みんなの「○○やめました」“やめる”から始まる心と体のラクな生き方とは
2025年5月14日(水)の『あさイチ』では、「○○やめました」をテーマに、無理をせず、自分らしく生きるための“やめる”選択をした人々の実例が紹介されました。放送では、排水口のカバーや布団、年賀状、人付き合い、家事、SNSなど、日常の中の“当たり前”を見直し、「やめてよかった」と感じている人たちの声が取り上げられました。やめることで初めて気づける心の余裕や、家族との関係の変化、そして自分の本音との出会いが印象的な回でした。
やめたらラクになった!排水口カバー・布団・無理な買い物の話
番組の冒頭では、「やめたことで掃除や生活がラクになった」という視聴者の実体験がいくつか紹介されました。その中でも印象的だったのが、排水口のカバーをやめたことで掃除が驚くほど簡単になったという声です。カバーを外すことで汚れが見えるようになり、逆に清潔を保ちやすくなったという意見でした。
このような小さな“やめる”が、日々の負担を軽くする大きな効果を生むことが分かります。
また、布団の代わりに寝袋で暮らしている女性の実例も紹介されました。この女性は、2年前から寝袋生活を始め、布団を干したりカバーを替えたりといった手間から解放されたそうです。さらに興味深いのは、その生活スタイルが夫や帰省中の子どもたちにも広がっていることです。家族全員が寝袋で寝るようになり、コンパクトで扱いやすい寝具が家事をシンプルにしてくれるということを実感している様子でした。
・寝袋は洗濯や収納が簡単
・干すスペースも必要なく、管理がラク
・帰省した子どもたちも同じスタイルで馴染んでいる
さらに紹介されたのが、京都在住の49歳女性“ハリネズミさん”の買い物スタイルの変化です。彼女は以前、週に4回以上スーパーに通っていたそうですが、今ではそれを週末1回に限定。買い物の頻度を減らすことで、時間・お金・精神的な負担のすべてが軽くなったと感じているそうです。
・買い物のたびに余計なものを買ってしまう
・移動やレジ待ちで時間を消費
・毎回の出費で予算管理が難しかった
この習慣をやめたことで、「今日は1円も使わなかった」という日がうれしくなり、カレンダーにシールを貼る“達成感”の工夫も取り入れているとのことです。その結果、平日の時間にゆとりができ、これまで避けていた家計簿や日記を書くことも習慣化され、家族との時間や自分の気持ちと向き合う余裕も生まれたと語られていました。
・買い物に行かない日=お金を使わない日として視覚的に実感
・浮いた時間を使って、家計簿+日記を記録
・日記には家族の健康や日々の感謝も書き添える習慣ができた
また、少し食材が足りなくても「あるもので代用する」発想が自然と身につき、無理せずやりくりする暮らしの知恵も育っていった様子が描かれていました。やめたことで“我慢”ではなく、“工夫”が増え、シンプルだけど満たされた暮らしにつながっていることが感じられる内容でした。
「いい人」をやめたじゅんママさんの勇気ある選択
61歳のじゅんママさんは、長年「いい人」であろうと努力し、人に頼まれたら断らず、場の空気を読みながら我慢することを続けてきました。しかし、心のどこかで疲れや違和感を感じていたじゅんママさんは、ある日対話型AIに悩みを打ち明けたことが転機となりました。そのアドバイスを受けて、「断ることは悪いことではない」「もっと自分の気持ちを大切にしていい」と気づき、思い切って“いい人”をやめる選択をしたのです。
じゅんママさんは、それまで「相手をがっかりさせたくない」「嫌われたくない」という気持ちから、誘いを断ることができませんでした。しかし現在は、「今回は難しいです」といったシンプルな言葉で断るように心がけているとのこと。こうすることで、相手への礼儀は守りながらも、自分の気持ちや生活のリズムを優先できるようになりました。“いい人”から“自分を大切にする人”へと変わったじゅんママさんの行動は、多くの視聴者にとって共感と勇気を与えるものでした。
スタジオでは、精神科医のTomyさんが「やめます」と伝えるときの大切な考え方として、“アイ・メッセージ”を使うことを提案しました。これは、「あなたが○○だから私はこうする」ではなく、「私は○○と感じたので、こうしたい」という自分の感情を主語にした伝え方です。
たとえば、
-
「あなたが返事しないから、おやすみを言うのをやめます」
ではなく、 -
「返事がないと私がさみしいから、おやすみを言うのをやめます」
といった言い方に変えることで、相手を責めるのではなく、自分の気持ちを素直に伝えることができるといいます。
このような言い方をすることで、相手との関係を壊さずに自分の本音を伝えることが可能になり、衝突や誤解を避けながら距離を取るコミュニケーションが実現できると解説されました。
じゅんママさんの体験は、「いい人」をやめることは決して人間関係を壊すのではなく、自分自身を守るためのひとつの方法であることを教えてくれます。やさしさや思いやりを持ちつつも、自分の心の声に正直になることの大切さが丁寧に描かれたエピソードでした。
「いい妻・いい母」をやめたことで家族が変わった2人の女性
番組では、「いい妻」や「いい母」であろうと無理を重ねていた女性たちが、自分の気持ちと向き合い、“やめる”と決めたことで家族に大きな変化が生まれた実例が紹介されました。どちらも長年の習慣や役割から一歩踏み出したことで、家庭全体の空気が変わり始めた様子が描かれました。
1人目は、55歳の“けむりネコさん”。フルタイムの仕事をしながら、毎日夕食も作る生活に疲れを感じていた彼女は、あるとき「仕事がある日は夕食を作らない」と宣言しました。はじめは不安もあったものの、夫はその分を補おうとキッチンに立つようになり、やがて料理を覚えて日常的に作るようになったといいます。とくに唐揚げは、娘から「お父さんの唐揚げ、おいしい」と褒められるほどの完成度に。
役割の固定観念を手放したことで、夫が新しい役割を自然に引き受け、家庭のバランスが整っていったことがわかります。
・仕事のある日に夕食を作らないと決めた
・夫が料理に挑戦、唐揚げの腕前が上達
・家族全体で家事の負担を分かち合うように変化
2人目は、兵庫県姫路市の松尾由香里さん。彼女は長年、「良き妻」として、家事・育児に加えて義父の介護までを担ってきました。夫から頼まれたわけではなく、自分の中の「妻とはこうあるべき」という思い込みから、不満を口にせず、黙々と家のことを引き受けていたといいます。
しかしあるとき、その生活に疑問を持ち始め、「やめます」と夫に宣言。一つずつ手を引く決意をしたのです。
この宣言に最初は戸惑っていた夫も、やがて料理やゴミ出しなど、自分にできることを探し始めました。さらに、「感謝の言葉が足りなかった」と気づいた夫は、今では意識して言葉と行動で感謝を伝えるよう努力しています。
由香里さん自身も、これからは自分の気持ちを正直に伝えたいと語り、夫婦としての関係性を築き直そうとしています。
・長年の「いい妻」像をやめる決断をした
・夫は料理やゴミ出しなどの家事に参加し始めた
・感謝の言葉を意識して伝えるようになった
・夫婦間のコミュニケーションが変わり始めている
2人の女性に共通するのは、「自分ばかりが頑張るのはもうやめよう」という勇気ある決断です。それは単に“家事を放棄する”のではなく、家庭内での役割の再構築を進める一歩であり、結果的に家族全体の関係性を見直すきっかけとなっています。
無理に頑張りすぎないことで、家族の中に新しい理解や協力が生まれる。そんな変化を、番組は丁寧に描いていました。
やめることで見える新しい自分、そして未来
熊本県に住む53歳のおみぃさんは、シングルマザーとして長年「完璧な母親」でいようと努力してきましたが、50代になり肩の力を抜くように。服を自分で手縫いし始めたことで自信が持てるようになり、「やめる」ことが可能性を広げたと語っていました。
作家・わたなべぽんさんも登場し、「やめることで本当にやりたいことが見えてくる。やめることは新しい自分と出会うこと」とコメント。さらに、おみぃさんが実践している「やりたいこと」「やりたくないこと」を書き出す方法も紹介され、優先順位を明確にすることが自分らしい生き方につながるとされました。
スタジオでは出演者たちが「これだけはやめたくない」ことをボードに書いて紹介。金原さんは料理、いとうさんは年賀状と手帳、小木さんは友人との旅行と答え、それぞれが大切にしていることに改めて目を向ける場面も見られました。
やめることは逃げではなく、自分を大切にするための前向きな選択。今回の『あさイチ』は、今の暮らしや人間関係に息苦しさを感じている人にとって、背中をそっと押してくれる内容でした。視聴者から寄せられた500件以上の体験談がその証です。
何かを手放すことで、初めて気づく心のゆとりや人の優しさ、そして自分の本音。番組を通じて、ひとつでも「やめてみようかな」と思えるヒントを見つけた人も多いはずです。次回の特集にも期待が高まります。
愛媛・西予市 苔むす森の絶景カフェ|静けさと美しさに包まれる癒しの空間
今回の「いまオシ!LIVE」では、愛媛県西予市にある苔むす森の絶景カフェが生中継で紹介されました。SNSで話題を集め、今では外国人観光客にも人気の隠れた名所として知られるこの場所は、静けさと緑に囲まれた幻想的な空間が広がっています。
苔が一面に広がる美しい庭は、もともと使われなくなった棚田だった場所を店主が一人で整備したもの。地元の自然を大切にしながら、手作業で苔を育て、石や水の流れまで丁寧に作り込まれた庭は、訪れる人の心をそっと癒してくれます。
このカフェに15年以上通い続け、四季折々の苔の表情を写真に収めてきたのが地元の山本さん。今回の放送では、山本さんが撮影した美しい写真も紹介され、苔の深い緑と差し込む光が織りなす、まるで絵画のような風景がスタジオを魅了しました。
店内では、地下水をくみ上げて丁寧に淹れたコーヒーや、苔をイメージした「苔まんじゅう」が名物メニューとして登場。特に苔まんじゅうは、見た目のインパクトとやさしい甘さで観光客にも大人気です。
・苔庭はもともと荒れた棚田を再生したもの
・地下水を使ったコーヒーが味わえる
・名物の「苔まんじゅう」は緑色の見た目が特徴
・四季によって景色が変化し、訪れるたびに新しい表情を楽しめる
静かに苔を眺めながら過ごす時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な体験。自然の音に耳を傾け、ゆったりとした時間の流れに身をまかせる贅沢は、このカフェならではの魅力です。
西予市の豊かな自然と、丁寧に整えられた空間が調和したこの場所は、まさに“心が整うカフェ”。これからの季節、新緑の苔庭を楽しみに訪れる人もますます増えそうです。観光ルートのひとつとしてもおすすめのスポットです。
みんな!ゴハンだよは「豚とわかめの塩あんかけ丼&切り干し大根サラダ」
料理コーナー「みんな!ゴハンだよ」では、料理研究家・長谷川あかりさんによる春の新作レシピが紹介されます。
・「豚とわかめの塩あんかけ丼」:やわらかい豚肉と風味豊かなわかめを塩味のとろみ餡でまとめた、丼スタイルの一品
・「切り干し大根サラダ」:乾物を使ったシャキシャキ感のある副菜で、栄養も満点
どちらも手軽で栄養バランスがよく、家庭の定番メニューになりそうな予感です。
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