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NHK【あさイチ】あなたの不用品が、誰かの宝物に!リユースショップの裏側に潜入|行商従業者証の見分け方と戸田市オークション倉庫の実態・開封済み香水20%残量ルールまで徹底紹介|2025年11月18日

あさイチ

あなたの“不用品”が価値に変わる日。

2025年11月18日のあさイチでは、『令和のリユース活用術』をテーマに、家の中の不用品が誰かの宝物に変わるまでの流れを深く紹介していました。捨てるのはもったいない、でも家には物があふれている。そんな悩みに応える“現代の手放し方”が、今日の放送にはぎゅっと詰まっていました。

リユースショップの激化する競争、出張買取の実態、謎のオークション、アパレルメーカーの巨大リサイクル現場など、普段は見られない裏側にもカメラが入り、視聴者としても新しい気づきが多い内容でした。

NHK【所さん!事件ですよ】日本の中古品が高額で取引!?実家じまい・遺品整理から広がるリユースビジネス|1月11日放送

出張買取の現場で起きている“手放し方のアップデート”

最初に紹介されたのは、東京都千代田区に住む高月洋明さんの出張買取の密着。
出張買取が人気なのは「廃棄にお金がかかる」時代背景が大きく、特にマンション住まいでは家具の処分費も複雑化してきています。

高月さんは、服・雑貨・日用品・小型家電など58点を査定に出し、最終的に 4万5300円 という結果に。
ここで興味深かったのは「買い取り希望品は、ひとまとめにしておかなくてもOK」という点です。
査定員は家の中を回りながら、その場で必要品・不要品を判断し、搬出まで一気に進めます。

査定の基準として挙げられていたのは次のようなポイントでした。
・季節限定品は、シーズン外だと値段がつきにくい
・未使用品でも“出回りすぎているジャンル”は安くなる
・ブランドロゴが新旧で価格が変動する場合もある
・コンディションより需要の有無が重視される場合がある

スタジオでは井上芳雄さんも「利用したことがある」と話し、坂下千里子さんも自身の出張買取体験を語り、“実は多くの人がすでに使っている”ことが自然に伝わる流れでした。

150社が集結する壮大な“謎のオークション”の世界

続いて向かったのは埼玉県戸田市の巨大倉庫。
ここには全国の買い取り品が山のように集まり、週1回のペースで約150社が参加するオークションが開かれています。

「1点では価格がつかない品でも、まとめたら価値が生まれる」というリユースならではの特徴があり、倉庫には種類も状態もバラバラな品が整然と並んでいます。

特に興味深かったのは海外需要の話で、
・ぬいぐるみはタイなどアジア圏で日本のキャラクターが高値
・東南アジアでは金庫の需要が高い
など、国ごとに“求められる中古品”がまったく違うという点。
「日本では手放した物が、海を越えて必要な人の手に渡っている」という視点は、とても印象深かったです。

リユース業界のプロが語る、賢い業者選びのコツ

スタジオで解説したのは、日本リユース業協会の小林泰士さん。
リユース業者は大きく2種類。
・総合型:幅広く買い取る、引っ越しや大掃除向け
・特化型:ブランド物や専門ジャンルに強く高値がつきやすい

ただし特化型は“なんでも買い取る”わけではないため、場合によっては総合型と併用するのが一番効率が良い、と紹介されていました。

さらに、利用者が不安に感じがちな“家に上がられる問題”にも触れ、
・玄関先査定
・女性バイヤー指定
・メールで事前査定
など、安心して使える仕組みが増えている点も丁寧に説明されていました。

「行商従業者証」を提示できるかどうかが、安全性の判断ポイントという話もとても実用的でした。

冬物を高く売るテクニックを実際の店舗で確認

東京練馬区のリサイクルショップでは、冬物査定アップの具体的なコツが紹介されました。

特に実用的だったポイントはこちらです。
・開封済みの香水も残量が20%以上あれば買い取り可
・古着は“毛玉取り”をするだけで査定額20%アップ
・季節モノはオンシーズンのほうが高く評価される
・家電の査定は付属品が命。リモコンの差だけで数千円の違い
番組では副島淳さんのジャンベが500円査定となりましたが、これは「楽器需要の波が不規則」という理由も説明されていました。

フリマアプリの売れ筋も紹介され、
・アイドルグッズ
・カードゲーム
・バッグ
・キャラクターグッズが常に人気
とくにキャラクターグッズは堂々の1位で、出品の狙い目時間帯は午後8時〜10時と具体的。

禁止されている出品物が示され、医薬品や高額転売目的のチケット、偽物は規約違反で即アカウント停止の恐れがあるため注意が必要だとまとめられていました。

年間1000万着が集まるアパレルリサイクルの巨大現場へ

続いて焦点を当てたのは、膨大な服を回収しリサイクルするアパレルメーカー。
倉庫に積まれた20万着のダウンジャケットの迫力は、画面越しでも圧倒される規模でした。

『羽毛を取り出す方法は?』というクイズでは、正解が「風で飛ばす」。
羽毛が舞う工場の光景は、普段の生活ではまず見ることのない世界です。

品質確認では、ダウンの保温性を真冬の気温でチェックし、検査に合格したものだけが“服から服へ”再生されます。
登場したシェルバ英子さんは、「新しく作るほうが安くて早い。それでも環境負荷を減らすためにリサイクルは必要」と語り、アパレル業界が抱える課題の深さを伝えていました。

ただし、現在の技術では“服から服へ”再生できているのはダウンのみ。
他の古着は、難民支援の衣料、古着販売、車の防音材など別用途での再利用が中心という現実も明かされました。

下取り家電の運命と、押し買い問題への注意喚起

大手家電量販店ヤマダホールディングスでは、下取りした家電を整備し、5〜7割引きで販売。
中古家電の需要が伸びている今、こうした取り組みは環境にも家計にもプラスになる動きです。

一方で番組が強調したのは“押し買い問題”。
飛び込み営業で家に入り込み、意図しない買い取りを迫る行為は違法であるため、基本的に「玄関を開けない」という防衛が大切だと説明されました。

金券ショップは宝の山。意外な売れ筋も紹介

次のコーナー『金券ショップ活用法』では、生活にすぐ役立つ具体例が続出しました。

実際に購入した例として、
・株主優待乗車券を手にした女性
鉄道博物館の割引券を買った男性
などが紹介され、使い方の幅広さが印象的でした。

ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんがオススメしたのは、
・薬局の商品券
・レンタカー優待割引券
・お花券
という“外れのない3選”。

さらに値段が付きやすい金券も紹介され、
・テレホンカード(法人需要が安定)
・グルメ系の商品券
・子ども向けの商品券
が特に強いと説明されていました。

古いテレホンカードが家にある人は、一度調べてみる価値がありそうです。

日本で初開催!『東京2025デフリンピック』の魅力を紹介

番組後半の特集では、11月15日に開幕した『東京2025デフリンピック』を詳しく紹介。
“デフ(Deaf)=聞こえない・聞こえにくい人”のための国際大会で、21競技・81の国と地域が参加します。
日本での開催は史上初で、しかも多くの競技が無料観戦できることも話題となっています。

スタジオには、デフテニス世界大会で優勝した喜多美結さんが登場し、
・陸上の山田真樹選手
・卓球の亀澤理穂選手
を注目選手として紹介。

さらにデフリンピックでは補聴器など音のデバイス使用が禁止なため、競技中は“視覚による連携”が非常に重要だと話しました。
応援方法として、手話での拍手やジェスチャーが紹介され、会場には“音を光で可視化するシステム”も導入されているとのこと。

喜多さんが語った「聞き返した時に“もういいよ”と言われると傷つく」という言葉は、スタジオの空気をやわらかく静かに変え、人とのコミュニケーションの大切さを改めて感じる場面でした。

鳥取・琴浦町の自然薯畑から生中継。3年がかりの丁寧な栽培

いまオシ!LIVEでは、鳥取県琴浦町の自然薯畑から収穫の様子を生中継。
自然薯は1年目にむかご、2年目に種芋、3年目に収穫という非常に長い工程を経る作物で、さらに形よく育てるために800本のパイプを土に埋める作業にも驚かされました。
製品化できるのは50%という厳しい現実も伝えられ、丁寧に育てられた一本の自然薯に宿る価値を強く感じさせる内容でした。

NHK【あさイチ】中継『自然薯(じねんじょ)』鳥取・琴浦町 里山環境が育む“強い粘り”の自然薯とは?ふるさと納税で人気の理由も深掘り|2025年11月18日

今日の料理『大根と鶏肉のトマト煮』『ポン酢漬け』の魅力

みんな!ゴハンだよのコーナーでは、秋冬に大活躍する大根の使い切りメニューが登場。

印象的だったのは“大根を炊飯器で下ゆで”する手法。
輪切りにして片面に十字の切り込みを入れ、米の上にのせて一緒に炊くことで、短時間でも味が染みやすくなるという裏技でした。

鶏もも肉は塩を揉み込んでから炒め、さらに大根・にんにく・トマトの水煮・しょうゆ・水を加えて煮込むと、見た目も鮮やかな洋風煮込みに。
仕上げの粉チーズと黒こしょうがアクセントで、スタジオの井上芳雄さんが「トマトと大根が合うとは思わなかった」と驚くのも納得の味わいです。

余った大根の皮は、細切りにしてポン酢しょうゆと削り節で『ポン酢漬け』に。
無駄を出さず、食感の違いを楽しめる点も魅力的でした。

NHK【あさイチ】大根使い切りの新定番!鶏肉のトマト煮&皮のポン酢漬け 大根一本まるごと活用レシピと“大根の皮ポン酢漬け”の魅力|2025年10月18日

スタジオの声と番組の締めくくり

視聴者からのお便り紹介では、エリザベート休演日の出演となった井上芳雄さんあての質問も寄せられ、「本棚に入る分しか本を置かない」と整理術を披露。
さらに、30年前に30万円で購入した金のネックレスが145万円で売れたという視聴者の体験談に、博多大吉さんが「みんな買っておけばよかったと言うけど、そもそも当時そんなお金がなかった」と現実味あふれるコメントを返し、笑いのある締めになりました。

まとめ

今日のあさイチは、不用品がどのように価値を持ち、どこへ旅立ち、どんな手によって再び誰かの元へ渡るのかを、徹底的に“見える化”した回でした。

出張買取の現場、謎のオークション、フリマアプリの売れ筋、アパレル業界の巨大再生システム、金券ショップの活用法、デフリンピックの理解と応援方法、自然薯の手間ひま、そして今日のレシピまで……。
暮らしを支える多くの情報がつながり、私たちの毎日を少し軽くしてくれるヒントがたっぷり詰まった時間でした。

“捨てる前に、ひと呼吸”
その意識が、未来の資源と社会をつくる第一歩になる――そう実感できる特集でした。


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