家庭用品の街・和歌山&梅雨の食中毒対策&熊野古道の魅力
6月19日(木)のNHK「あさイチ」は、毎日の暮らしをもっと快適にする便利グッズや季節に気をつけたい食中毒対策、さらに和歌山の伝統文化と自然を楽しめる旅情報まで、幅広いテーマが紹介される予定です。番組では、和歌山にある“家庭用品の街”や、世界遺産・熊野古道の歩き方など、日本の魅力を再発見できる内容が盛りだくさんです。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
梅雨に気をつけたい食中毒のポイント
梅雨から夏にかけては、気温も湿度も高くなり、細菌が急激に増える季節です。家庭でも知らず知らずのうちに食中毒のリスクが高まるため、日ごろのちょっとした習慣がとても大切です。食中毒を防ぐための基本的な対策は、「つけない」「増やさない」「やっつける」の3つです。
まず、「つけない」ためには手洗いの徹底が何よりも大切です。調理前や食事の前はもちろん、生の肉や魚、卵を触った後、トイレやペットに触れた後も、石けんで指の間や爪の中まできれいに洗いましょう。また、まな板や包丁は肉用・野菜用で使い分けるか、使った後はすぐに洗剤と熱湯でしっかり殺菌します。台ふきんやスポンジも、見た目がきれいでも雑菌が繁殖しやすいため、ニオイが気になる前に電子レンジで加熱したり熱湯をかけて除菌することが大切です。
次に、「増やさない」ためには冷蔵保存の工夫がポイントです。買ってきた生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ入れ、10℃以下を保つようにします。冷蔵庫に食品を詰め込みすぎると冷気がうまく回らないので、隙間を空けて整理整頓しておくことも効果的です。開封後のチーズやジャム、乾物なども油断せず、カビが生えやすいため冷蔵保存に切り替えるようにしましょう。お弁当や作り置きのおかずには保冷剤をつけるか早めに食べる工夫が必要です。
そして「やっつける」には、加熱調理の温度管理が欠かせません。肉や魚、卵などは、中心部が75℃以上で1分以上加熱するのが目安です。電子レンジでの調理はムラができやすいため、途中でかき混ぜたり裏返してしっかり加熱することが必要です。温め直すときも同様に、中心まで熱が届いているか確認してから食べましょう。
この時期に特に注意したい菌としては、サルモネラ菌や腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌などがあります。これらは20〜40度の環境で急速に増殖し、高湿度のキッチンではよりリスクが高くなります。調味料や常温で保存していた食品も、開封後は湿気を避け、密閉して冷蔵保存することが安全です。
また、見た目やにおいに少しでも違和感があれば、「もったいない」より「安全」を優先して処分することが大切です。「一口だけ…」の油断が大きな体調不良につながることもあるため、異変を感じたら迷わず捨てる判断が家族の健康を守る第一歩となります。
この季節は、ちょっとした油断が大きなリスクになりますが、日々の習慣を少し見直すだけで、家庭内の安全はぐっと高まります。今日からできることを意識して、安心して梅雨の食卓を楽しみましょう。
和歌山にある“家庭用品の街”の魅力
和歌山県海南市は、「家庭用品の街」として知られ、トイレ用品やキッチン用品、掃除道具など、私たちの暮らしに欠かせないアイテムを数多く生み出してきた地域です。その背景には、江戸時代から受け継がれてきた伝統素材「シュロ(棕櫚)」の存在があります。シュロはしなやかで水に強く、さらに防虫性にも優れており、たわしやほうきの材料として長く親しまれてきた素材です。
現代では、シュロに加えて抗菌性に優れたスポンジや、水だけで汚れが落ちる特殊素材のクリーナーなどが地元企業で開発され、100円ショップから医療現場まで幅広く活用されています。これらの商品はすべて、企画から製造、デザインまでを地元で一貫して行っているのが特徴で、品質の高さと使いやすさが全国で支持されています。
注目すべきは、2025年の大阪・関西万博にも出展される和歌山製のSDGsアイテムです。たとえば、洗剤を使わずに水だけで汚れを落とせるスポンジは、省エネ・省資源の観点からも高く評価され、家庭用だけでなく業務用としての展開も期待されています。
また、400年以上の歴史を持つ紀州漆器の技術を生かした家庭用品も話題です。たとえば、食洗機に対応した弁当箱や汁椀は、漆の美しさと実用性を兼ね備えており、忙しい現代の生活にもぴったりのアイテムとなっています。さらに、廃材を使ったトレーや一輪挿しといった、サステナブルな製品も登場し、環境にもやさしい工夫が込められています。
万博の海南市ブースでは、紀州漆器やスポンジ作りのワークショップ、ぶどう山椒を石臼で挽く体験なども予定されており、日本のものづくりの魅力を間近で体験できる機会となります。こうした取り組みを通じて、和歌山の企業は「便利さと伝統の融合」を次の世代へとつなげています。
ふだん何気なく使っているキッチン用品や掃除道具。実はそれらの多くが和歌山で生まれ、長い歴史と技術の積み重ねから生まれていると知ると、道具ひとつひとつに新たな価値を感じられるようになります。“あたりまえ”を支える力がここにある——それが、家庭用品の街・海南市の魅力です。
世界遺産・熊野古道の歩き方と楽しみ方
熊野古道は、和歌山県を代表する世界遺産であり、古くから多くの人々が心のよりどころとして歩んできた歴史ある巡礼の道です。深い森と石畳、神社仏閣が点在する風景は、日本の原風景とも言える美しさをたたえています。現在では、外国人観光客にも高く評価されており、自然や精神文化を感じられる特別な場所として人気が高まっています。
初心者におすすめのルートとして紹介されるのが、「大門坂から那智の滝まで」のコースです。この区間は、所要時間が2〜3時間ほどで、歩きやすい距離ながらも、歴史や自然の魅力がぎゅっと詰まった道のりです。杉の巨木が並ぶ石畳の道や、古くから信仰を集めてきた神社などが点在し、旅の途中では「押印帳(スタンプ帳)」に記録を残せる場所もあります。
また、熊野古道の魅力は歩くだけではありません。ガイド付きツアーや荷物搬送サービスも整っており、重い荷物を持たずに身軽に歩ける工夫がされています。初めて訪れる人でも安心して体験できる環境が整っているのが特徴です。道中では、地元の人々によるお茶や手作りのお菓子のふるまいが行われることもあり、あたたかい交流のひとときが心に残る旅となります。
宿泊についても多様なスタイルがあります。「泊まり歩き」ができる中辺路(なかへち)では、1日ごとに異なる宿に泊まりながら古道を進む旅が人気です。旅のペースに合わせてスケジュールを組めるので、日程や体力に応じて自由に楽しむことができます。
今回の放送で紹介される予定の宿泊施設のひとつが「SEN.RETREAT(セン・リトリート)」です。こちらは森の中にあるコンテナ型の宿泊施設で、焚き火やピザ焼き、BBQなど自然の中でのアクティビティが楽しめる空間が用意されています。プライベート感を大切にした宿泊スタイルで、英語対応の公式サイトもあり、外国人旅行者にも人気です。
もうひとつの宿泊先として注目されるのが「J-Hoppers Kumano Yunomine Guesthouse」。こちらは日本最古の湯治場として知られる湯の峰温泉にあるゲストハウスで、リーズナブルな価格で温泉と国際交流を楽しめる場所です。旅の途中で心と体を癒せる、まさに巡礼の休息地といえるでしょう。
熊野古道は、単なる観光地ではなく、歩くことで自分自身と向き合い、自然や歴史、人とのつながりを感じられる深い旅ができる場所です。宿泊を含めたルート設計をすれば、より満足度の高い体験になるでしょう。これから熊野古道を訪れる人にとって、今回の情報は旅の計画を立てる大きなヒントになるはずです。
話題の新感覚ドリンク「ティーソーダ」とは?
夏にぴったりの飲み物として注目されているのが、「ティーソーダ」です。紅茶に炭酸水を加えたシンプルなドリンクですが、アレンジの幅が広く、自宅でも簡単に作れることから人気が高まっています。見た目も爽やかで、ちょっと特別な気分を味わえる一杯です。
作り方はとても簡単で、まず紅茶をいつもより濃いめに抽出して冷やしておくことがポイントです。しっかりとした紅茶の香りと味を炭酸水で引き立てるため、通常の2倍ほどの濃さに淹れておくのがコツです。冷えた紅茶をグラスに注いだら、炭酸水をゆっくり加えて完成。強炭酸を使えば、より刺激的な口当たりになります。
甘さの調整にはガムシロップやはちみつ、メープルシロップなどを少量加えると飲みやすくなります。さらに、レモンの輪切りやミントの葉を添えるだけで、見た目も華やかで涼しげな印象になります。おもてなしの一杯としてもおすすめです。
もう一つの楽しみ方としては、「水出しティーソーダ」があります。炭酸のペットボトルに茶葉をそのまま入れて、冷蔵庫で6〜8時間抽出する方法で、細かな泡と香りが立ち、よりなめらかな味わいになります。市販のティーバッグでも手軽に試すことができるので、初めてでも気軽に挑戦できます。
アレンジ次第で、ティーソーダはさらに広がります。たとえば、フルーツを加えてフルーツティー風にしたり、バニラアイスを浮かべてクリームティーソーダにしたりと、気分に合わせて楽しめます。また、紅茶だけでなく緑茶やルイボスティーなどを使っても相性がよく、カフェインを控えたい人にもおすすめです。
市販のティーソーダ商品も次々に登場しています。たとえば、「午後の紅茶 TEA SODA(グレープフルーツ&レモンピール)」は、柑橘の爽やかさと紅茶の香りが絶妙にマッチした、大人向けの味わいです。また、「TAKANAWA HOP TEA SODA」は、緑茶とホップの香りを組み合わせた個性的な一本で、クラフトビール感覚で楽しめると話題になっています。
ティーソーダは、単なる紅茶の変化形ではなく、暑い季節にこそ味わいたい新しいリフレッシュドリンクです。自分好みの茶葉やフルーツを使って、オリジナルのレシピを見つけるのも楽しみのひとつ。毎日の水分補給を、ちょっと特別な時間に変えてくれる飲み物として、これからますます注目されそうです。
まとめ
この日の「あさイチ」は、健康と暮らしに役立つ話題が満載です。放送後、紹介されたグッズや場所、レシピなどを詳しく追記していく予定ですので、気になった内容はぜひチェックしてみてください。放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
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