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NHK【あさイチ】キノコすごいぜ!驚きのスーパーフード★おいしさと生態の秘密 “キクラゲ栽培タクシー会社”の成功&“エノキCO₂管理”と“ナメコぬめりの正体”解説|2025年11月17日

あさイチ

キノコってすごい!食べて知って楽しむ“あさイチ流”スーパーフードの魅力

2025年11月17日放送のあさイチは、『キノコすごいぜ!驚きのスーパーフード★おいしさと生態の秘密』がテーマ。季節の真ん中である秋にぴったりの内容で、朝からスタジオはキノコの話題で盛り上がりました。オープニングでは博多華丸・大吉のお二人と鈴木奈穂子アナが朝ドラ受けを披露し、ゲストの円井わんさん、坂井きのこさん、LiLiCoさん、さかなクンが勢ぞろい。キノコにまつわる知識も料理も楽しめる“学べる時間”が始まりました。

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キノコは雨を降らせる?自然環境にまで影響する“見えない力”

最初のキノコクイズは衝撃的でした。「キノコはどんな自然現象に関わっている?」という問いの正解は“雨”。これは、ただの雑学ではなくしっかり研究されている事実で、大気中からキノコの菌糸を発見した牧輝弥さんの研究が紹介されました。

森林から空へ舞い上がるキノコ細胞が水分を引きつけ、雲をつくるきっかけになるという説明は、スタジオ全体が「そんな世界があったのか…」としばらく静かになるほど。まさに、食材の裏側にある“壮大な自然のドラマ”が一気に広がる瞬間でした。

静岡県の原木シイタケが圧巻!“生きた森”で育つ味と香り

番組の中盤で特に印象的だったのが静岡県の原木シイタケ。産直市場のシイタケバーガーなどご当地グルメから、原木林での栽培方法まで丁寧に紹介されていました。

案内人は、農林水産大臣賞を10回も受賞している凄腕農家の桑名二朗さん。
1万本もの原木が森の中に整然と並び、光と風に育まれながらシイタケが芽を出す姿は“自然の芸術”そのもの。採れたてを焼いて、しょうゆと地元のわさびでいただく場面はとにかく香りが伝わる映像で、画面越しでも食べたくなるほどの美しさでした。

さらに、“森の掃除屋”としての働きも紹介されました。

  • 木の中の『リグニン』を分解できるのはキノコだけ

  • キノコがいなければ倒木はそのまま残り、森はゴミだらけになる

この重要な事実を、東京農業大学の江口文陽さん、慶應義塾大学の糟谷大河さんが解説。
「陸で私たちが生活できるのはキノコのおかげ」という言葉は、食材以上の“生態系の主役”としての存在感を強く感じさせました。

うまみと栄養を最大限に引き出すシイタケ活用術

家庭で役立つ情報もたっぷり。桑名さんの奥さまが作った干しシイタケの煮付けは、調味料のシンプルさと素材の香りが引き立つ“王道のおいしさ”。
干す時は「傘を下にする」が正解というクイズもあり、理屈と実践がしっかり結びつく学びが満載でした。

さらに、紫外線に当たるとエルゴステロールが“ビタミンD”に変化する性質も紹介され、より健康的な食材としての価値も確認。おすすめアレンジとして
『シイタケ麻婆』
『シイタケのツナマヨ焼き』
が紹介され、簡単に取り入れられる実用的なアイデアが多く登場しました。

エノキタケはなぜ長い?“成長の秘密”が驚きの連続

続いて、長野県のエノキタケ工場を取材。1日約7万本の筒を巻き、1日20トンを生産する現場は圧倒的。

驚きだったのは、エノキが長く育つ理由。

  • 筒に入れることで酸素が足りなくなる

  • 酸素を求めて“上へ上へ”伸びる

  • 二酸化炭素を高めることで伸びる勢いが増す

まるで植物の“生きる戦略”を目の当たりにするような内容で、スタジオの反応もとても興味深かったです。

さらに坂井きのこさんによるカット実演では、

  • 下の固い部分は外す

  • 細い部分は“ホタテ風のステーキ”に活用
    という賢い使い方が紹介され、エノキの“捨てる部分がない”魅力が伝わりました。

コロナ禍で誕生したキクラゲ事業が年間1000万円の成功

さいたま市のタクシー会社が、事業縮小をきっかけに始めたキクラゲ栽培も特集。初期費用は50万円、温度管理は冬のみというシンプルな環境で、現在は年間約1000万円の売上まで成長。

キクラゲの“ぷるぷる食感”の理由は『吸水力』。猛暑でも死なない強さを持つなど、生命力の強さも紹介されました。
試食ではごま油と塩だけのシンプルな味付けが紹介され、博多華丸さんが「うまか」とコメント。生産者の努力だけでなく、食材の強さや魅力が実感できる場面でした。

ナメコのぬめりは“身を守るため”の鎧

新潟県のナメコ工場では、湿度100%・温度15〜17℃という徹底管理の中で育つ、美しいナメコが紹介。
ぬめりの正体『ペクチン』は腸にうれしい成分として知られていますが、その理由は“ナメクジから身を守るため”という説明にスタジオが驚きの反応。

さらに、ぬめりを増やす調理法は「水からゆでる」。
鍋料理はもちろん、常備菜としても優秀と紹介され、家庭での食事作りに役立つヒントが詰まっていました。

毒キノコの不思議と“動物との関係”

毒キノコのベニテングタケは、成長すると毒が弱まるためシカが食べるという事例が紹介されました。「毒は動物をコントロールするため」という説明に、自然界の奥深い関係性を感じる内容。
LiLiCoさんは「綺麗なキノコは気をつけなさい」とスウェーデンで学んだと話し、海外の知識も紹介されました。

光るキノコの世界と“600種類撮影”の情熱

キノコ写真家の新井文彦さんが登場し、これまで撮影してきた600種類のキノコの中から、ときめく存在として『コウバイタケ』を紹介。さらに注目している種類として夜に光る『ツキヨタケ』も紹介され、光る理由は「虫を呼ぶため」。
名前だけでも形・色・個性があり、キノコが“生きものとしての魅力”を持っていることをしっかり感じられました。

キノコの消費期限・保存法のリアル

視聴者から届いた質問にも詳しく答えていました。
江口文陽さんによると、消費期限は決まっていないとのこと。

判断の基準は

  • 変色している

  • 水分が出ている

  • ニオイが変

洗う必要はなく、汚れは濡れ布巾で軽く拭き取り、冷凍した場合は“解凍せずそのまま調理”が鉄則。家庭で知っておきたい保存知識が自然と身に付く時間でした。

いまオシ!砂の美術館のスケールが圧倒的

続く「いまオシ!LIVE」では、鳥取市砂の美術館を紹介。12か国から20人もの砂像彫刻家が集まって作り上げた巨大アートは、遠目にも立体感が圧巻。神話の世界が砂で再現され、まさに“世界唯一の砂像美術館”としての魅力が伝わりました。

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みんな!ゴハンだよ

料理コーナーでは、大根を主役にした2品が登場。

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稲庭うどんの“3日間の手仕事”にも注目

秋田県湯沢市の稲庭うどんは、生地づくりから完成まで3日。中でも“手綯い”と呼ばれる熟練の工程が放送され、その動きがとても美しく、技と伝統が受け継がれていることを実感しました。レッドカレー・グリーンカレーとも相性が良いという紹介もあり、幅広い楽しみ方が見えてきます。

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まとめ

今回の特集は、キノコの魅力を「味・科学・自然・産業」の4つの側面から立体的に知ることができる内容です。

シイタケ、エノキ、ナメコといった身近な食材も、生態の仕組みを知ると新しい視点が生まれます。
さらに、国産キクラゲの拡大や光るキノコの世界など、2025年ならではの話題も盛りだくさんです。

放送後には、番組内で紹介された具体的な内容を追加し、この記事を“完全版”として仕上げます。


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