NHK 【あさイチ】鶏むね肉がしっとり変身！柳原尚之流『鶏肉の治部煮』で味わう金沢の心｜2025年10月8日

ほっとする味わい。柳原尚之さんの「鶏肉の治部煮」で心も温まる一皿を

毎日のごはん作り、ついついマンネリになっていませんか？煮物は作りたいけど、手間がかかりそう…そんなときにおすすめなのが、柳原尚之さんが【あさイチ】で紹介した「鶏肉の治部煮」です。和食の伝統を感じながらも、家庭で気軽に作れるよう工夫されたこの一品。冷えた体を優しく包み込むような味わいで、季節の変わり目にぴったりです。この記事では、材料や作り方をわかりやすく紹介します。忙しい日でも簡単に作れて、食卓がほっと和む時間をお届けします。

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鶏肉の治部煮とは？

治部煮（じぶに）は、石川県・金沢を代表する郷土料理。特徴は、片栗粉をまぶした肉を煮て、自然なとろみを出すことです。鴨肉を使うのが伝統ですが、今回のレシピでは手軽に手に入る鶏むね肉で作ります。脂が少なく、ヘルシーであっさりした味わいが楽しめます。仕上げに散らす青ゆずの皮が香りのアクセント。豆腐やオクラも加わり、見た目にも彩り豊かです。

材料（作りやすい量）

• 鶏むね肉（1/2枚）…150g

• オクラ…1本

• 焼き豆腐（2cm厚さの一口大）…150g

• 片栗粉…適量

• 青ゆずの皮…お好みで

A

• だし…カップ1

• 砂糖…大さじ2

• しょうゆ…大さじ1+2/3

• 酒…大さじ1

作り方

1. オクラの下ごしらえ
   　オクラのがくのかたい部分をぐるりとむき、塩でこすります（板ずり）。
   　鍋に湯を沸かし、オクラを転がしながらゆでます。約30秒で、がくの部分を下にして持ち上げると、ねばりが出るのが目安。冷水に取って色止めをします。ねばりが出ない場合は、もう少しゆでましょう。

2. 煮汁を作る
   　フライパンにAの材料（だし・砂糖・しょうゆ・酒）を入れて中火にかけ、砂糖を溶かします。焼き豆腐を入れ、少しずらしてふたをして煮ます。

3. 鶏肉の準備
   　鶏むね肉を繊維に沿って5mm厚さのそぎ切りにします。全体に片栗粉をまんべんなくまぶします。

4. 煮る
   　(2)の煮汁が沸いたら、豆腐を片側に寄せ、(3)の鶏肉を重ならないように入れます。サッと煮て上下を返しながら、2〜3分、煮汁に軽くとろみがつくまで煮ます。
   　とろみが強すぎると感じたら、だしまたは水を少量加えて調整します。

5. 仕上げ
   　器に盛り、(1)のオクラを煮汁にサッとからめて斜め半分に切り、添えます。仕上げに青ゆずの皮を散らすと、香りが立って上品に。

味のポイントと楽しみ方

この治部煮の魅力は、だしのうま味と鶏肉のやわらかさ、そしてとろみが織りなす調和です。片栗粉をまぶすことで、鶏肉がしっとり仕上がり、煮汁にほどよいとろみがつきます。冷めても味がなじむため、お弁当のおかずや作り置きにも最適。
また、焼き豆腐の香ばしさが味に深みを出し、オクラのねばりが全体をやさしくまとめます。季節の野菜を加えてアレンジするのもおすすめです。

まとめ

この記事のポイントは以下の3つです。

• 金沢の郷土料理「治部煮」を、鶏むね肉で手軽にアレンジ

• 片栗粉をまぶして煮ることで、やわらかく上品なとろみが出る

• 青ゆずやオクラで、彩りと香りをプラス

しみじみと心にしみる味わいの鶏肉の治部煮。季節の変わり目や肌寒い日には、ぜひ食卓に加えてみてください。体も心もほっと温まります。

出典：NHK『あさイチ』（2025年10月8日放送）
https://www.nhk.jp/p/asaichi/