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NHK【あさイチ】股関節の痛み・O脚・下半身太り…40代から要注意!1日1分ケア法(9月1日放送)

あさイチ

40歳過ぎたら要注意!股関節ケアと生活改善ポイント

40歳を過ぎると、歩くときに違和感を覚えたり、階段の上り下りがつらく感じたりすることがあります。その原因のひとつが股関節の不調です。特に女性はホルモンの変化や骨格の特徴からリスクが高いとされ、推定500万人以上が悩んでいるといわれます。今回のNHK「あさイチ」では、1日1分でできる股関節ケア法や日常のNG習慣、さらに人工股関節手術まで幅広く紹介されました。本記事では放送内容を整理し、誰でもすぐに実践できるポイントをまとめます。

股関節の不調はなぜ起こる?

股関節は、体の中でもとても大きな関節で、歩く・立つ・座るといった日常の基本動作を支えています。私たちの生活の中心にあるため、少しの不調でも全身に影響が出やすい場所です。

特に40代以降の女性は注意が必要です。妊娠や出産で骨盤が変化したり、年齢とともにホルモンバランスが乱れたりすることで、体重が増えやすくなります。その結果、股関節にかかる負担が大きくなるのです。さらに、日本人女性は股関節のくぼみが浅いという体の特徴があり、欧米人に比べて軟骨がすり減りやすいといわれています。

こうした条件が重なると、軟骨が摩耗しやすくなり、膝や腰の痛み、歩きづらさ、むくみ、O脚など、さまざまな不調が現れてきます。しかも、そのまま放っておくと、症状が悪化して変形性股関節症という病気に進行する可能性があり、日常生活に大きな支障をきたす危険があります。

日常に潜むNG習慣とは?

番組では「股関節に悪い習慣はどれ?」というクイズ形式で、日常生活の中に潜む意外な落とし穴が紹介されました。

まず取り上げられたのが、ソファで長時間刺繍をする習慣です。柔らかいソファに座り続けると骨盤が後ろに倒れ、その影響で腰が丸まり、自然と股関節にも大きな負担がかかります。快適に感じても、同じ姿勢を長く続けるのは危険です。そこで番組では「20〜30分座ったら一度立ち上がり、体を軽く動かすこと」が大切だと紹介されました。

次に挙げられたのが、スリッパを履いての掃除です。スリッパだと足がすり足になりやすく、股関節の可動域が狭くなってしまいます。毎日の掃除だからこそ、かかとがしっかり安定する靴を選んで行うと安心です。

一方で意外な答えもありました。それが、貧乏ゆすり(ジグリング)です。落ち着きがない仕草と思われがちですが、実は股関節まわりを揺らして筋肉や関節をほぐし、違和感を和らげる効果が期待できるのです。特に座り仕事が多い人には取り入れてほしい習慣として紹介されました。

1分でできる股関節ケア「3Dジグリング」

股関節ケアとして番組で特に注目されたのが、簡単にできて効果が期待できる「3Dジグリング」です。この動きは、股関節の中にある滑液と呼ばれる潤滑液を関節全体に行き渡らせることができ、骨と骨が直接こすれ合うのを防いでくれます。その結果、動きがスムーズになり、さらに股関節の再形成にもつながる可能性があるとされています。

やり方はとてもシンプルです。まず、腰の下に手を当てて姿勢を安定させ、背筋をしっかり伸ばします。その状態で膝を軽く曲げ、前傾姿勢になります。次に、股関節を意識しながら左右に大きく回す動作を10回ずつ行います。最初は片膝を少し開いた姿勢から始めても構いませんが、慣れてきたら両膝をそろえて行うと、より深く股関節に働きかけることができ、効果がアップします。

番組によると、早い人では1週間ほどで違和感の軽減を実感できるケースもあるそうです。特別な器具や広いスペースは必要なく、自宅で気軽に始められるのも魅力です。デスクワークの合間や家事の合間など、生活の中に取り入れやすいケア方法として紹介されました。

筋肉を鍛えて支えるトレーニング

股関節を守るには筋肉の強化が欠かせないと番組では紹介されていました。骨だけに頼るのではなく、まわりの筋肉をしっかり鍛えて支えることで、動きが安定し痛みの予防にもつながります。具体的に紹介された方法は次のとおりです。

まず一つ目は、おしりの筋トレ(ブルガリアンスクワット)です。方法は、椅子やベンチなどに片足をのせ、反対の足でゆっくりと腰を落としていきます。左右それぞれ10回ずつ、1日2セットを目安に行うのがポイントです。このトレーニングは股関節の安定性を高めるだけでなく、むくみの解消やO脚の改善にも効果が期待できるとされました。

二つ目は、おなかの筋トレです。やり方は、片足と反対側の手を同時に上げてバランスを崩し、不安定な姿勢をつくります。この状態で左右10回ずつ動かすと、自然と体幹が鍛えられます。続けることで姿勢の改善や腰痛予防に役立ち、日常生活の動きもスムーズになるのが特徴です。

さらに番組では、もっと手軽にできる方法としてヒップリフトも紹介されました。あおむけに寝て膝を立て、そこからおしりを持ち上げるだけのシンプルな動作です。特別な器具は必要なく、自宅で気軽にできるのが魅力で、股関節まわりの筋肉をまんべんなく鍛える効果があるとされました。

これらの筋トレはすべて短時間ででき、習慣にしやすいものばかりです。股関節のケアを考えるなら、日常生活に取り入れてみる価値がある内容でした。

実際に改善した体験談

50歳の尾上美歌恵さんは、2年前から股関節に強い違和感を抱えていました。最初は長時間座ったあとに重さを感じる程度でしたが、次第に歩くのがつらくなり、階段を降りるときには「股関節に力が入らないのでは」と不安を覚えるようになったそうです。特に日常的な立ち仕事では痛みや疲れが強く、生活の質にも影響していました。

そこで尾上さんは、番組で紹介された筋トレや股関節ケアの運動を継続的に取り入れることを決意。最初は少しずつでしたが、毎日続けたことで少しずつ変化が表れました。その結果、**「階段を降りるときの恐怖が和らいだ」「キッチンでの立ち仕事が楽になった」**と感じるようになったのです。

このような体験談は、同じ悩みを持つ人にとって大きな励みになります。股関節ケアは難しいものではなく、短時間でも毎日続けることで確かな効果を実感できることを示してくれる、わかりやすい実例といえます。

意外と身近な人工股関節

症状が進行して、日常生活に大きな支障が出るようになった場合に選択肢となるのが人工股関節手術です。この手術は、骨盤にカップを取り付け、太ももの骨には金属製のパーツを入れる方法で行われます。以前は「耐久性が20年ほど」といわれていましたが、現在は医療技術の進歩により20年以上長持ちする素材が使われていて、より安心して受けられるようになっています。

さらに、体力や意欲があれば80代や90代でも手術を受けられるケースがあると紹介されました。高齢になっても「もう動けない」と諦めずに治療の選択肢があるのは、多くの人にとって希望になります。費用についても保険が適用されるため、片足で60〜80万円程度と、現実的に検討できる水準に収まっています。

実際の例として、平田真弓さんが登場しました。手術を受けたあと、リハビリを経てわずか3カ月ほどで卓球を再開できるまで回復したそうです。好きな趣味を再び楽しめるようになった体験は、人工股関節手術が「最後の手段」ではなく「生活を取り戻す大切な選択肢」であることを示していました。

北海道からの生中継!ふるさとの味

股関節特集のあとのコーナー「いまオシ!LIVE」では、北海道の様似町からの中継が行われました。舞台となったのは、かつて日高本線の終着駅として多くの人に親しまれた旧JR様似駅です。現在は観光案内所や休憩所として活用され、地域の新しい交流拠点になっています。

ここで紹介されたのが、地元で長年愛されている「九ます弁当」です。特徴は、ほとんど市場に出回らない貴重な魚、鰍(かじか)を使っていること。地元ならではの味わいが詰まっており、観光客だけでなく地域の人々にとっても特別なお弁当です。販売は毎月第2・第4金曜日の限定というレア感もあり、訪れる人のお楽しみになっています。

さらに番組では、この鰍を活かしたリゾットの新メニューも紹介されました。伝統の味を大切にしながら、若い世代や観光客にも食べやすいように工夫されているのが印象的でした。地域資源を活用し、地元の食文化を次世代へつなげていこうとする取り組みが感じられる内容でした。

今日の料理「梨だれ豚バラきゅうり巻き」

料理コーナー「みんな!ゴハンだよ」では梨だれ豚バラきゅうり巻きを紹介。
作り方は、豚バラ肉を焼き、ピーラーで薄く切ったきゅうりで巻きます。ソースはしょうゆ・米酢・はちみつ・にんにく・ごま油・ラー油に角切りの梨を混ぜたもの。ベビーリーフやクコの実を添えると彩りもよくなります。試食した平野ノラさんは「シャリシャリ食感と梨の甘みが肉に合う」と感想を述べていました。

梨だれ豚バラきゅうり巻きレシピ|パン・ウェイ流食養生料理

まとめ

今回のあさイチでは、40歳以上の女性に多い股関節の不調に対し、日常のNG習慣改善・1分ケア・筋トレ・人工股関節の情報まで網羅的に紹介されました。特に3Dジグリングやヒップリフトは簡単に始められるので、毎日の習慣に取り入れると安心です。さらに食卓を彩る梨だれ料理や地域の味紹介など、心も体も元気になる内容でした。
股関節の違和感を感じている方は、まずは1日1分のケアから始めてみてはいかがでしょうか。

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