鶏肉のさっぱり煮【あさイチ|みんな!ゴハンだよ】
2025年9月24日(水)のNHK「あさイチ」では、料理コーナー「みんな!ゴハンだよ」に 川島孝 さんが登場し、「鶏肉のさっぱり煮」を紹介しました。
鶏肉といえば家庭料理の定番ですが、今回のレシピはただの煮物ではありません。ビネガーとミニトマトを煮詰めたソースで仕上げることで、酸味がほどよく効き、脂っこさを感じさせない軽やかな味わいになっています。鶏肉のコクをしっかり残しながらも、口の中に残らずすっと消える後味が特徴で、まさに“さっぱり”と食べられる一品です。暑さが残る時期や、食欲が落ちやすいときにもおすすめの料理でした。
鶏肉のさっぱり煮の材料(2人分)
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鶏もも肉(筋や余分な脂を除く)200g
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ミニトマト(4等分)10コ
【A】
・たまねぎ(みじん切り/薄切りでも可)1/4コ
・にんにく(みじん切り/つぶしても可)1/2かけ
・ワインビネガー(リンゴ酢・米酢・穀物酢などでも可)50ml
・スープ(洋風スープのもとを溶いたもの/水でも可)100ml
・はちみつ(砂糖でも可)小さじ1
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オリーブ油 適量
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バター 7g
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ローズマリー(あれば生)1枝
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塩 適量
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小麦粉 適量
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焼いたズッキーニ(12cm/縦半分にしてオリーブ油で焼いたもの)
鶏肉のさっぱり煮の作り方
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鶏もも肉は半分に切り、身側に軽く塩をふって下味をつけ、5分以上おいて水けをペーパーでふき取る。
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皮の部分に薄く小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブ油を温め、鶏肉を皮目から並べ、ローズマリーも加えて焼く。
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強めの中火で両面を返しながら、表面にこんがりとした焼き色をつける。反り返りが収まったらいったん取り出し、フライパンから出た脂を上からかけておく。
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同じフライパンにバターを加えて溶かし、Aのたまねぎとにんにくを炒める。香りが出てしんなりするまでしっかり火を入れるのがポイント。
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ワインビネガーを加え、汁けがほとんどなくなるまで煮詰めて酸味をやわらげる。さらにミニトマト、スープ、はちみつを入れてひと煮立ちさせる。
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そこに鶏肉を戻し、皮を上にして煮る。ときどき上下を返しながら全体を温め、味をなじませる。塩で味をととのえる。
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器に盛りつけ、煮汁をかける。お好みで焼いたズッキーニを添えて完成。
レシピのポイントとコツ
この料理の魅力は「酸味の使い方」です。ワインビネガーをしっかり煮詰めることで、酸っぱさだけでなく甘みやコクが引き出され、鶏肉の旨みと調和します。ビネガーはお酢独特のツンとした香りがやわらぐので、酸っぱい料理が苦手な人でも食べやすいのが特徴です。
さらに、ミニトマトを加えることで彩りがよくなるだけでなく、自然な甘みと旨みがプラスされ、ソース全体がまろやかになります。はちみつを少量加えることで味のバランスがととのい、ほどよい奥行きが出るのもポイントです。
アレンジや応用のアイデア
・ビネガーはワインビネガー以外にも、リンゴ酢や米酢など家庭にあるものでも代用可能。使うお酢によって風味が変わるので、好みに合わせて試してみるのも楽しいです。
・付け合わせのズッキーニ以外に、パプリカやナスなど季節の野菜を焼いて添えると、さらに彩り豊かで栄養バランスもアップ。
・パンやバゲットにソースを吸わせて食べると、鶏肉だけでなく最後の一滴までおいしく味わえます。
・ごはんに合わせても意外と相性がよく、洋風なのに和食の食卓にも自然に溶け込みます。
食卓での楽しみ方
鶏肉はしっとりジューシー、ソースはさっぱりなのに深い味わい。油っこさが気になる方や、さっぱりと食べたいときにぴったりです。お酒にもよく合い、白ワインやスパークリングワインのお供にも最適。もちろん、家族の夕ごはんとしてもバランスが良く、大人から子どもまで食べやすい仕上がりになっています。
実際に作ってみた感想
今回はワインビネガーではなく 穀物酢 を使用し、ハーブのローズマリーも省いて作ってみました。特別な材料をそろえなくても、十分においしく仕上がったのがうれしいポイントです。

作ってみて一番実感したのは「鶏肉にしっかり焼き目をつける大切さ」。皮が香ばしく仕上がることで、食べたときの食感がぐっと良くなり、味全体を引き締めてくれます。

ただし、ミニトマトは調理中に崩れて皮だけが残る状態になってしまいました。いじりすぎないようにするか、切るなら1/2にとどめたほうが形が残りやすいと感じました。それでも味は問題なく、むしろ崩れたことでトマトの旨みがソース全体に広がり、結果的においしく仕上がったと思います。
決め手はやはり スープの旨みとバターのコク。そこにお酢とトマトの酸味が合わさって、さっぱりしながらも奥行きのある味になりました。

そして何よりうれしかったのは、妻も娘も「めちゃくちゃおいしい!」とたくさん食べてくれたこと。家族みんなでおいしいねと言いながら食卓を囲む時間が、料理をしてよかったと実感させてくれました。
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