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Eテレ【おとな時間研究所】焼き芋がスイーツに進化!新潟・小千谷の「さつまいも農カフェきらら」で味わう秋の甘い奇跡|2025年10月24日

おとな時間研究所

秋のごほうび時間、さつまいも香る幸せカフェ体験

秋の香りが漂う季節になると、どこからともなく甘くてやさしい香りが鼻をくすぐります。その正体は——そう、さつまいも。
いま“第4次さつまいもブーム”が訪れており、ホクホク系からねっとり系まで多様な品種が人気を集めています。そのなかでも、焼き芋や干し芋を“スイーツ”として再発見させてくれる場所が新潟県小千谷市にあります。

それがさつまいも農カフェきらら
お店を切り盛りするのは、さつまいもを愛してやまない新谷梨恵子さん。
「農業をもっとおしゃれに、もっと自由に楽しんでほしい」という想いから、カフェを拠点に“地域の新しい食文化”を発信しています。

「普通の焼き芋とは違う」「スイーツとしての完成度が高い」とSNSでも話題を呼び、県外からのリピーターも多いお店です。

新谷梨恵子さんが歩んだ“さつまいも人生”

オーナーの新谷梨恵子さんは東京都出身。高校生のとき、さつまいもの素朴な甘さに心を奪われたことがすべての始まりでした。
その情熱のままに東京農業大学国際農業開発学科に進学し、農業経営や地域開発を学びます。卒業後、2000年に新潟県小千谷市へ移住。雪深い土地での農業に挑戦しながら、地域の人と一緒に“さつまいもを通じたまちづくり”を模索してきました。

彼女が目指したのは、単なる農家ではなく「6次産業化(生産+加工+販売)」を実現する新しい形。
畑で採れたさつまいもを使い、自分たちの手で加工し、自分たちの言葉で届ける——。
その原点となったのが、さつまいも農カフェきららです。

カフェの基本情報

項目 内容
名称 さつまいも農カフェきらら
所在地 新潟県小千谷市桜町2495-1
電話番号 0258-94-5995
営業時間 10:30〜18:00
定休日 水曜・木曜(営業する週もあり)
駐車場 専用駐車場15台完備
座席数 約92席(個室/掘りごたつ/座敷あり)
設備 無料Wi-Fi・電源・ペット同伴OK・子連れOK
アクセス JR上越線「小千谷駅」から徒歩約35分、または関越道「小千谷IC」から車で約1分

温もりに包まれる「きらら」空間

店内に一歩足を踏み入れると、木の温もりが感じられる穏やかな空間が広がります。
ナチュラルウッドを基調とした内装に、柔らかな間接照明。まるで農家のリビングに招かれたような安心感があります。
掘りごたつ席や座敷も用意されており、赤ちゃん連れの家族や年配の方もゆったり過ごせる設計です。

奥のスペースには、地元農家が育てた野菜や加工品を販売するファーマーズコーナー。焼き芋や干し芋、瓶詰のさつまいもペーストなど、テイクアウトでも楽しめる商品が並びます。
「食べる」だけでなく、「選ぶ」「持ち帰る」までを体験できるのがこのカフェの魅力です。

看板スイーツ「焼き芋ソフトクリーム」

きららの象徴ともいえるのが、焼き芋ソフトクリーム
焼きたての芋に、ガンジー牛乳ソフトクリームをたっぷり添えた逸品です。熱と冷のコントラストが絶妙で、口に入れた瞬間、芋の香ばしさと濃厚なミルクの甘みが広がります。

しかもこのスイーツ、実用新案として出願されたオリジナルメニュー。
「焼き芋をデザートの主役にする」という発想自体が斬新で、訪れた人の多くが写真を撮ってSNSにアップしています。
見た目も華やかで、まるで“食べる芸術品”。県内外のカフェファンを惹きつけてやみません。

冷凍スイーツ「イモぽんソフト」で全国へ

きららの人気メニューは、カフェだけにとどまりません。
自宅でも楽しめるように開発されたのが「イモぽんソフト」です。
これは冷凍スイーツとして全国に発送され、ふるさと納税の返礼品としても注目を集めています。
自然解凍すればお店そのままの味わいが楽しめ、贈り物としても人気です。

「さつまいもスイーツの魅力を全国に届けたい」
そんな新谷さんの想いが形になった商品で、農家の手作り感とプロの仕上がりの両方を感じられます。

体にやさしいランチとお惣菜

きららでは、ランチも大好評。
野菜たっぷりの日替わり定食をはじめ、さつまいもグラタン夏野菜焼チーズカレーなど、季節の食材を使ったメニューが並びます。
「農家のお茶飲みごっつぉ」セットでは、地元野菜の煮物や漬け物が添えられ、家庭のぬくもりを感じる味わい。

また、ヴィーガン・ベジタリアン・グルテンフリー対応メニューもあり、健康志向の方にも人気です。
価格帯はランチ・スイーツともに1,000円前後で、コスパの高さも魅力の一つ。

口コミから伝わる“愛される理由”

口コミサイトでは4.1という高評価。
「The さつまいも!どのメニューにもこだわりがある」「子どもも安心して食べられる」「見た目も味も満足度が高い」など、好意的な感想が多く見られます。
また、「テレビで見て来ました!」という声も多く、全国放送で紹介されるたびに行列ができるほどの人気ぶりです。

店内には笑顔が絶えず、スタッフの丁寧な接客にも定評があります。まるで“農家のもてなし”を受けているような温かさです。

“さつまいも子先生”としての活動

新谷さんはカフェの経営だけでなく、“さつまいも子先生”として教育活動も行っています。
小学校や自治体で講演し、「食と農のつながり」や「地域で働く楽しさ」を伝えています。
東京出身という消費者目線と、農家としての実践経験を兼ね備えているため、どんな世代にも響く言葉を持っています。
彼女の講演を聞いた子どもたちが「将来、農業をやってみたい」と話すこともあるそうです。

小千谷発、“地域ブランド”としての挑戦

新潟県小千谷市は、雪解け水と寒暖差が生む甘いさつまいもが自慢の地域。
新谷さんはこの土地の気候や文化を最大限に生かし、「小千谷ブランドのさつまいも」を全国に広めようとしています。
その象徴がさつまいも農カフェきらら。農業・観光・地域活性を融合させた“ローカルモデル”として、注目を集めています。

まとめ

この記事のポイントは以下の3つです。
さつまいも農カフェきららは、“食べて感じる農業”をテーマにした新しいスタイルのカフェ。
・オーナー新谷梨恵子さんは、6次産業化を通じて地域と人をつなぐ存在。
・看板スイーツ『焼き芋ソフトクリーム』は、ガンジー牛乳との奇跡の組み合わせで生まれた逸品。

小千谷の風と香りを感じながら、焼き芋スイーツで心も体もほっとする時間を過ごしてみてください。
それはきっと、秋のごほうびのような一日になるはずです。


出典・ソース
・公式サイト:https://ritzkirara.com/
・農プロデュース リッツ:https://ritz945995.wixsite.com/ritz
・Wendy-Net(新谷梨恵子氏インタビュー)
・新潟県公式サイト「新潟のつかいかた」
・Things Niigata 地域特集
・食べログ:https://tabelog.com/niigata/A1502/A150201/15016465/
・ホットペッパー:https://www.hotpepper.jp/strJ004067231/


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