オリーブオイルで揚げ物は太らない?本当の仕組み
オリーブオイルで揚げ物をすると太りにくいのか、気になっている人は多いです。『巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会(2026年4月29日放送)』でも取り上げられ注目されています 。
実は、オリーブオイルはカロリー自体は高いものの、満腹感や食欲に関わる働きがあると考えられています。
ただし、「太らない油」というわけではありません。大切なのは、油の種類による体の反応の違いと、食べ方の工夫です。
この記事でわかること
・オリーブオイルで揚げ物は太りにくいのかの真実
・通常の油との違いと体重への影響
・オレイン酸と満腹感の関係
・食べすぎを防ぐ仕組み
・正しい使い方と注意点
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オリーブオイルで揚げ物は太らないのか検証内容
オリーブオイルで揚げ物をすると太らないのか。これは、かなり気になるテーマです。
揚げ物はカロリーが高く、ダイエット中には避けられがちな料理です。一方で、オリーブオイルには「体にいい油」というイメージがあります。だからこそ、「同じ揚げ物でも、オリーブオイルで揚げれば太りにくいのでは?」という疑問が生まれます。
『巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会』でも、オリーブオイルで揚げた揚げ物を食べ続けた場合、体重がどう変わるのかが注目されました。
まず大前提として、オリーブオイルも油なのでカロリーは高いです。油は種類に関係なく、基本的に1gあたり約9kcalあります。つまり、オリーブオイルだからカロリーが低いわけではありません。植物油は種類にかかわらず脂質が中心で、オリーブオイルも一般的な油と同じく高エネルギー食品です。
では、なぜ「太りにくいかも」と言われるのでしょうか。
理由は、カロリーではなく、脂肪酸の種類や満腹感にあります。
オリーブオイルに多く含まれるのは、オレイン酸という脂肪酸です。オレイン酸は一価不飽和脂肪酸の一種で、食欲や体重管理との関係が研究されています。オレイン酸を多く含む食事は、脂肪バランスや体重、エネルギー消費に影響する可能性があるとする研究レビューもあります。
つまり、オリーブオイルの揚げ物で見るべきポイントは、「油なのにカロリーが低い」ではなく、「同じ油でも、体の反応が少し違う可能性がある」という点です。
オリーブオイルと通常の油で体重はどう変わるのか比較
オリーブオイルと通常の油を比べる時、まず分けて考えたいのは、カロリーの差と体への働きの差です。
カロリーだけを見ると、オリーブオイルが特別に低いわけではありません。サラダ油や他の植物油と同じように、使いすぎれば当然カロリー過多になります。
ただし、油の中身には違いがあります。
一般的な植物油には、多価不飽和脂肪酸が多いものもあります。一方、オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が多いのが特徴です。さらに、エキストラバージンオリーブオイルには、ポリフェノールなどの微量成分も含まれています。オリーブオイルは他の植物油より一価不飽和脂肪酸が多く、精製度が低いものでは抗酸化成分やビタミン類が残りやすいとされています。
体重の変化を比較する時に大事なのは、短期間の体重は脂肪だけで動くわけではないということです。
揚げ物を食べた翌日に体重が増えた場合、原因は脂肪だけではありません。
塩分による水分のため込み
衣の炭水化物
ごはんの量
便通
前日の活動量
睡眠
食事の総重量
こうしたものが全部、体重に影響します。
逆に、たくさん食べたのに一時的に体重が減ることもあります。これは脂肪が急に消えたというより、水分や便通、食べたものの消化状態が関係していることが多いです。
そのため、オリーブオイルで揚げたから体重が増えなかった場合でも、「脂肪がつかなかった」とすぐに決めつけるのは早いです。
ただ、オリーブオイルの特徴によって、食後の満腹感が長く続いたり、食べる量が自然に抑えられたりする可能性はあります。ここが、通常の油との大きな比較ポイントです。
オリーブオイルの特徴と満腹感の仕組み
オリーブオイルの大きな特徴は、オレイン酸が多いことです。
オレイン酸は、オリーブオイル、アボカド、ナッツなどにも含まれる脂肪酸です。この種類の脂は、体の中で満腹感に関わる反応とつながる可能性があります。
食べ物に脂質が含まれていると、胃から腸へ進むスピードがゆっくりになりやすくなります。すると、食後の満足感が続きやすくなります。オレイン酸やオリーブオイルが胃の動き、腸のホルモン、食欲感覚にどう影響するかを調べた研究もあります。
脂は体の中で「ゆっくり進む食べ物」です。
すぐお腹がすく食事
↓
また何か食べたくなる
↓
間食が増える
満足感が続く食事
↓
次の食事まで持ちやすい
↓
食べすぎを防ぎやすい
このような流れです。
もちろん、油を多くとれば満腹感は出ますが、そのぶんカロリーも増えます。だから、「満腹感が出るからたくさん使っていい」ではありません。
大切なのは、少量でも満足感を出しやすい油として使うことです。
たとえば、揚げ物だけでなく、蒸し野菜、サラダ、焼き魚、豆腐、スープの仕上げに少量加えると、香りとコクが出て満足感が上がります。
オレイン酸が食欲や食後に与える影響
オレイン酸が注目される理由は、食欲との関係です。
オレイン酸などの不飽和脂肪酸は、体の中で満腹感に関わる物質の生成を促す可能性があるとされています。不飽和脂肪酸が、空腹感を抑える分子の生成に関係するという研究もあります。
また、オレイン酸を多く含む食事については、体重や脂肪バランスへの影響を調べた臨床研究レビューもあります。そこでは、オレイン酸を多く含む食事が体重管理やエネルギー消費に関わる可能性が示されています。
ただし、ここは誤解しやすいポイントです。
オレイン酸がある
↓
必ずやせる
という意味ではありません。
正しくは、
オレイン酸が多い油を上手に使う
↓
満腹感が続きやすくなる可能性
↓
食べすぎや間食を減らせる可能性
↓
結果として体重管理に役立つ場合がある
という流れです。
つまり、オレイン酸の働きは「脂肪を燃やすスイッチ」というより、食べすぎを防ぐサポート役に近いです。
また、オリーブオイルの香りも満足感に関係します。風味のある油は、少量でも料理の満足度を上げやすいです。味気ない食事より、「おいしい」と感じる食事の方が、無理なく続けやすくなります。
ダイエットでは、我慢だけに頼ると長続きしません。オリーブオイルは、使い方しだいで「おいしさを残しながら食べすぎを防ぐ」助けになります。
検証結果から見えた太りにくさの本当の理由
オリーブオイルの揚げ物で太りにくいように見える理由は、単純に「油が体に吸収されないから」ではありません。
考えられる理由は、いくつかあります。
まず、満腹感が強く出やすいことです。
揚げ物は脂質が多いため、胃にとどまる時間が長くなりやすく、お腹が空きにくくなることがあります。特にオリーブオイルに多いオレイン酸は、食欲や満腹感との関係が研究されている成分です。
次に、食べるスピードが落ちやすいことです。
揚げ物は噛む回数が増えやすく、熱さもあるため、早食いになりにくい料理です。ゆっくり食べると満腹感に気づきやすくなります。
さらに、油の吸い込み方も関係します。
揚げ物のカロリーは、食材そのものだけでなく、衣がどれだけ油を吸うかで大きく変わります。パン粉が粗い、衣が厚い、長時間揚げる、温度が低すぎるなどの条件では、油を多く吸ってカロリーが上がりやすくなります。
オリーブオイルだから太らないというより、揚げ方によって「油を吸いすぎない仕上がり」になるかどうかが大切です。
太りにくさの本当の理由をまとめると、次のようになります。
オリーブオイルのオレイン酸で満腹感が続きやすい可能性
香りやコクで少量でも満足しやすい
揚げ方によって油の吸収量が変わる
食後の間食が減る可能性がある
ただし総カロリーが多ければ太る可能性はある
つまり、オリーブオイルは「太らない油」ではなく、上手に使えば食事の満足度を高めやすい油です。
この違いを押さえておくと、健康情報に振り回されにくくなります。
オリーブオイルを使うときの注意点と正しい使い方
オリーブオイルを使う時に一番大事なのは、体にいい油でも使いすぎれば太るということです。
大さじ1杯の油は、だいたい100kcalを超えます。サラダにたっぷりかけたり、炒め物に多く使ったり、揚げ物で衣にしっかり吸わせたりすると、すぐにカロリーは増えます。
使う時のコツは、次の通りです。
揚げ物は衣を薄くする
乾燥パン粉を使うと油を吸いすぎにくい
温度を低くしすぎない
長時間揚げすぎない
揚げた後はしっかり油を切る
風味の強いエキストラバージンは少量使いに向く
高温調理にはクセの少ないタイプも選択肢にする
また、オリーブオイルは保存方法も大切です。
光、熱、空気に弱いため、開封後はできるだけ早めに使い切るのが理想です。透明なボトルを明るい場所に置いたままにすると、酸化が進みやすくなります。オリーブオイルは光や熱によって品質が落ちやすく、保存状態が風味や酸化に影響します。
加熱については、「エキストラバージンオリーブオイルは絶対に加熱してはいけない」と思われがちですが、近年は煙点だけで油の安全性を判断するのは不十分だとされています。油の安定性には、脂肪酸の種類や抗酸化成分も関わります。エキストラバージンオリーブオイルは、家庭調理の範囲では比較的安定した油として評価される研究もあります。
ただし、何度も使い回す揚げ油や、煙が出るほど高温にする使い方は避けた方が安心です。
結論として、オリーブオイルはダイエットの敵ではありません。
でも、「オリーブオイルなら揚げ物をいくら食べても太らない」という考え方は危険です。
正しくは、カロリーは高いけれど、満腹感や食事の満足度を助ける油です。揚げ物に使うなら、量・温度・衣・食べる頻度を意識することが大切です。
毎日の食事では、揚げ物だけに使うより、野菜、魚、豆類、スープなどに少量合わせる方が、オリーブオイルの良さを活かしやすくなります。
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