トリコになる!鶏&豚ソテーの極意
「お肉を焼くとき、皮がべちゃっとしてしまう…」「いつもソースがワンパターンで飽きる…」そんな悩みを抱えていませんか。鶏もも肉や豚肩ロース肉は家庭でもよく登場する食材ですが、ちょっとしたコツを知るだけで格段においしく変わります。この記事では、きじまりゅうたさんが番組で伝授した『チキンソテー』と『ポークソテー』の焼き方とソースのバリエーションを、家庭料理のプロ目線で整理しました。読むだけで「肉焼き名人」への近道が見えてきます。
鶏もも肉の『チキンソテー』は皮が命
結論から言えば、鶏もも肉は皮をパリッと焼き上げることがすべて。皮から焼き始めるのが鉄則で、強火で一気に焼き目をつけ、脂がじわじわ出てきたら中火に落として中まで火を通します。出てきた旨みたっぷりの焼き汁は、そのまま捨てるのではなくソースに活用。番組では『トマトソース』を提案していましたが、これは酸味が肉の脂をすっきりまとめ、皮の香ばしさをさらに引き立てます。家庭で作るなら、トマト缶やフレッシュトマトににんにくを少し加えるだけで格上げされた味に仕上がります。
材料(2人分)
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鶏もも肉(大)…1枚(350g)
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ミニトマト…100g
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トマトケチャップ…大さじ2
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水…大さじ1~2
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しょうゆ…小さじ1
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ベビーリーフ…適宜
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塩…小さじ1/4
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サラダ油…小さじ1
作り方
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鶏肉の下ごしらえ
鶏もも肉は厚みが均一になるように身の厚い部分に包丁を入れて開き、1〜2cm間隔で筋を断つように切り目を入れる。半分に切り、身側に塩小さじ1/4をふって15分間おく。出てきた水けは拭き取る。 -
皮目を焼く
フライパンにサラダ油をひき、鶏肉の皮を下にして並べ、中火にかける。形を整え、余分な脂を時々拭きながら7〜8分間動かさずに焼く。 -
トマトソースを準備
ミニトマトは2〜4等分に切り、トマトケチャップ・水・しょうゆと混ぜておく。 -
裏面を焼く
鶏肉の皮がこんがり焼けたら裏返し、弱めの中火で約4分焼く。側面に赤い部分が残っていれば、その部分を下にして焼きつけ、中まで火を通す。焼き上がったら網を重ねたバットに取り出し、2分ほど休ませる。 -
トマトソースを仕上げる
フライパンに③を入れ、弱火で2分ほど煮詰めながらミニトマトを軽くつぶす。 -
盛りつけ
鶏肉を食べやすい大きさに切って器に盛り、ベビーリーフを添える。仕上げに⑤のソースをかけて完成。
豚肩ロースの『ポークソテー』はソース勝負
豚肩ロースは厚みがあるので、まずは筋切りをしてから均一に焼くのがポイント。表面を香ばしく焼いたら、余熱を活かしてじっくり仕上げます。ここで決め手となるのが『ガリバタソース』。にんにくとバターの香りが肉全体にまとわりつき、シンプルなソテーを一気にごちそうに変えてくれます。番組では「豚カツに負けない豪華さ」と表現されていましたが、まさに家庭でレストラン級の満足感が得られる一皿です。
飽きない秘訣はソースのバリエーション
同じ肉でも、ソースを変えるだけで全く違う料理に感じられるのがソテーの魅力です。今回紹介されたのは『ピリ辛きのこソース』と『チーズクリームソース』。前者は旬のきのこを炒めて豆板醤やしょうゆで味付けし、ピリッとした辛さと秋の香りが広がります。後者は生クリームとチーズで濃厚に仕上げ、子どもから大人まで楽しめる一品に。家庭では冷蔵庫に余っている食材をソースに組み込むことで、無駄なくアレンジができます。
まとめ
この記事で紹介したポイントを整理します。
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鶏もも肉は皮から焼き、焼き汁を『トマトソース』に活用
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豚肩ロースは筋切りして焼き、『ガリバタソース』で豪華に
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ソースは『ピリ辛きのこ』や『チーズクリーム』で飽き知らず
どれも手順はシンプルですが、家庭の食卓をワンランク上げる力があります。強火で仕上げる勇気と、ソースで遊ぶ工夫を持てば、毎日の肉料理が一気に楽しくなるはずです。ぜひ今日の夕食から実践してみてください。
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