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NHK【きょうの料理】榎本美沙流セミドライ干し柿!甘柿で作る白みそトースト&干し柿甘酒チャイ風ドリンクのやさしい秋味|2025年10月13日★

きょうの料理

干し柿の甘さに魅せられて〜秋の手仕事で心を満たそう〜

「干し柿って難しそう」「軒下がない家では無理かも…」そんなふうに思っている方はいませんか?
実は今の暮らしに合った“簡単な作り方”があるんです。
今回の『きょうの料理 はじめての手仕事』では、料理研究家の 榎本美沙 さんが、昔ながらの知恵を今の暮らしに合わせて楽しむ“やさしい干し柿づくり”を教えてくれました。
お日さまの力を借りて自然に甘みを引き出すこの作業は、単なる保存食づくりではなく、季節を感じる豊かな時間の過ごし方でもあります。

この記事では、榎本さんが番組で紹介した「セミドライ干し柿」の作り方から、干し柿を使ったアレンジレシピ、そして“手仕事”がもたらす心の豊かさまで、詳しくお伝えします。
読めばきっと、あなたもすぐに柿を手に取ってみたくなるはずです。


甘みを引き出す「セミドライ干し柿」の作り方

榎本さんがまず紹介したのは、スーパーでも手に入る甘柿を使った「セミドライ干し柿」。
従来のような渋柿を長期間干すスタイルとは異なり、たった2〜3日で仕上がる簡単レシピです。

皮をむいた柿を、清潔なひもでつるし、風通しと日当たりのよい場所に置いておくだけ。
ポイントは、直射日光にしっかり当てて“乾かす”のではなく、風を通して“じっくり水分を抜く”こと。
天気のいい日はベランダや軒下に、夜間や雨の日は室内に取り込み、湿気を避けましょう。

榎本さんは番組の中で、「今の住まい環境では、扇風機を活用するのもおすすめ」と紹介。
風の流れを作ることで、まるで自然乾燥したように短時間で理想のやわらかさに仕上がるそうです。

セミドライ干し柿の完成目安は、外側がややしっとり、中がとろりとした状態。
かみしめるたびに、柿のやさしい甘みとほのかな酸味が広がります。
この段階で冷凍すれば、1か月以上保存でき、必要なときに自然解凍して食べることもできます。

榎本さんは「干す時間を調整することで、食感や甘さを自分好みに変えられます。
“手仕事”って、自分のペースで季節を楽しめるのが魅力ですね」と語っていました。


干し柿アレンジで楽しむ、秋の新しい味わい

番組後半では、干し柿を使ったアレンジレシピも続々登場。
甘くてやさしい味わいを、現代風にアレンジした2つのメニューが紹介されました。

まずは『干し柿白みそトースト』。
トーストしたパンに白みそを薄く塗り、スライスした干し柿を並べて軽く焼くだけ。
見た目は華やかで、和の香りが漂う新感覚のトーストです。
榎本さんは「干し柿の自然な甘みと白みその塩味が調和して、まるでチーズトーストのようなコク」とコメント。
朝食はもちろん、ワインや日本茶との相性も抜群です。

続いて紹介されたのが、『干し柿と甘酒のチャイ風ドリンク』。
紅茶に甘酒を合わせ、そこに細かく刻んだ干し柿を加えて煮出します。
スパイスはシナモンやクローブなどを少量。
カップに注ぐと、湯気とともにふわっと甘い香りが立ちのぼり、体の芯から温まるやさしい味わいになります。
榎本さんは「干し柿は自然の甘味料として使えるので、砂糖を入れなくても十分おいしい」と紹介。
健康志向の方や、カフェインを控えたい夜のリラックスタイムにもぴったりの一杯です。

この2品は、干し柿のイメージをガラッと変える“新しい和のスイーツ”。
どちらも調理時間は10分ほどで完成し、まさに“手軽にできる季節のごほうび”といえるでしょう。


干し柿づくりがもたらす「癒し」と「季節の循環」

榎本さんが提案する“はじめての手仕事”は、ただの料理ではありません。
彼女が大切にしているのは、「季節を感じながら、日々をていねいに過ごすこと」です。
干し柿づくりは、柿を干している間、色や形の変化を眺めたり、風の香りを感じたりと、
忙しい毎日の中で“立ち止まる時間”をくれる作業でもあります。

干し柿の色は、干すごとにオレンジから深い飴色に変化し、まるで時間の流れを映しているかのよう。
「ゆっくり甘くなっていく柿を見ていると、自分の心まで穏やかになっていく」と榎本さん。
その言葉には、手仕事がもたらす心の癒しの本質が込められています。

また、干し柿は保存性も高く、冷凍すれば冬のあいだ中楽しめます。
お正月のなますやおせち料理にも使えるため、“秋から冬へ”の味覚のバトンをつなぐ存在としてもぴったりです。


まとめ

この記事のポイントは以下の3つです。

  1. 甘柿で簡単につくれる「セミドライ干し柿」は、2〜3日で完成する手軽な保存食

  2. 『干し柿白みそトースト』や『干し柿と甘酒のチャイ風ドリンク』で、和と洋の甘みが融合

  3. 干し柿づくりは“待つ楽しみ”を感じられる季節の手仕事で、心を整える時間になる

榎本美沙さんが伝えるのは、「料理を通して季節を感じ、自分と向き合うこと」。
干し柿づくりはその第一歩です。
家の中でもできる小さな手仕事から、秋をゆっくり味わってみませんか?
お日さまの香りがする甘い干し柿が、きっとあなたの毎日にやさしい彩りを添えてくれるはずです。


出典:
NHK『きょうの料理 はじめての手仕事 干し柿』(2025年10月13日放送)
https://www.nhk.jp/p/kyounoryouri/


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