩を加えた湯でさっと堅めにゆでます。

  2. 牛肉は食べやすい大きさに切り、下味用の酒としょうゆをもみ込みます。

  3. Aの調味料をあらかじめ混ぜておきます。

  4. フライパンに油とにんにくを入れて中火で熱し、香りが立ったら牛肉を加えて炒めます。8割ほど火が通ったらスナップえんどうを加え、さっと炒め合わせます。

  5. 最後にAを加えて全体にからめ、つやが出るまで炒めて完成です。

※にんにくの香りでコクが増し、炒めすぎないことでスナップえんどうのシャキッと感が残ります。

アスパラのかにクリームソース

最後は、やわらかくゆでたアスパラガスに、かに風味の軽やかなクリームソースをかけた華やかな副菜です。見た目にも涼しげで、献立に彩りを添えてくれます。ヨーグルトベースのソースはさっぱりしていて、油っこくないのが特徴です。

●材料(2人分)

  • グリーンアスパラガス…6本(120g)

  • かにかまぼこ…60g

●A(ソース)

  • プレーンヨーグルト(無糖)…大さじ3

  • マヨネーズ…大さじ1

  • レモン汁…小さじ1/2

●B(ゆで汁)

  • 水…カップ1+1/2

  • ごま油…大さじ1/2

  • 顆粒チキンスープの素(中華風)…小さじ1

  • 塩・こしょう…各少々

●作り方

  1. アスパラガスは根元の堅い部分を除き、1/3程度皮をむいておきます。

  2. かにかまは軽く手で裂いておきます。

  3. Aの材料をよく混ぜて、ソースを作っておきます。

  4. フライパンにBを入れて強めの中火で沸かし、アスパラを並べて3~5分ゆでます。

  5. ゆでたアスパラをざるに上げて器に盛り、Aのソースをかけ、かにかまをのせて完成です。

どのメニューも旬の食材を生かしたシンプルなレシピで、食材の持つ味わいを大切にしています。高城順子さんの丁寧でやさしい料理は、日々の食卓に安心感と季節の豊かさを運んでくれます。今回の放送で紹介された3品、ぜひ一度ご家庭でお試しください。
放送の内容と異なる場合があります。

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