包むだけで“ごちそう”に!いま注目の皮料理ブーム
最近、SNSでも注目を集めているのが“皮ブーム”。パンでもなく、ごはんでもなく、「包んで楽しむ」料理が続々と登場しています。今回の【ツイQ楽ワザ】では、その“包む”に注目!トルティージャで作る本格タコス、冷蔵庫の残り物を使ったアレンジタコス、さらには皮を使わないギョーザまで、家庭でできる驚きのレシピがたっぷり紹介されました。食材を包むことで、味のバランスも食感も楽しくなる。この記事では、登場したすべての「包む料理」を、詳しく、わかりやすく紹介します。
NHK【激突メシあがれ】仙台牛タン×ずんだ×枝豆!? 驚きのハイブリッドギョーザ誕生秘話(2025年5月21日)
タコスミート
香ばしいスパイスの香りが立ちのぼるタコスミート。メキシコの家庭料理を、簡単に日本のキッチンで再現できるレシピです。ポイントはオールスパイスとクミンパウダー。これらのスパイスが入ることで、一気に“本場感”が出ます。
材料(4人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| 合いびき肉 | 200g |
| 玉ねぎ | 1/2個 |
| オールスパイス | 小さじ1 |
| クミンパウダー | 小さじ1 |
| ケチャップ | 大さじ6 |
| 中濃ソース | 大さじ2 |
| トマト | 1個 |
作り方
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冷たいフライパンにみじん切りの玉ねぎ、オールスパイス、クミンパウダーを入れて火にかける。
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香りが立ってきたら、合いびき肉を加えて炒める。
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肉の色が変わったら、刻んだトマト、ケチャップ、中濃ソースを加える。
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汁気がなくなるまで煮詰め、少し冷ましたら完成。
香り豊かなタコスミートは、トルティージャで包むのはもちろん、レタスで巻いても美味しい。
タコスのさっぱりソース
肉のうまみにさっぱりとしたアクセントを加えるのが、このタコスソース。生野菜のシャキシャキ感が楽しめる、簡単サルサ風ソースです。
材料(4人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| トマト | 2個 |
| きゅうり | 1/2本 |
| 玉ねぎ | 1/6個 |
| パプリカ | 1/6個 |
| レモン汁 | 小さじ1 |
| 塩 | 少々 |
作り方
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トマトは1cm角に、他の野菜はみじん切りにする。
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すべての野菜を混ぜ合わせ、レモン汁と塩で味を調える。
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冷蔵庫で10分ほど冷やすと、味がなじんでより美味しくなる。
タコスだけでなく、焼き魚やチキンのソースにもぴったりです。
皮なし!うどんギョーザ
6年連続ミシュラン1つ星の中国菜エスサワダの澤田州平シェフが紹介した、驚きのギョーザアレンジ。なんと「皮」を使わず、冷凍うどんで包む新発想。もちもち食感がクセになります。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| 澤田流ギョーザのあん | 180g |
| 冷凍うどん | 半玉 |
| 片栗粉 | 適量 |
| サラダ油 | 25g |
澤田流ギョーザのあん(10個分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| 豚ひき肉 | 180g |
| 青じそ | 4枚 |
| ミニトマト | 約4個(45g) |
| 酒 | 7g |
| オイスターソース | 6g |
| 砂糖 | 4g |
| 鶏ガラスープの素 | 1g |
| 塩 | 1g |
作り方
-
青じそとミニトマトを細かく刻み、豚ひき肉と混ぜる。
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酒・オイスターソース・砂糖・鶏ガラスープの素・塩を加えてよく混ぜ、あんを作る。
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解凍して刻んだうどんを加え、全体をよく混ぜる。
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成形して片栗粉をまぶし、フライパンにサラダ油をひく。
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弱火で片面4分ずつ焼き、香ばしく仕上げる。
外はカリッと、中はもちっとした食感。まるで新しい“肉まんの皮”のような食べごたえです。
皮なし!天かすギョーザ
サクサク食感が楽しい「天かすギョーザ」。うどんに続き、今度は天かすを衣にするという発想です。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| 澤田流ギョーザのあん | 適量 |
| 天かす | 適量 |
| サラダ油 | 25g |
作り方
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あんを一口大に丸め、天かすをしっかりまぶす。
-
フライパンに油をひき、弱火で片面3分、ひっくり返して4分焼く。
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両面がこんがりきつね色になったら完成。
外側がカリッ、中はふんわり。天かすが油を吸って香ばしく、ビールにもぴったりです。
皮なし!柿の種ギョーザ
おつまみの定番「柿の種」をまぶす新感覚ギョーザ。ピリッとした辛味とカリカリ食感が楽しい一品。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| 澤田流ギョーザのあん | 適量 |
| 柿の種 | 適量 |
| サラダ油 | 25g |
作り方
-
柿の種を袋に入れ、めん棒などで粗く砕く。
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あんを丸めて砕いた柿の種をまぶす。
-
フライパンで弱火3分+4分焼いて完成。
カリカリの表面が香ばしく、スナックのような感覚で楽しめます。
皮なし!かまぼこギョーザ
まさかの“かまぼこ”を皮に!魚のうまみと肉のジューシーさが融合した、和洋折衷ギョーザです。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| 澤田流ギョーザのあん | 適量 |
| かまぼこ | 6切れ |
| サラダ油 | 25g |
作り方
-
あんを適量取り、かまぼこではさむ。
-
フライパンに油をひき、弱火で片面3分ずつ焼く。
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表面がこんがり焼けたら完成。
お弁当やおつまみにぴったり。魚の香りが引き立ち、見た目もかわいい一品です。
きゅうりのナンロール
フードコーディネーターナガタユイさんが提案する「ナンロール」は、包むというより“巻く”楽しさ。ナンのやわらかさと野菜のシャキシャキ感が相性抜群です。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| ナン(チルド) | 1枚(50g) |
| きゅうり | 1/4本 |
| マヨネーズ | 大さじ2 |
| 味噌 | 大さじ1 |
| すりごま(白) | 大さじ1 |
作り方
-
ナンを電子レンジ(600w)で20~30秒温める。
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マヨネーズ・味噌・すりごまを混ぜてソースを作る。
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ナンの裏側に塗り、スティック状のきゅうりをのせて巻く。
素朴な甘みのある味噌マヨがクセになります。
サラダチキンのナンロール
甜麺醤とマヨネーズの組み合わせが絶妙。中華風の風味がナンとよく合います。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| ナン | 1枚 |
| サラダチキン | 20g |
| 甜麺醤 | 6g |
| マヨネーズ | 2g |
| 青じそ | 1枚 |
| きゅうり・水菜・白髪ねぎ | 各35g |
作り方
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野菜を細く切り、チキンを裂く。
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ナンを温め、甜麺醤を塗る。
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青じそ、チキン、野菜を順にのせて巻く。
香ばしい甜麺醤の香りと、さわやかな青じその風味が絶妙です。
チャーシューのナンロール
チャーシューを巻くだけで、ボリューム満点の一品に早変わり。ピリ辛のコチュジャンが食欲をそそります。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| ナン | 1枚 |
| チャーシュー | 20g |
| コチュジャン | 6g |
| マヨネーズ | 2g |
| パプリカ | 3g |
| きゅうり・かいわれ | 各35g |
作り方
-
チャーシューと野菜を細切りにする。
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ナンを温めてコチュジャンを塗る。
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具材を重ねて巻き、食べやすい大きさに切る。
ライスペーパークロワッサン
まるでスイーツショップのような見た目。プリンを包み込んだ、サクもち食感のクロワッサンです。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| ライスペーパー(16cm) | 3枚 |
| プリン(市販) | 1個 |
| バター | 10g |
| ベーキングパウダー | 1g |
| グラニュー糖 | 少々 |
作り方
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バターを電子レンジで溶かし、プリンを加えて潰す。
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ベーキングパウダーを加えて混ぜる。
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ライスペーパーを1枚ずつ浸し、3枚重ねて2分置く。
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縦横に折り重ねて巻き、グラニュー糖をまぶす。
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トースター200℃で20~25分焼く。
外はパリッ、中はとろっと甘い香り。カフェ風スイーツとしても人気です。
ライスペーパーオムライス
ライスペーパーで包んだ、見た目も新しい“包みオムライス”。コーンポタージュのまろやかさが特徴です。
材料(1人分)
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| ライスペーパー(22cm) | 1枚 |
| コーンポタージュの粉 | 1袋 |
| サラダ油 | 少々 |
| ごはん | 150g |
| 玉ねぎ | 1/8個 |
| ソーセージ | 1本 |
| ケチャップ | 大さじ1 |
| おろしにんにく | 小さじ1/3 |
| 塩・こしょう | 各ひとつまみ |
作り方
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玉ねぎをみじん切り、ソーセージを輪切りにする。
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耐熱容器にごはん、調味料を加え、電子レンジ600Wで3分加熱。
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コーンポタージュ粉を80℃のお湯で溶かしてペースト状に。
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ライスペーパーに塗り、ケチャップライスを包む。
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フライパンで弱火2分焼いて仕上げる。
ほんのり甘いポタージュが卵代わりになり、食感もふんわり。
食の外にも広がる“包む”文化 高知発フィッシュレザー
「いまオシ!LIVE」では、食材ではなく素材としての“皮”を取り上げる企画も。高知県高知市から中継されるのは、フィッシュレザーと呼ばれる新素材。
これは、魚の皮をなめして革製品に加工したもので、Ocean Leather(オーシャンレザー)という高知のブランドが注目されています。漁業で出る副産物を有効活用するこの手法は、環境にも優しく、見た目も独特の美しさを持っています。
魚種によって模様が異なり、サーモンやタイ、カツオの皮が財布・名刺入れ・キーケースに変身。軽くて丈夫、しかも廃棄物削減にもつながるため、ヨーロッパでも人気が高まっています。
“包む料理”のテーマとつながるのは、「皮の再発見」という視点。食の世界では包んで味を閉じ込め、ファッションの世界では素材を包んで守る――どちらも「暮らしを豊かにする包み方」という共通点を持っています。
高知では、このフィッシュレザーが地域ブランドとして定着しつつあり、若手職人やデザイナーの間で新しい工芸文化として注目されています。
みんな!ゴハンだよ 鶏ふっくら白菜鍋&じゃがいもなます
最後は、あたたかい冬レシピの紹介。
『鶏ふっくらの白菜鍋』は、鶏もも肉と白菜を下ゆでしてから煮ることで、やわらかく味がしみ込むのが特徴。えなりさんは「味の染み込みが全然違う」と感想。
長野県の郷土料理『じゃがいもなます』は、せん切りじゃがいもをサッと炒めて昆布酢ダレで和えるだけ。磯山さんは「シャキシャキとホクホクの両方が味わえる」とコメントしました。
どちらも体が温まる一品で、番組サイトで詳しいレシピが公開されています。
NHK 【あさイチ】鶏ふっくらの白菜鍋×炒めて作るじゃがいもなます|山本麗子流“昆布酢”でやさしく仕上げる冬ごはん|2025年11月11日
まとめ
この記事のポイントは以下の通りです。
・トルティージャで味わう本場メキシコのタコス文化
・ギョーザの“皮なし”や“再利用”アイデアで家庭料理革命
・ナン・ライスペーパーの包み方で食卓が華やかに
・高知発の魚の皮が新たな素材として注目
・冬にぴったり『鶏ふっくら白菜鍋』と『じゃがいもなます』
「包む」ことは、ただの調理法ではなく、人と人をつなぐ“ぬくもりの技”でもあります。
あなたの家でも、身近な皮を使って新しい一皿を包んでみてはいかがでしょうか。
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