北欧スタイルで「心地よく暮らす」ってどんなこと?
「北欧の部屋って、どうしてあんなに居心地よさそうなんだろう?」
そんな疑問に、じっくり答えてくれるのが、〖おとな時間研究所 北欧スタイル 心地よく暮らす(2026年2月8日放送)〗です。
このページでは『おとな時間研究所 北欧スタイル 心地よく暮らす(2026年2月8日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
番組では、洗練された北欧インテリアを日本の家にどうなじませるか、具体的な実例を通して紹介していました。日本家屋に合う照明やカーテン、室内装飾の工夫、フィンランドの夏と冬の過ごし方、ノルウェー流の「頑張りすぎないおもてなし」、そしてスウェーデン出身の夫と暮らす家族のライフスタイルまで、暮らしのヒントがぎゅっと詰まっています。
案内役をつとめるのは、北欧ジャーナリストの 森百合子 さんと、インテリアコーディネーターの 桑原さやか さん。そこに、フィンランド出身のライフスタイル提案で知られる ラウラ・コピロウ さん、そして司会の 常盤貴子 さんと 杉浦友紀 さんが加わり、ナレーションは 芳賀健太郎 さんが担当します。
なお、ここで紹介する内容は番組情報と一般的な知識をもとにした要約であり、実際の映像とは細部が異なる場合があります。
日本家屋×北欧インテリア 和と北欧がなじむ理由
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番組の前半では、日本家屋に北欧インテリアをうまくなじませた実例が紹介されていました。ポイントは、「全部北欧風に変える」のではなく、もともとの和の良さを生かしながら、要所に北欧スタイルを加えていく考え方です。
たとえば、木の梁や障子のある部屋に、明るい木目のテーブルや椅子、やさしい色合いのファブリックを合わせると、日本と北欧に共通する「木の温もり」が強調されます。北欧でも木をたくさん使った家が多く、白い壁と木のコントラストは定番の組み合わせです。こうしたスタイルは、世界的には「ジャパン」と「スカンジナビア」を合わせた“Japandi(ジャパンディ)”として注目されています。
北欧スタイルを取り入れるときのコツとして、番組では次のようなポイントが示されていました。
・家具の色を3色程度におさえて、部屋をすっきり見せる
・木の質感を大切にし、テーブルや収納はなるべく本物の木目を選ぶ
・床や壁はシンプルにして、クッションやラグで季節感を出す
特に、座布団やラグを北欧デザインのテキスタイルに変えるだけでも、和室が一気に北欧寄りの雰囲気になります。もともと畳や木の柱がある日本の家は、北欧の「素朴であたたかい」空気ととても相性が良いのだと分かります。
フィンランドの夏と冬に学ぶ、光とテキスタイルの使い方
次に番組は、フィンランドの家を手本に、季節ごとの部屋づくりを見せてくれました。北欧は冬が長く暗いため、家の中でどう気分よく過ごすかがとても大切です。
夏のフィンランドの部屋は、たっぷり入る自然光を生かすために、薄手のカーテンやレースを使うのが基本です。番組でも、白や淡いグレーのカーテンをふんわりと吊るし、窓辺には植物を置いたインテリアが紹介されていました。光をやわらかく通す布は、部屋全体を明るくしながら、まぶしさをおさえる役割もあります。
一方、冬は日照時間が短くなるため、照明の力が大きくなります。天井の明かりひとつに頼るのではなく、床置きのフロアライトやテーブルランプをいくつか組み合わせて、部屋のあちこちに小さな光を散らすのが北欧スタイルです。番組でも、光が壁や天井に反射して、部屋全体がほのかに明るくなるよう工夫した照明計画が紹介されました。
ここで、専門的な視点から少し補足すると、北欧の照明計画は「グレア(まぶしさ)」を避けることをとても重視しています。光源が直接目に入らないようにシェードで隠したり、電球の色を少し暖かい色味にしたりすることで、目の疲れを減らし、リラックスしやすい空間を作っているのです。こうした考え方は、日本のリビングや子ども部屋にもそのまま応用できます。
また、ソファカバーやクッションカバーなどのテキスタイルを季節によって変えるのも、フィンランド式の工夫として紹介されていました。夏は麻やコットンのさらっとした生地、冬はウールや起毛素材で、視覚的にも触り心地としても「季節の変化」を楽しみます。大きな家具を買い替えなくても、布を変えるだけで部屋の印象は驚くほど変わる、と番組は伝えていました。
ノルウェー流「ほどほどのおもてなし」と食卓づくり
番組の中盤では、ノルウェーからの来客を迎えるシーンが取り上げられ、「北欧流のほどほどのおもてなし」が紹介されました。キーワードは、頑張りすぎないこと。それでも、来てくれた人に「ここは居心地がいいな」と感じてもらう工夫はしっかり押さえています。
たとえば、テーブルコーディネートでは、完璧なフルコースを用意するのではなく、ワンプレートの軽食やシンプルなスープを中心にする代わりに、
・ランチョンマットやナプキンを北欧デザインの柄にする
・キャンドルや小さな花をテーブルの真ん中に置く
・木のプレートやカトラリーで温かみを出す
といった形で、「場の雰囲気」を大事にします。
北欧では、家に人を呼んで一緒に食事をする文化が根づいており、完璧さよりも「一緒に過ごす時間そのもの」を楽しむことが重視されます。これは、日本の家庭でも真似しやすい考え方です。忙しい日でも、惣菜をうまく使いながら、テーブルクロスや器だけ北欧スタイルに寄せてみると、いつもの夕食が少し特別な時間に変わります。
さらに、食卓の照明も重要なポイントとして番組で触れられていました。ペンダントライトをテーブルの少し低めの位置に吊るし、手元と料理だけがふわっと照らされるようにすることで、レストランのような落ち着いた雰囲気になります。光の範囲を絞ることで、自然と会話も食事に集中しやすくなるのです。これは、北欧でもよく見られるダイニング中心の照明計画の考え方です。
スウェーデン出身の夫婦が語る、子育てと暮らしのバランス
後半では、スウェーデン出身の夫と暮らす日本の家族が登場し、「心地よく暮らすためのライフスタイル」を紹介していました。テーマは、子育てと家事、仕事のバランスをどう取るかです。
スウェーデンでは、男女ともに育児休暇を取ることが一般的で、家事も「家族みんなで分担するもの」という考え方が強くあります。その価値観を持つ夫がいることで、日本の家族の暮らし方も自然と変わっていきます。
番組では、
・リビングに家族で共有するワークスペースをつくる
・子どものおもちゃや本は、出しっぱなしにならない仕組み(かごやオープン棚)を整える
・家事をする大人の近くで、子どもも自分のことをできるような家具の高さにする
といった、北欧スタイルの暮らしに共通する工夫が紹介されていました。
ここで少し背景を補足すると、北欧諸国は教育や福祉の面で「子どもの自主性」を大切にする文化が強く、家の中のつくりもそれに合わせて考えられることが多いです。手の届く場所にお気に入りの本やおもちゃがあり、自分で片付け先も分かるような配置にすると、子どもが「自分でできた」という小さな成功体験を重ねやすくなります。北欧インテリアは見た目がオシャレなだけでなく、こうした子育ての考え方ともつながっているのです。
今日からできる北欧スタイルの取り入れ方
最後に、番組で語られていた「今日からできる北欧スタイルの取り入れ方」を、整理しておきます。
1つ目は、「光を見直す」ことです。リビングの蛍光灯だけに頼らず、スタンドライトやテーブルランプを1つ足すだけで、部屋の雰囲気は大きく変わります。特に冬の夜は、少し暖かい色味の電球に変えるだけでも、北欧インテリアらしい落ち着いた空気になります。
2つ目は、「テキスタイルで季節を楽しむ」こと。カーテン、クッション、ラグなどを、季節ごとに一部だけでも替えると、家にいながら季節の変化を感じられます。北欧の家では、こうした布の入れ替えが暮らしの大きな楽しみになっていると、森さんたちは話していました。
3つ目は、「完璧を目指さないおもてなし」です。ノルウェー流の考え方をヒントに、料理を作り込みすぎるよりも、テーブルの真ん中に花を一輪飾ったり、好きな器を並べたりして、会話を楽しむ余裕を残しておくことが大切だと番組は伝えていました。
そして4つ目は、「家族みんながラクになる仕組み」を意識すること。スウェーデンの家族の例のように、片付けや家事を一人で抱え込まないよう、収納の位置や動線を考えるだけでも、毎日の暮らしはぐっと楽になります。
北欧スタイルは、決して「雑誌に出てくるような完璧な家」を目指すものではありません。自分たちの暮らしに合ったリズムで、少しずつ光や布、家具の置き方を整えていくことで、日本の家でも同じように「心地よく暮らす」ことができる――番組はそんなメッセージを、穏やかなトーンで教えてくれていました。
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