「キッチンアイテムをもっと使いやすく!」
2025年9月30日に放送されたNHK「あさイチ」では、料理や保存が格段に便利になるキッチンアイテムの裏ワザを特集しました。家庭でもすぐに真似できる実践的なテクニックが続々と登場し、スタジオも大盛り上がり。今回紹介された内容は、乾燥わかめ・ご飯の炊き方・牛乳の新しい飲み方・アルミホイルの使いこなし方と、まさに「毎日の食卓を変える情報」ばかりでした。
宮城・多賀城市から!乾燥わかめの秘密と工場直伝の裏ワザ
最初に登場したのは、宮城県多賀城市にある乾燥わかめ工場。案内役は工場長の臼井努さんです。
ここでは、漁港で湯通しされたわかめを塩漬けにして保管。その後工場内で洗浄し、最長1メートル以上にもなる立派なわかめに仕上げていきます。
乾燥方法には驚きの工夫が隠されていました。実は緑茶の茶葉を乾燥させる方法をヒントにしており、回転式の乾燥機で乾かすことで、わかめ同士がくっつかず、きれいにカールした形になるのです。
そして家庭で役立つのが「30秒ダブル戻し」。熱湯に15秒つけた後、水に15秒つけるだけで、まるで採れたての生わかめのような食感に戻ります。スタジオでは出演者も驚きの表情。味噌汁に入れるときは、ペットボトルのキャップ1杯分=約1gがちょうどよい分量の目安と紹介されました。
さらに工場社員おすすめの食べ方は、青じそと和えること。大東駿介さんは「若い頃、ポン酢をかけてよく食べていた」と懐かしそうに語り、わかめの万能さを再確認していました。
ジューシーわかめつくね
わかめふりかけをたっぷり使い、味つけはこれだけで完成する手軽なつくねです。わかめのうまみが鶏ひき肉にしっかりとなじみ、冷めても柔らかくジューシーな仕上がりになります。お弁当のおかずにもぴったりで、忙しい朝でも簡単に作れるのが魅力です。
材料(2人分)
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鶏ひき肉 300g
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ふりかけタイプの乾燥わかめ 大さじ6
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酒 大さじ2
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サラダ油 適量
作り方
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保存袋に鶏ひき肉・わかめふりかけ・酒を入れ、袋の上から手でもみ込むようにして全体をよく混ぜる。
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混ぜた肉だねを6~9等分に分け、丸めて小判形に整える。
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フライパンにサラダ油を熱し、つくねを並べ入れる。フタをして蒸し焼きにし、途中で上下を返して均等に火を通す。
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中まで火が通り、こんがり焼き色がついたら器に盛りつけて完成。
わかめのうまみが詰まったつくねは、ごはんのお供にも、お弁当のおかずにも万能です。
白あえ彩りわかめ
豆腐となじみやすいわかめふりかけを使うことで、下味いらずで簡単に仕上がる白あえです。豆腐のまろやかさにわかめのうまみが加わり、シンプルながら奥行きのある味わいになります。ほうれんそうやにんじん、かまぼこなどを加えれば見た目も華やかになり、食卓やお弁当にもぴったりです。
材料(2人分)
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豆腐 1パック
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わかめふりかけ 大さじ1
作り方
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保存袋に豆腐・わかめふりかけを入れ、豆腐をつぶしながら混ぜ合わせ、なめらかにする。
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よく混ざったら器に盛りつけて完成。
わかめの香りと豆腐のやさしい味わいが調和した一品で、忙しい時でも手軽に作れるのが魅力です。アレンジ次第で野菜や練り物を加えて彩り豊かに仕上げるのもおすすめです。
ご飯炊き分け1万通り!家庭で使える極意3つ
続いては「炊飯の奥深さ」に迫る企画。取材先の炊飯専門工場では、なんと1万通りもの炊き分けが試されているとのこと。そこで見えてきた家庭で応用できるポイントは3つでした。
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洗米の最初の水はすぐ捨てる
お米は最初の水を一気に吸収するため、にごった水を長く置かないことが大事。 -
浸水時間は1時間以上
お米の芯までしっかり水を含ませることでふっくら仕上がります。 -
油を加える
米3合に対しサラダ油小さじ1/2を入れると粒立ちがよく、保湿効果もアップ。冷めてもおいしいご飯になります。
さらにクイズ形式で出題されたのは「炊きあがりにすると良いことは?」。答えは「ほぐす」。炊き立てのご飯を軽く混ぜることで余分な水分が飛び、均一な仕上がりになるのです。
また、余ったご飯を冷凍保存する際のコツも3つ紹介されました。
・高さ1~2センチに平らに広げる
・解凍後は1~2分蒸らす
・上下を返してほぐす
この工程を守れば、冷凍ご飯でも炊きたてのようなおいしさが楽しめます。
アルミホイルの表裏の謎と社員直伝の保存術
最後に取り上げられたのはアルミホイル。取材先のメーカーでは1か月に100万本を生産しているとのこと。製造過程で2枚を重ねて圧延するため、表と裏に違いが生まれますが、実際は「どちらを使っても効果は同じ」だと判明しました。
保存や調理で役立つ社員直伝の使い方も披露されました。
・食材を密閉するなら「コの字包み」が最適
・揚げ物を保存するときは「くしゃくしゃにしてから包む」とベタつきを防げる
・果物を包むと変色や乾燥を防ぎ、ニオイ移りも防止
・使い終わったアルミホイルは「棒状に丸めてシンクに這わせる」とぬめり予防に
・野菜の保存、さらにしょうがの皮むきにも応用可能
この工夫の数々にスタジオも驚き、まさに「暮らしを変える知恵袋」のような内容でした。
北海道・別海町の牧場から!牛乳の新常識
北海道別海町からは、久多里俊輔さんの牧場を紹介。東京ドーム24個分もの敷地で120頭の牛を育てており、従来の牧場のイメージを覆す最新システムが導入されています。
牛は自分の意思で自動搾乳機に入ることができ、首に付けられたICタグで体調や行動も記録されます。さらに、排泄物をリサイクルして作られた特製ベッドは牛に大人気。わらよりも快適で、牛たちのストレス軽減につながっています。
牛乳の飲み方にも最新の工夫が紹介されました。
・600Wで20秒加熱するとクリーミーさアップ
・氷を入れるとスッキリ爽快に
・柑橘系ジュースと合わせる「クリアミルクドリンク」はカルシウム吸収率が上がる
・はちみつ+しょうが入り「ゴールデンナイトミルク」は寝付き改善に期待
・さらに驚きの「牛乳の焼酎割り」まで登場
スタジオでは実際に試飲し、牛乳の奥深い可能性を再認識する場面となりました。
中継コーナー『サルナシ』福島・玉川村
福島県玉川村からは『サルナシ』の中継。小さなキウイのような果実で、地元では昔から栄養価の高さや爽やかな味わいで親しまれてきました。生で食べても美味しく、ジャムやジュースにも加工できる万能な果実です。都会ではあまり見かけない食材ですが、地域の特産品として注目が集まっています。放送を通じて、産地ならではの食べ方や魅力を知ることができるでしょう。
【あさイチ】福島・玉川村特産『サルナシ』がスーパーフルーツと呼ばれる理由とは?摘み取り体験&人気加工品も紹介|2025年9月30日
シェフのおうちごはん・林亮平
番組終盤には、日本料理店店主の林亮平さんによる「シェフのおうちごはん」が登場。プロならではの技術を家庭料理に落とし込むことで、普段の食卓が一気に華やぎます。過去の放送では、食材の切り方や味付けのちょっとした工夫が「真似したい!」と評判になりました。今回も家庭で取り入れやすいレシピが紹介されるはずで、放送後には記事にも詳細を追記してお届けします。
まとめ
この記事で紹介したポイントを振り返ります。
・乾燥わかめは『30秒』で戻すと食感と栄養が守れる
・アルミホイル「コの字」密閉でジューシーな仕上がりに
・牛乳は『温度』によって甘さや香りが大きく変化する
・ごはん保存は小分け・冷凍がカギ、美味しさを長く保てる
・工場見学シリーズでプロの知恵を家庭に応用できる
・福島・玉川村の『サルナシ』で地方食材の魅力を発見
・林亮平さんの「おうちごはん」で家庭料理の幅が広がる
これらの知識を知っておくだけで、料理や家事が一段と楽しくなります。放送後には実際の調理法や具体的なレシピを追記予定です。忙しい毎日の中で、こうした小さな工夫が積み重なると、食卓がもっと豊かに、そして笑顔あふれる時間に変わっていきます。
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