「シェフのON&OFFごはん」焼きシューマイとえびマヨを学ぶ
中華料理の定番といえばシューマイとえびマヨ。でも「手間がかかりそう」「自宅では上手に作れない」と感じていませんか?今回の「きょうの料理」では、人気シェフの五十嵐美幸さんが、フライパンひとつで手軽に作れる「焼きシューマイ」と、家庭でもサクサク食感が楽しめる「えびマヨ」の作り方を紹介してくれました。この記事では番組で紹介された調理のコツや工夫をまとめて、家庭で実践できるヒントをお届けします。「いつものシューマイをもっとおいしくしたい」「お店のようなえびマヨを作りたい」という方に役立つ内容です。
夏にぴったり!五十嵐美幸シェフの焼きシューマイレシピ
中華料理の定番シューマイをフライパンで簡単に作れる五十嵐美幸シェフのレシピです。蒸し器を使わず、底をこんがり焼きつけてから蒸し焼きにする方法なので、香ばしさとジューシーさが両立します。夏の食卓にぴったりで、調理時間はおよそ30分。1人分あたり410kcal、塩分2.2gと食べごたえがありながらもバランスの良い仕上がりです。
材料(2人分)
表にまとめると分かりやすいです。
材料 | 分量 | 補足 |
---|---|---|
シューマイの皮(市販) | 10枚 | 市販品を使用 |
豚ひき肉 | 200g | 主材料 |
たまねぎ | 小1/2コ(約80g) | みじん切り |
さやいんげん | 1~2本 | 飾り用 |
帆立て貝柱の水煮缶 | 大さじ2 | 旨みを加える |
ごま油 | 大さじ1 + 大さじ1/2 | 香りと焼き用 |
オイスターソース | 大さじ1/2 | 調味料 |
しょうが(すりおろし) | 大さじ1/2 | 風味づけ |
しょうゆ | 小さじ1 | 調味料 |
こしょう | 少々 | 下味 |
片栗粉 | 大さじ2 | たまねぎ用 |
塩 | ひとつまみ | ひき肉用 |
パクチー | 適宜 | 添え物 |
練りがらし | 適量 | 添え物 |
※肉ダネを冷蔵庫で休ませる時間(30分〜1時間)は調理時間に含まれません。
下ごしらえ
まず、たまねぎは細かいみじん切りにしてボウルへ。ここに片栗粉大さじ2を加えてよく混ぜます。片栗粉をまぶすことで、ひき肉と混ぜたときに余分な水分を吸い取り、肉ダネがまとまりやすくなります。さやいんげんはヘタと筋を取ってから1cm幅に切り、飾り用に準備しておきます。
肉ダネを作る
別のボウルに豚ひき肉と塩ひとつまみを入れ、1〜2分ほどしっかり練ります。この工程で粘りが出て、仕上がりがジューシーになります。次に帆立ての水煮、オイスターソース、ごま油、しょうが、しょうゆ、こしょうを加えてよく混ぜます。ここで先に用意したたまねぎも加えて、全体を均一になるまでしっかり混ぜ合わせます。完成した肉ダネは表面にラップを密着させ、冷蔵庫で30分から1時間休ませることで味がなじみます。
成形の仕方
手のひらに皮を1枚広げ、肉ダネを大さじ山盛り1杯のせます。スプーンで押し付けるように広げ、親指と人差し指で輪を作って皮を立たせるようにはさみ、薬指で底を支えながら中指で回すと、空気が抜けてきれいな円筒形に仕上がります。はみ出した肉ダネはスプーンで押し込み、表面を平らに整えます。この作業を繰り返して10個のシューマイを作り、中央にさやいんげんを1切れずつのせて飾りにします。
フライパンで焼き蒸し
フライパン(直径26cm)にごま油大さじ1/2をひき、整えたシューマイを並べて弱めの中火にかけます。触らずに焼き色をしっかりつけるのがポイントです。その後、水1/2カップを加えてふたをし、5分間蒸し焼きにします。ふたを取ったらさらに2分間焼き、余分な水分を飛ばして香ばしく仕上げます。
盛りつけ
焼きあがったら器に盛り、好みに応じてパクチーや練りがらし、しょうゆを添えて完成です。香ばしい焼き目と中のジューシーな肉汁、さらにホタテの旨みが合わさって、家庭で作ったとは思えない本格的な味わいになります。
えびマヨを家庭でサクサクに仕上げる工夫
もう一つのメニューはえびマヨ。子どもから大人まで人気ですが、家庭で作るとベタッとしがちです。そこで五十嵐シェフが紹介したのは、衣の工夫。少量の片栗粉やコーンスターチをまぶして揚げ焼きすることで、サクサク感を残したままマヨソースを絡められるのです。油の量も少なめでOKなので、家庭向きで後片づけもラクなのがうれしいポイントです。
【えびマヨの流れ】
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えびを下処理し、背ワタをとる
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片栗粉を薄くまぶす
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少量の油で揚げ焼きする
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マヨネーズベースのソースと絡める
プロの店で食べる味に近づけつつ、手軽さを重視したレシピになっています。
家族が喜ぶシェフ直伝の味
番組では、五十嵐シェフ自身も「家族からリクエストされる定番」と語っていました。普段の夕食に出せば食卓が一気に華やかになり、特別な日のおもてなし料理としても活躍します。焼きシューマイは冷めてもおいしく、お弁当にも向いています。えびマヨは彩りがよく、食欲をそそる一品として人気を集めること間違いなしです。
よくある質問
Q. シューマイの皮が余ったらどうすればいい?
A. 余った皮はピザ風にアレンジしたり、油で揚げてスナックにすると無駄なく使えます。
Q. 蒸し器を使う場合でもこのレシピは応用できる?
A. もちろん可能です。ただし五十嵐シェフ流は「焼き」の香ばしさが特徴なので、フライパン調理をおすすめします。
Q. えびマヨのソースは市販のマヨネーズでいい?
A. はい。家庭にあるマヨネーズで十分おいしくできます。味をより本格的にしたい場合は練乳やレモン汁を加えるとプロの味に近づきます。
まとめ
今回の「きょうの料理」では、焼きシューマイとえびマヨという2つの定番中華を、フライパンで作れる簡単な方法で紹介していました。ポイントは、肉をしっかり練ること、焼きと蒸しを組み合わせること、えびには衣を工夫してサクサク感を残すこと。この3つを守れば、家庭でもプロのような味が楽しめます。料理のハードルを下げつつ、食卓を華やかにしてくれるレシピなので、ぜひ挑戦してみてください。
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