高橋文哉さんが語った「あんぱん」と俳優人生の裏側
2025年8月29日放送のNHK総合「あさイチ」プレミアムトークに、今注目の俳優高橋文哉さんが出演しました。現在放送中の連続テレビ小説「あんぱん」で幸島健太郎(健ちゃん)を演じており、番組ではその素顔から役作りの裏話までたっぷり語られました。この記事では放送内容を整理しつつ、検索で気になる「健ちゃんの博多弁」「北村匠海さんとの関係」「俳優としての歩み」「料理好きエピソード」などをすべてまとめます。
健ちゃんの博多弁と役作りの舞台裏
高橋さんが「あんぱん」で最も苦労したのは博多弁の習得。普段は東京育ちで、耳慣れない言葉を自然に話すのは大変だったと振り返りました。特に戦時中を舞台にした物語では、方言の響きが役の人間味を深める重要な要素。撮影中は博多華丸さんが方言についてしばしばつぶやき、本人を励ましつつ見守っていたそうです。こうした裏側からも、健ちゃんが多くの人に親しまれる理由が伝わってきます。
さらに、役作りにあたって体型の増減にも挑戦。クランクイン前には5キロ増量し、戦時中の緊張感ある場面に入る頃には5キロ減量。その後戦後のシーンでは再び体重を戻すという徹底ぶりでした。食生活を管理し、撮影スタッフや共演者も一緒に頑張ることで、作品全体にリアリティを生み出したのです。
北村匠海さんとの強い絆と“カレー”のシーン
健ちゃんの親友・嵩を演じる北村匠海さんは、高橋さんを「子犬のような存在」と表現。人懐っこく距離を縮めるのが上手で、現場の雰囲気を和ませるタイプだと語りました。二人の絆を象徴するのが出征前に一緒にカレーを食べるシーン。ただの食事ではなく、戦争に直面する若者の友情や未来への願いが込められた大切な場面です。視聴者からも「涙が止まらなかった」「2人の空気感が自然」と感想が寄せられました。
プライベートでも二人は仲が良く、食事に行くと気づけば芝居の話ばかり。また、共通の趣味である料理を通じて親交を深め、調理道具をプレゼントし合う仲になったことも紹介されました。
メイコとの胸キュンシーンと脚本家の舞台裏
「あんぱん」では、ヒロインメイコ(今田美桜)との胸キュン場面も大きな話題。番組ではこれまでの名シーンをまとめて振り返りました。視聴者からは「テレビの前で思わず笑顔になった」「健ちゃんとメイコの掛け合いが大好き」と多くの反響が寄せられています。
脚本家中園ミホさんは、健ちゃんというキャラクターについて「嵩の最初の友達はおちゃらけていてほしい」と考えて作ったと説明。高橋さんの自然体の笑顔や二枚目半な雰囲気がピッタリで、現場での演技を見ているうちに「もっと書きたい」と思うようになり、結果として健ちゃんの出番が増えたそうです。また、中園さんは「メイコの初恋は健太郎」と最初から決めていたものの、結婚までは決めずに執筆。二人の相性の良さを撮影現場で見て、脚本にも自然に反映させていったことを明かしました。
兄が語る“負けず嫌い”エピソード
番組には高橋さんの兄2人からの証言VTRも登場。幼少期から「負けず嫌い」だったと強調しました。例えば、遊びで勝てないと泣いて母に訴えたり、バレーボール部時代には「◯本続けるまで終われない」と言って何時間も練習をやめなかったりと、妥協を許さない性格だったそうです。その気質が現在の俳優としての努力に直結していることは間違いありません。本人も「兄たちがやっていないことをやりたいと思って料理や俳優に挑戦した」と語り、家族との関係が強く影響していることを明かしました。
「仮面ライダーゼロワン」で俳優人生が開花
高橋さんの原点は、デビュー作となった「仮面ライダーゼロワン」。オーディションで主演を射止めたことで大きな注目を集め、日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞しました。当時はコロナ禍で撮影が一時中断するなど大きな試練もありましたが、「ゼロワンがあったから一生役者を続けたいと思えた」と語り、原点への強い思いをにじませました。視聴者からも「仮面ライダーを見て高橋さんを好きになった」という便りが数多く寄せられ、彼の俳優人生を支える大切な作品であることが伝わりました。
料理人の夢と“お米がかっこいい”発言
俳優業だけでなく、高橋さんは料理への情熱でも知られています。幼少期から料理を手伝い、小学校時代には自分専用のフライパンをサンタにお願いしたほど。調理師免許も取得しており、元々は料理人を目指していた経歴もあります。北村匠海さんもその腕前を「得意というレベルではない」と絶賛。特に高橋さんが「お米ってかっこいい」と語るなど、食材への独特な感性を持っていることも紹介されました。料理の話題を通じて共演者やスタッフとの距離を縮める姿は、俳優の枠を超えた魅力につながっています。
視聴者からのお便りと答え
番組中には多くのお便りが紹介されました。「あんぱんで披露したギター演奏はどれくらい練習したの?」という質問には、「3か月ほど前から2週間に1回くらい練習していた」と答えました。また「夏休みの簡単お昼メニューは?」という質問には、なすの揚げ浸しや梅+かつお節の組み合わせを紹介。料理好きな素顔が垣間見えるやり取りに、視聴者からも親近感が寄せられました。
特選エンタで映画を紹介
後半の特選エンタコーナーでは映画2作品をピックアップ。伊藤沙莉さん主演「風のマジム」は沖縄の泡盛作りを題材にした物語で、「まじむ=真心」というタイトルに込められた意味も紹介されました。もう一本は「ベートーヴェン捏造」。脚本はバカリズムさんが担当し、音楽史上最大級のスキャンダルに迫る作品です。「ベートーヴェンって本当はどんな人?」という問いかけが印象的でした。
みんな!グリーンだよ 秋の寄せ植え
園芸コーナー「みんな!グリーンだよ」では秋を先取りする寄せ植えを紹介。リンドウやアカバセンニチコウ、アスターなどを使い、底面給水鉢に植える方法が解説されました。ポットの高さを調整し、第一関節ほどの深さを目安に土を入れるのがコツ。水やりは花を傷めないよう株元に行うなど、初心者にも実践しやすい内容でした。
まとめ
今回のプレミアムトークでは、俳優・高橋文哉さんの多面的な魅力が存分に伝わりました。博多弁に挑戦し体重を増減させて臨む役作り、北村匠海さんや今田美桜さんとの関係、兄から受け継いだ負けず嫌いな性格、そして料理人を夢見た背景。どのエピソードも、俳優としてだけでなく人としての温かさや芯の強さを示していました。「あんぱん」での健ちゃんの成長とともに、これからの活躍にも大きな期待が寄せられます。
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