煮魚が苦手でも安心!梅煮風ゆでいわし&しょうが煮風ゆで鯛の簡単レシピ
2025年5月13日(火)にNHKで放送された『きょうの料理ビギナーズ』では、「このテクいただき!ひとり分レシピ」シリーズの第2弾として、「梅煮風ゆでいわし」と「しょうが煮風ゆで鯛」の2品が紹介されました。どちらも、煮魚が苦手な方や料理初心者に向けた、ゆでるだけでふっくら仕上がる失敗知らずの魚レシピです。煮魚というと火加減や味付けの難しさ、煮崩れのリスクなどで敬遠されがちですが、このレシピなら手順がシンプルで後片付けも楽。ひとり分で気軽に挑戦できる内容で、魚料理のハードルをぐっと下げてくれる放送となりました。
フライパンで簡単に!梅の香りが引き立つ「梅煮風ゆでいわし」
番組で最初に紹介されたのは、いわしを煮るのではなく、ゆでてから梅風味のたれをかける「梅煮風ゆでいわし」です。煮魚の定番として知られる梅煮ですが、このレシピはひと手間省いて調理の失敗を防ぎつつ、さっぱりとした風味とふっくらとした食感を両立。梅干しの塩気と酸味がいわしの臭みを消し、さらに食欲をそそる香りもプラスされます。
材料(1人分)
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いわし(頭と内臓を取ったもの):2匹分(約150g)
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梅干し(塩分15%のもの):1個(約15g)
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貝割れ菜:1/4パック
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【A】水:大さじ4、酒:大さじ2
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【B】いわしのゆで汁:大さじ6、砂糖:小さじ2、しょうゆ:小さじ1
作り方
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いわしは尾を切り、3等分にぶつ切りにします。貝割れ菜は根元を切り落としておきます。
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フライパンに約カップ3(深さ3cmほど)の水を入れて中火にかけ、沸騰したら火を止めて【A】の水と酒を加えて混ぜます。
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いわしを並べ、ごく弱火で6~7分間、沸騰させないように注意してゆでます。
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ゆで終わったら汁気をきり、いわしを器に盛ります。
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残ったゆで汁で貝割れ菜をさっとゆでて、いわしに添えます。
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別のボウルに【B】を入れ、梅干しは手でちぎって種ごと加えて混ぜ、たれを作ります。
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フライパンをきれいにしてたれを入れ、中火で煮立て、梅干しが崩れてきたところで火を止め、いわしにたれをかけて完成です。
梅干しの香りと甘辛いたれが絶妙にからみ、魚のうまみを引き立てながらもさっぱりと食べられる仕上がりになります。煮魚が苦手な人でも、きっと満足できる味わいです。
煮くずれしないから安心!しょうがの香りがきいた「しょうが煮風ゆで鯛」
次に登場したのは、たいの切り身をゆでて作る「しょうが煮風ゆで鯛」です。たいは身がやわらかく煮崩れしやすい魚ですが、こちらのレシピでもゆでることでふっくらと仕上がり、見た目もきれいに保てます。しょうがとねぎの香味を加えたたれがたいの淡白な味を引き締め、ご飯がすすむ和の一品になります。
材料(1人分)
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たい(切り身):1切れ(約100g)
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しょうが:1かけ(2mm幅の細切り)
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ねぎ:5cm(5mm幅の斜め切り)
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【A】水:大さじ4、酒:大さじ2
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【B】たいのゆで汁:大さじ5、しょうゆ:大さじ1、みりん:大さじ1、砂糖:大さじ1/2
作り方
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しょうがは細切り、ねぎは斜め切りにしておきます。
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フライパンに約カップ3の水(深さ3cm程度)を入れて中火で加熱。沸騰したら火を止めて【A】の水と酒を加えます。
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たいを加えたら、沸騰させないようにごく弱火で6~7分ゆでます。煮立たせないことがふっくら仕上げるポイントです。
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ゆであがったたいを器に盛りつけます。
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別のボウルに【B】の材料としょうが、ねぎを入れてたれを作ります。
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フライパンをきれいにしてたれを入れ、中火で煮立たせてから、たいにかければ完成です。
たいのやさしい味わいに、しょうがとねぎの香りがアクセントとなり、和食らしい上品な一皿に仕上がります。魚の種類を変えれば、アジやサケなどでも応用できる万能レシピです。
煮ないからこそ簡単!「ゆでてつくる魚料理」の安心感と手軽さ
2品ともに共通するのは、煮る代わりにゆでることで調理を簡単にし、初心者でも扱いやすくする工夫です。魚料理はおいしく仕上げるには技術が必要だと思われがちですが、この方法ならだれでも挑戦できます。さらに、ひとり分に特化しているから、食材のムダがなく、少ない調味料で味がしっかり決まるのも嬉しいポイントです。
・煮くずれしにくく、見た目が美しい
・火加減を気にせず、一定の仕上がりが保てる
・ひとり分なので調整が簡単、後片付けも楽
・香味野菜や梅干しで臭みが消え、魚が苦手でも食べやすい
料理初心者でも、これなら自信を持って魚料理にチャレンジできる内容となっていました。忙しい日でもサッと作れて、健康的で栄養もある魚料理を食卓に取り入れたい方に、ぴったりのレシピです。
放送の内容と異なる場合があります。
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