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NHK【あさイチ】LIVE『砂像技術を堪能』鳥取 砂像の技術・制作工程・崩れない理由まで徹底解説!鳥取砂丘で明かされるアートの裏側|2025年11月17日

あさイチ

砂でつくる壮大なアートの世界へようこそ

鳥取県にある鳥取砂丘 砂の美術館は、「砂」と「水」だけで巨大なアートを生み出す特別な場所です。この記事では、砂像がどのように作られ、なぜここまで世界的に評価されているのか、そして2025年の見どころまでたっぷりお伝えします。読めば、砂像を見る楽しみがぐっと深まり、鳥取に行きたくなるはずです。

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砂像ってどう作るの?知れば知るほどすごい技術

砂像づくりは、想像以上に緻密で手間のかかる制作工程です。
使うのは本当に砂と水だけ。それなのに、20メートル級の巨大作品から細かな表情の彫刻まで生み出されます。

まず、砂と水を混ぜて型枠に入れ、ブロック状に固めて積み上げます。その後、彫刻家が丁寧に彫りながら形を作り込んでいきます。砂の粒子の組み合わせや水分量を熟知した“専門の砂像彫刻家”たちが世界各国から鳥取に集まるのも、この美術館ならではです。

湿度管理や乾燥対策、展示中の維持も重要で、風や湿気の変化を考えながら仕上げていく繊細な作業の積み重ねで完成します。砂という儚い素材でここまでの芸術を生み出す背後には、想像以上の技術と経験が詰まっています。

毎年テーマが変わる「砂で世界旅行」。2025年は“日本編”

鳥取砂丘 砂の美術館の大きな魅力のひとつが、毎年テーマが変わる展示スタイルです。「砂で世界旅行」というコンセプトで、世界の国や地域を砂像で表現してきました。

2025年は「日本編」。
日本の文化、歴史、人物、物語などが、砂だけでダイナミックに表現されます。テーマが変わるたびに会場の雰囲気はまったく別の世界になり、何度訪れても新鮮に楽しめるのも人気の理由です。

会期が終わると砂像はすべて壊されてしまうため、展示は“今しか見られない芸術”。この儚さが、砂像の魅力をいっそう引き立てています。

鳥取で砂像文化が発展した理由

砂像の舞台になっているのは、日本最大級の砂丘を持つ鳥取砂丘
この地域ならではの砂の質や景観が、砂像制作にぴったり合っていることから、砂像文化が根付きました。

また、地域の観光振興としても「砂を芸術にする」という発想が高く評価され、まちのブランディングにもつながっています。子ども向けのワークショップや、市民参加のミニ砂像づくり体験など、地域全体で砂像文化を育てているのが鳥取の大きな特徴です。

見る前に知っておくと楽しい“技術ポイント”

砂像はただ眺めるだけでも迫力がありますが、技術を知るともっと面白くなります。

・砂の表面に刻まれた繊細な彫り
・光と影の使い方で生まれる立体感
・型枠から外したブロックの継ぎ目や補強の痕跡
・乾燥を抑え、崩壊を防ぐための湿度の工夫
・テーマに合わせて砂だけで作られた衣装・建物・人物の表現

作品の裏側には、彫刻家たちの試行錯誤と細部へのこだわりが詰まっています。砂像観賞の“通ポイント”として覚えておくと、より深く味わえます。

アクセスと展示情報

鳥取砂丘 砂の美術館
所在地:鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17

2025年は「第16期:砂で世界旅行・日本編」として、2025年4月25日〜2026年1月4日に開催予定です。
鳥取砂丘とセットで訪れる人も多く、一日で砂×アート×自然をしっかり楽しめます。

体験プログラムとして人気なのが「ミニ砂像づくり体験」。砂像づくりの仕組みを自分の手で感じられる貴重な機会です。

まとめ

鳥取の砂の美術館は、砂と水だけで世界トップレベルの彫刻を生み出す特別な場所です。
毎年テーマが変わる展示、20メートル級の巨大作品、世界中から集まる彫刻家たちの技術、そして儚さの美しさ。これらが重なり、ほかでは絶対に見られない唯一無二の芸術空間を作り上げています。

2025年の「日本編」は、今だからこそ出会える特別な展示。砂でつくられた日本の“物語”を体感しに行く価値があります。

この美術館は、一度知れば誰かに教えたくなる魅力にあふれています。次の旅先として、ぜひ心に留めてみてください。


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