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NHK【午後LIVE ニュースーン】秋こそおすすめ!お酢パワーで体を整える 酢ムリエ直伝・ダイエット効果も期待の簡単レシピ|2025年10月9日

午後LIVEニュースーン

秋こそおすすめ!お酢パワーで元気にきれいに

「最近ちょっと疲れやすい」「ダイエットしても成果が出にくい」と感じていませんか?実はその悩み、毎日の“お酢習慣”で変わるかもしれません。2025年10月9日放送のNHK総合『午後LIVE ニュースーン』では、秋にこそ取り入れたい“お酢の力”が紹介されました。美容や健康に役立つだけでなく、料理にも使える万能調味料として、改めて注目が集まっています。この記事では番組で紹介された最新の“お酢の魅力”と、すぐに試せるレシピまで詳しく紹介します。

飲むお酢が人気の理由とは?全国に広がる専門店

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いま全国で注目されているのが飲むお酢です。健康志向の高まりとともに人気が急上昇し、国内の食酢市場およそ520億円のうち、約4割をこの“飲むお酢”が占めています。特に女性を中心に、毎日の美容や体調管理に取り入れる人が増えており、単なる調味料から「ライフスタイルの一部」へと変化しています。

東京都中央区には、まるで果実酒のように色とりどりの瓶が並ぶ酢の専門店があります。全国で15店舗を展開しており、店内には約100種類のお酢がずらり。リンゴやブルーベリー、ザクロ、黒酢など、香りや味わいが豊富で、試飲を楽しみながら自分の好みに合ったお酢を選べるのが特徴です。なかには、炭酸水やヨーグルトに合わせる専用の“デザート酢”も人気で、プレゼントとしても喜ばれています。

お酢ブームの背景には、ダイエットや美容効果を意識する若い世代の関心の高まりがあります。酢酸には脂肪の吸収を抑える作用があり、食後の血糖値を上げにくくする働きも知られています。そのため、食事と一緒に“飲むお酢”を取り入れることで、健康的に体を整えられると注目されています。

最近では、果実を使ったフルーツビネガー飲む黒酢など、酸味がまろやかで飲みやすいタイプも増えています。炭酸や水で割るだけでなく、牛乳や豆乳で割ってスムージー風にしたり、サラダドレッシングに使うなど、楽しみ方はさまざま。特に暑さや疲れが残る秋の季節には、クエン酸による疲労回復効果も期待できるため、無理なく続けられる健康習慣として支持を集めています。

痩せるメカニズムは科学的に?酢酸とAMPキナーゼの関係

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お酢を飲むと痩せる」という話には、しっかりとした科学的根拠があります。番組では、広島修道大学の多山賢二さんの研究が紹介されました。お酢の主成分である酢酸には、体内の代謝を助けるAMPキナーゼという酵素を活性化させる働きがあります。この酵素は、エネルギー不足を感じたときに脂肪を燃焼させるスイッチのような役割を持っており、体の中で「脂肪を燃やせ」という指令を出します。そのため、酢酸を摂取すると脂肪がエネルギーとして使われやすくなり、結果として体脂肪が減少しやすくなるのです。

さらに酢酸は、脂肪細胞が大きくなるのを防ぐ作用もあります。私たちの体の中では、余分なエネルギーが脂肪として蓄えられると脂肪細胞が肥大化しますが、酢酸が加わることでその成長を抑える働きが生まれます。加えて、酢酸が血管内を流れることで、脂肪や糖の吸収をゆるやかにすることも確認されています。つまり、お酢を飲むことで「脂肪をためにくく、燃やしやすい体」に近づけるのです。

実際の研究では、毎日お酢を摂取した人と摂取しなかった人を比較したところ、3か月後に平均1.5キロの体重差が出ました。しかも、食事や運動の内容を大きく変えずにこの結果が得られたというのは注目すべき点です。

また、お酢の効果はダイエットだけにとどまりません。酢酸には血圧の上昇を抑える作用や、食後の血糖値を緩やかにする働きもあります。これは、酢酸が糖質の分解・吸収を遅らせ、インスリンの急な分泌を防ぐためです。特に血圧や血糖値が気になる人にとって、お酢は毎日の食生活に取り入れやすい自然なサポートアイテムといえます。

さらに、酢酸には疲労回復を助ける効果もあります。運動後や仕事終わりのタイミングでお酢を摂ることで、乳酸の分解が進み、体のだるさを軽減してくれることも知られています。健康と美容の両面から見ても、お酢は“飲むサプリメント”のような存在として、今改めて注目を集めています。

30年間続く“酢たまねぎ”健康法

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埼玉県越谷市にある病院で勤務する周東寛さんは、30年以上ものあいだ、毎日の食卓に酢たまねぎを取り入れ続けています。医師として多くの患者と接してきた経験から、「薬に頼る前に、食事でできる健康づくり」を大切にしており、その象徴的な存在がこの酢たまねぎです。シンプルな材料で作れるうえに、続けやすく効果を実感しやすいと評判になっています。

【材料】
・タマネギ 1個(辛みの少ない新タマネギや黄タマネギがおすすめ)
・ハチミツ 大さじ1
・塩 少々
・醸造酢(米酢・リンゴ酢など、タマネギがしっかり浸かる量)

【作り方】
① タマネギを薄くスライスし、辛みをやわらげたい場合は軽く水にさらしてから水気を切る。
② 清潔なガラス瓶に入れ、ハチミツと塩を加える。
③ その上から醸造酢を注ぎ、タマネギ全体がひたひたに浸かるようにする。
④ フタをして冷蔵庫で5日ほど寝かせれば完成。熟成することで酸味がまろやかになり、ほんのり甘みのある味わいになります。

できあがった酢たまねぎは、冷蔵庫で約1か月保存が可能です。サラダのトッピングや肉料理の付け合わせに使うほか、漬け汁をドレッシングとして使うのもおすすめです。タマネギのケルセチンとお酢の酢酸が組み合わさることで、血液をサラサラに保ち、血圧や血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。

周東さんの病院でも、高血圧や糖尿病を抱える患者に“食事療法の一つ”として紹介しており、実際に続けた人の中には血圧が安定したり、体が軽く感じられるようになったという声もあります。お酢の酸味でタマネギ特有の辛さが和らぎ、毎日でも食べやすいのが続けられる理由です。

酢たまねぎは、手軽にできて健康維持に役立つ“家庭の常備菜”。日々の食事に取り入れるだけで、体のバランスを整え、自然と元気が長続きする食習慣として注目されています。

お酢生活を続けるコツと摂取量の目安

お酢の健康効果は非常に幅広く、私たちの体にさまざまな良い影響を与えてくれます。中でも代表的なのが、内臓脂肪の減少血圧の低下食後血糖値の上昇抑制、そして疲労回復です。お酢に含まれる酢酸は、体内のエネルギー代謝を活性化し、脂肪の燃焼を助ける働きがあります。そのため、食事に少しお酢を加えるだけでも、脂肪が蓄積しにくい体づくりに役立ちます。

また、お酢は血管をやわらかく保ち、血液の流れをスムーズにする作用があります。これにより血圧の上昇を抑え、心臓や血管への負担を減らすことができます。食後に血糖値が急上昇するのを防ぐ効果もあり、糖の吸収をゆるやかにしてくれるのです。特に食前や食中にお酢を取り入れることで、この働きがより実感しやすくなります。

さらに、お酢はクエン酸を多く含み、疲労の原因となる乳酸を分解してくれます。仕事や運動のあとにお酢を取り入れることで、体のだるさを感じにくくなり、翌日の回復が早くなるといわれています。

ただし、これらの効果を得るために大切なのは“継続”です。研究では、毎日お酢を摂っていた人がやめてしまうと、数週間で体重や血圧が元の状態に戻る傾向があることも確認されています。お酢の効果は一時的ではなく、日々の積み重ねによってこそ発揮されるものなのです。

1日の摂取量の目安は醸造酢で15〜30ミリリットル(大さじ1〜2杯)。そのまま飲むと刺激が強すぎるため、5倍程度に薄めるのが基本です。お水や炭酸水で割るほか、酸味が苦手な人はハチミツやレモン果汁を加えるとまろやかで飲みやすくなります。リンゴ酢黒酢など種類によって風味も異なるため、気分に合わせて使い分けるのもおすすめです。

続けるコツは「無理をしないこと」。朝の白湯に少し加えたり、夕食時にドリンクとして飲むなど、生活の一部に自然に取り入れることで、長く続けられる“お酢習慣”が身につきます。

お酢のソムリエ直伝!ミラクルな酢レシピ3選

番組では、日常の料理に手軽に取り入れられるお酢のアレンジレシピが紹介されました。どれも難しい手順はなく、少し加えるだけで料理の味がぐっと引き立ちます。酸味が苦手な人でも食べやすく、健康にも役立つ工夫が詰まっています。

まず紹介されたのが、家庭で大活躍する万能合わせ酢です。作り方は簡単で、ハチミツ:リンゴ酢:レモン果汁=2:1:1の割合で混ぜるだけ。ハチミツのやさしい甘さと、リンゴ酢のまろやかな酸味、レモンの爽やかさが絶妙に調和します。納豆にかけると香りが引き立ち、目玉焼きに合わせればいつもの朝食がぐっと華やかに。ドレッシング代わりに野菜サラダや冷しゃぶにかけても美味しく、一本あるだけで味のバリエーションが広がります。

続いて紹介されたのが、話題の新感覚調味料酢バター。作り方は、生クリームに万能合わせ酢を加え、しっかり振るだけ。乳脂肪分が分離してやがてクリーミーな質感になり、サワークリームのような爽やかさが生まれます。パンに塗ればほんのり甘酸っぱく、野菜スティックや焼き魚にもぴったり。通常のバターより軽やかで、後味がすっきりしているのが特徴です。酢の酸味が加わることで、脂っこさを感じにくくなるため、ダイエット中の人にもおすすめです。

そしてメインディッシュとして紹介されたのが、チキンのペッパー酢テーキ。作り方は、鶏もも肉にたっぷりの塩とコショウをまぶし、純米酢を加えて袋に入れ、冷蔵庫で約15分ほど寝かせます。お酢の力で肉がやわらかくなり、うま味が中に閉じ込められます。下味がしっかりなじんだら、汁ごとフライパンに入れて焼くだけ。焼き上がりにソースを絡めれば、香ばしくジューシーな仕上がりになります。お酢の酸味が肉の脂を中和し、口当たりを軽くしてくれるので、最後まで飽きずに食べられます。

スタジオで試食した出演者たちは、「酸味が強すぎず、爽やかでおいしい」と口をそろえて絶賛。お酢というと“酸っぱい”“料理の引き立て役”というイメージが強いですが、今回のレシピを通して、味の主役にもなれる万能食材であることが伝わってきます。

また、これらのレシピに共通しているのは“シンプルな材料で、毎日続けやすい”という点です。お酢をうまく使うことで、塩分を控えながらも味に深みを出せるため、健康にもやさしい調理法として注目されています。

まとめ:今日から“お酢習慣”で体の中からリフレッシュ

・お酢の主成分“酢酸”が脂肪燃焼や血圧抑制に効果的
・“酢たまねぎ”は高血圧・糖尿病のサポートに人気
・1日大さじ1〜2杯を目安に、5倍に薄めて続けるのがコツ
・料理でも活用できる“万能合わせ酢”“酢バター”“ペッパー酢テーキ”でおいしく健康に

お酢は、毎日の食事に少し取り入れるだけで体が軽く、気分もすっきり。秋の食卓にぴったりの健康調味料です。

(出典:NHK総合『午後LIVE ニュースーン』2025年10月9日放送)


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