プレミアムトーク 東村アキコ出演
2025年5月23日(金)放送のNHK『あさイチ』プレミアムトークには、人気漫画家の東村アキコさんが登場します。『東京タラレバ娘』『海月姫』『ママはテンパリスト』などのヒット作で知られる東村さんが、創作の原点や家族との関係について語る注目回です。放送前の現時点では番組内容の詳細は不明ですが、公開されている情報から見どころを先取りしてご紹介します。放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
プレミアムトークの主な内容(予定)
・『東京タラレバ娘』『海月姫』などを手がけた東村アキコさんがスタジオ生出演
・創作の原点や自伝的作品『かくかくしかじか』について語る
・俳優の大泉洋さんがVTR出演し、東村さんの魅力を語る
・漫画『ママはテンパリスト』のモデルとなった息子・ごっちゃんが20歳に成長!現在の親子関係も紹介
・スタジオでは華丸・大吉の似顔絵を生披露するコーナーも予定
・「特選!エンタ」では映画の最新情報を紹介
東村アキコさんのこれまでと代表作
1975年生まれ、宮崎県串間市出身の東村アキコさんは、美術大学の油絵専攻を卒業したのち、1999年に『フルーツこうもり』で漫画家としてデビューしました。絵画の知識と観察眼を生かした作品づくりで、デビュー当初から注目を集め、以降、ジャンルを問わず多彩な作品を次々と発表しています。東村さんの漫画は、笑いと共感、そしてときに深い感動を与える作風が特徴です。
代表作のひとつである『ママはテンパリスト』は、自身の育児体験をもとにしたエッセイ漫画で、累計100万部を超える大ヒットとなりました。赤ちゃんだった息子・ごっちゃんとの日常がテンポよく、ユーモラスに描かれており、特に育児中の母親たちから絶大な共感を得ています。身近な出来事を鋭く、しかしあたたかく描く手腕は、東村作品の魅力のひとつです。
次に紹介するのは『海月姫(くらげひめ)』。オタク女子たちのシェアハウスを舞台に繰り広げられる成長と友情の物語で、2010年には講談社漫画賞少女部門を受賞。その後、アニメ・映画・ドラマ化もされ、一気に知名度が全国区となりました。登場人物たちの個性的なキャラクターと、自己肯定感を育てていくストーリーが、多くの読者の心をつかみました。
また、『かくかくしかじか』は、東村さん自身の美大時代から漫画家としてデビューするまでを描いた自伝的作品です。指導を受けた絵画教室の先生との関係や、厳しさの中にあった愛情、創作に向き合う苦悩などが真摯に描かれています。2015年には「マンガ大賞」と「文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」をW受賞し、作品としての完成度と影響力が高く評価されました。
さらに、『東京タラレバ娘』では、30代の独身女性たちのリアルな恋愛と人生の葛藤が描かれました。「もしあの時こうしていれば…」という“タラレバ”にとらわれた主人公たちの姿は、都市部に暮らす働く女性たちを中心に共感を呼びました。2017年にはテレビドラマ化され、大きな話題となりました。
そのほかにも東村さんは、以下のようなジャンルを超えた作品を次々と世に送り出しています。
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『主に泣いてます』:美しすぎるヒロインをめぐるコメディ
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『偽装不倫』:結婚に悩む女性の“偽り”から始まる恋を描く
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『雪花の虎』:女性だったとされる上杉謙信を主人公に据えた歴史ロマン
このように、東村アキコさんは時代やテーマを柔軟に捉え、多くの作品で新しい切り口を提供し続けている作家です。ジャンルを問わず、どの作品にも彼女ならではの“人間らしさ”がにじみ出ており、読者にとってはどこか身近に感じられる内容となっています。デビューから現在まで、常に第一線で活躍し続けているその姿勢は、多くの読者やクリエイターにとって大きな刺激となっています。
息子・ごっちゃんとの関係と今
東村アキコさんの育児エッセイ漫画『ママはテンパリスト』で、おむつや夜泣きに奮闘する母と赤ちゃんとして描かれていた息子・ごっちゃん。そのごっちゃんは、2025年現在20歳の大学生となり、すっかり大人になりました。現在は、韓国の名門大学である延世大学に留学し、韓国ドラマの制作スタッフを目指して学んでいるという情報が紹介されています。
この夢を支える背景には、東村さんとの深い信頼関係と共通の趣味があります。母と子という関係を超えて、まるで「親友」のように仲の良い親子関係を築いており、互いのことを「推し」と表現しているのが印象的です。
・日常では一緒に旅行に出かけたり、カラオケで盛り上がったり、韓国ドラマを並んで鑑賞するなど、まさに趣味のパートナーのような間柄
・ごっちゃん自身もエンタメ業界に興味を持ち、母親の創作活動にも理解があり、お互いの世界を尊重し合う姿勢が自然と育まれています
子どもが小さかったころは、東村さんにとって仕事と育児の両立は大きな壁だったといいます。「地獄だった」と語るほど、体力的にも精神的にも厳しい時期だったそうですが、そんな中でも彼女は「これをしなければならない」という思い込みを捨て、“自然体で接すること”を大切にしたと振り返っています。
・無理に絵本を読み聞かせたり、公園で長時間遊ぶこともせず、母としての自分に無理をかけない育児
・それでも、結果として子どもが安心して親と接する環境が築かれたことが、現在の良好な親子関係の基礎となっています
今では、お互いに多忙な生活を送りながらも、会える時間をとても大切にしており、東村さんはその時間を「束の間のゴールデンタイム」と表現しています。この言葉には、成長した息子と過ごすひとときへの愛情と、人生のなかで親子として過ごせる時間の貴重さが込められています。
東村さんの子育ては、型にはまらず、完璧を目指さない育児でしたが、その姿勢こそが無理のない理想的な親子のかたちを作り上げたといえるでしょう。彼女の描く漫画の中にある笑いや涙は、こうした日々のリアルな体験と、今も続く親子のかけがえのない関係に支えられています。
番組の放送情報と出演者
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放送日:2025年5月23日(金)
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時間:8:15~9:55(100分間)
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放送局:NHK総合
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出演者:東村アキコ、大泉洋(VTR)、博多華丸・大吉、鈴木奈穂子、園芸講師の深町貴子 ほか
今回のプレミアムトークでは、ユーモアと感動の両面を兼ね備えた東村さんの魅力がたっぷり詰まった内容になることが期待されています。
まとめ
東村アキコさんの人生や作品、そして息子との関係まで幅広く紹介される今回のプレミアムトークは、ファンはもちろん、初めて彼女を知る方にもおすすめの放送回です。笑いと感動が交錯するエピソードの数々を、ぜひ放送でご覧ください。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
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