2025年春休み お金のヒミツSP|3月15日放送まとめ
2025年3月15日に放送された【有吉のお金発見 突撃!カネオくん】では、春休み特別企画として、冒険家たちの壮絶な挑戦や、生き物の知恵を活かした最新技術について深掘りされました。今回は、渓谷探検、リヤカー旅、ヨットでの単独世界一周、デスレースなど、世界を駆け巡る冒険者たちの驚くべきエピソードが紹介されました。また、自然界の仕組みを応用したネイチャー・テクノロジーがどのように生活に役立てられているのかも詳しく解説されました。
豪華ゲストが登場!オープニングトークも盛り上がる
ゲストには速水もこみちさん、後藤真希さん、谷まりあさん、西田幸治さん(笑い飯)が登場しました。オープニングでは「最近どんなことにお金を使っているか」という話題になり、速水さんはフィギュア、後藤さんは通販、谷さんは絵、西田さんは自転車と、それぞれの趣味に関する買い物について話しました。それぞれの個性が出たエピソードで、視聴者にとっても共感しやすい内容でした。
渓谷探検家・田中彰さんの挑戦!人類未踏の渓谷へ
田中彰さん(52歳)は、国内外の渓谷を探検するスペシャリストです。29歳のときに渓谷探検に魅了され、それ以来、多くの危険を伴う渓谷を探検し続けています。渓谷探検では、クライミング、水泳、ロープ降下などの高度な技術が必要で、過酷な環境に耐え抜く体力も求められます。
・2016年には、人類未踏のインドネシアの渓谷に挑戦。未知のエリアで、地図にも載っていない渓谷を探検し、地形を記録するという大仕事を成し遂げました。
・これまで訪れた渓谷の中で「特に危険だった」と語るのが、台湾のチャーカンシー、ニュージーランドのグルーミーゴルジュ、ネパールのセティ・ゴルジュ。
・それぞれの渓谷には特徴があり、チャーカンシーは切り立った岩壁と急流が特徴で、ロープを駆使しながら慎重に降りなければなりません。
・グルーミーゴルジュは大量の雨水が流れ込むエリアで、天候の変化が命取りになることも。わずか数分で増水し、逃げ場を失う危険があるため、慎重な計画が欠かせません。
・セティ・ゴルジュはネパールの山岳地帯にあり、標高が高く酸素が薄い環境。体力を極限まで消耗しながらの探検となります。
渓谷探検には、単なる体力や技術だけでなく、危機管理能力や瞬時の判断力も必要です。例えば、急な増水や滑落の危険があるため、慎重に進むことが求められます。また、長期間にわたる探検では、限られた食料と水で生き延びる術も重要になります。
・装備は最小限にしながらも、ロープ、カラビナ、耐水性のあるウェア、食料などを確実に持参。
・緊急時に備えて、通信機器を活用し、外部と連絡を取れるようにすることも欠かせません。
・長時間の探検に耐えるため、事前のトレーニングとして山岳地帯での持久力トレーニングや、クライミングの練習を繰り返しているそうです。
田中さんは「寿命がある限り探検を続けたい」と語り、今後も新たな渓谷の開拓を目指しています。彼のような探検家がいることで、世界の未知のエリアが少しずつ明らかになっていくのかもしれません。
リヤカーマン・永瀬忠志さん、50年間で5万km以上を歩く
永瀬忠志さん(69歳)は、リヤカーを引いて世界中を旅する冒険家です。大学生の頃、日本縦断を達成したことがきっかけで、その後50年間にわたりリヤカーと共に世界30か国以上を巡ってきました。これまでに歩いた距離は約5万kmで、地球1周分以上に相当します。
・旅のスタイルは極めてシンプル。リヤカーには最低限の食料と水、寝袋、必要な道具のみを積み込み、歩き続ける。
・移動の途中では、その土地の人々と交流し、現地の文化や生活に触れながら旅を続けている。
・砂漠、密林、極寒の地域など、過酷な環境を歩き抜いてきた。
リヤカー旅の最大の特徴は、どんな場所でも「止まることができる」ことです。車やバイクと違い、リヤカーは好きなときに止まって人々と話したり、その土地の自然をゆっくりと感じたりすることができます。
・アフリカのサハラ砂漠では、昼間の猛暑と夜の寒さに耐えながら進んだ。長時間の歩行により体力の消耗が激しく、水の確保が最も大変だった。
・南米のアマゾンでは、ジャングルの湿気と虫の多さに悩まされた。時には地元の人々に助けられながら、川沿いを進むこともあった。
・モンゴルの草原では、広大な景色の中をひたすら歩く日々が続いた。馬に乗った遊牧民と出会い、テントに招かれて食事をともにすることも。
旅の途中では、現地の子どもたちに夢を持つことの大切さを伝える活動も行っています。リヤカー旅をしながら、学校を訪れ、自身の経験を話し、世界の広さや冒険の楽しさを伝えています。
・現在は大阪の高校で講師を務め、生徒たちと共にリヤカーを使った旅の体験も実施。毎年1回、大阪から伊勢まで歩くプロジェクトを続けている。
・生徒たちは数日間の旅の中で、歩くことの大変さや、人々の温かさを実感しながら学んでいる。
永瀬さんの旅は、単なる冒険ではなく、「人とつながる旅」でもあります。旅先で出会った人々と食事をしたり、話をしたりすることで、世界中の文化や価値観を学び続けています。これからも、リヤカーと共に新たな国へ向かい、世界を歩き続ける予定です。
ヨット冒険家・木村啓嗣さんが最年少記録を更新!
ヨットでの単独無寄港・無補給世界一周という偉業を成し遂げた木村啓嗣さん(25歳)。高校時代にヨットに出会い、その魅力に引き込まれて以来、挑戦を続けてきました。海上自衛隊に入隊しながらも世界一周の夢を諦められず、退職して冒険家としての道を歩むことを決意しました。
・2023年、兵庫県を出航し、231日間で約5万2000kmを航海。
・24歳9か月での単独無寄港・無補給世界一周達成は、日本人最年少記録を30年ぶりに更新。
・航海中は長時間の睡眠が取れず、15分~2時間の短時間睡眠を繰り返しながら集中力を維持。
この壮大な航海では、大自然の脅威や孤独との戦いがありました。
・天候の変化が最大の敵。突如として襲う暴風や巨大な波との戦いが日常。特に嵐の中では船が大きく揺れ、転覆の危険と常に隣り合わせ。
・食料と水は限られており、計画的な消費が不可欠。新鮮な食べ物はすぐになくなり、長期保存できる食品を中心に食生活を管理。
・エンジンはなく、風だけが頼り。風が弱まれば進めず、逆に強すぎると操縦が難しくなる。自然の力を最大限に活用しながらの航海だった。
さらに、長い航海では精神的な強さも求められます。
・海の上では誰とも話せず、孤独との戦い。時には「自分がどこにいるのか」という感覚すら失いそうになることも。
・何日も続く悪天候や、思うように進まない日々の中でも、絶対に諦めないという強い意志が必要。
そんな壮絶な航海を終えた木村さんは、次なる目標として世界最高峰のヨットレース「ヴァンデ・グローブ」への挑戦を掲げています。
・ヴァンデ・グローブは、単独無寄港・無補給で世界一周しながらスピードを競う過酷なレース。
・過去9大会での完走者はわずか114人。過酷さがうかがえるレース。
・優勝賞金は約3100万円だが、参加すること自体が名誉とされる。
これまでの経験を糧に、さらに過酷な挑戦へと向かう木村さん。彼の冒険はまだまだ続きます。
過酷すぎるデスレース!完走しても賞金なし
アメリカ・バーモント州で開催される「デスレース」は、単なるスピードを競うレースではなく、極限状態で過酷なミッションを次々にクリアしなければならない耐久レースです。一般的なマラソンやトライアスロンとはまったく異なり、体力・精神力・忍耐力のすべてを試される過酷な挑戦となっています。
・スタート時間やゴール時間は非公開。いつ始まるかもわからず、突然競技がスタートするため、選手は常に準備を整えておく必要がある。
・完走者はわずか数%。ほとんどの参加者が途中でリタイアを余儀なくされるほどの過酷なレース内容。
・レースに「ルール」という概念がなく、主催者が「参加者を困らせること」を目的として課題を設定するため、何が起こるかわからない。
これまでに課されたミッションは想像を絶するものばかりです。
・薪を担いで雪山を登る。重い薪を背負いながら、急斜面を何時間も登り続ける。
・凍った湖に入り、氷を割って自分のゼッケンを探す。冷たい水の中で耐えながらミッションを遂行しなければならない。
・何十キロもの重さの岩を運び続ける。体力と持久力だけでなく、精神的な耐性も試される。
このレースの最も特徴的な点は、完走しても賞金が一切出ないことです。優勝者に与えられるのは「名誉」と「自分に打ち勝ったという達成感」のみ。多くの参加者は「自分の限界を知るため」に挑戦しており、他のレースとはまったく異なる目的で臨んでいます。
・食事も十分に与えられず、過酷な環境の中で長時間耐えなければならない。
・睡眠時間はほとんどなく、極限状態での判断力も試される。
・途中でミッションが追加されることもあり、ゴールがどこなのかも分からないまま進み続けなければならない。
これまでに「SASUKE」の参加者など、体力自慢のアスリートたちも挑戦してきましたが、完走することができたのはほんの一握りです。まさに「人間の限界」に挑むデスレースは、ただのスポーツ競技ではなく、「過酷な試練」とも言えるものです。完走すること自体が最大の栄誉とされ、挑戦するだけでも大きな意味があるレースとなっています。
生き物から学ぶネイチャー・テクノロジー!最新技術の応用
自然界にある生き物の特性を活かし、新しい技術を生み出す「ネイチャー・テクノロジー」。生き物が持つ優れた能力をヒントにすることで、私たちの生活をより便利に、快適にする技術が次々と開発されています。
・蚊の針をヒントにした「痛くない注射針」
蚊に刺されたときにほとんど痛みを感じないのは、蚊の針が極細で特殊な形をしているためです。この構造をヒントに開発されたのが、直径0.08mmという超極細の注射針です。
・針が細いほど痛みが軽減され、特に小さな子どもや注射が苦手な人にとって大きなメリットとなる。
・採血やワクチン接種の際の負担を減らし、ストレスなく医療を受けられるようになる。
・フジツボの粘着力を活かした「瞬間止血剤」
フジツボは強い波にさらされる過酷な環境でも、岩にしっかりとくっついています。その秘密は、水中でも接着力を発揮する特殊な粘着物質です。この性質を応用して開発されたのが「フジツボ止血剤」です。
・傷口に塗ると、血管を縫わなくても瞬時に止血が可能。
・水の中でも接着力が持続するため、手術中の出血対策にも活用できる。
・ラットや豚を使った実験では、従来の止血方法よりも速く出血を抑えることができたと報告されている。
・ホタテの形をヒントにした冷蔵庫のドア
ホタテの貝殻は、波打つような形をしていて、しっかりと閉じることができます。この形状を応用したのが「ホタテ型ドア」の冷蔵庫です。
・ドアの合わせ目にホタテの貝殻のような波型の構造を取り入れることで密閉度がアップ。
・冷気が漏れにくくなり、エネルギー消費を大幅に削減できる。
・省エネ効果が高く、環境にもやさしい。
・イルカのドルフィンキックを応用した洗濯機
イルカがスムーズに泳げるのは、しなやかな体の動きを活かした「ドルフィンキック」によるものです。この動きを洗濯機の水流に応用することで、より効率的な洗浄が可能になりました。
・ドルフィンキックの動きを取り入れることで、洗濯物がしっかりと水流に乗り、汚れを効果的に落とせる。
・水の流れを工夫することで、消費電力を抑えつつ、高い洗浄力を維持。
・従来の洗濯機に比べて、洗濯時間の短縮も期待できる。
・猫の舌をヒントにした掃除機のブラシ
猫の舌には無数の小さな突起があり、毛づくろいをするときに汚れや抜け毛を効率よく取り除くことができます。この構造を活かしたのが、猫の舌型ブラシを採用した掃除機です。
・掃除機のブラシ部分に猫の舌と同じような細かい突起をつけることで、カーペットや布製ソファのゴミやホコリをより効果的に絡め取る。
・ペットの毛もしっかり吸い取るため、ペットを飼っている家庭で特に便利。
ネイチャー・テクノロジーの研究は日々進化しており、私たちの生活のあらゆる場面に応用されています。生き物たちの驚くべき能力を学び、それを人間の暮らしに役立てる技術は、今後ますます発展していくでしょう。
まとめ
今回の【有吉のお金発見 突撃!カネオくん】では、冒険家たちの壮絶な挑戦と、自然の知恵を活かした最新技術がたっぷり紹介されました。渓谷探検、リヤカー旅、ヨット世界一周など、極限に挑む人々の姿は、見る人に大きな感動を与えました。また、ネイチャー・テクノロジーを活かした研究が日常生活に役立てられていることを知ることで、自然界のすごさを改めて実感しました。これからも、こうした挑戦者たちの活躍や、未来の技術に注目していきたいですね!
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