記事内には、広告が含まれています。

NHK【午後LIVEニュースーン】梅雨の生乾き臭に勝つ!洗濯・部屋干しの最強テク全公開|2025年6月16日放送

情報

梅雨の洗濯の悩みを一気に解決!生乾き臭と乾きにくさの対策法まとめ

2025年6月16日放送のNHK総合「午後LIVE ニュースーン」では、梅雨時の悩みを解消する「梅雨対策シリーズ」がスタートしました。初回のテーマは「洗濯」。特に困るのが生乾き臭や室内干しでなかなか乾かないこと。番組では、研究や実験に基づいた方法と、家庭ですぐにできるテクニックが紹介されました。この記事では番組内容をもとに、洗濯の悩みに役立つポイントを詳しくご紹介します。

【午後LIVEニュースーン】寝具のダニ対策!プロが教える梅雨の布団ケア|2025年6月17日放送

生乾き臭の原因と対策法

生乾き臭の写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

番組では、梅雨時に気になる「生乾き臭」の原因を探るため、奈良県にある帝塚山大学を訪ねました。細菌研究の第一人者・藤原永年教授が40年にわたって調べてきた結果、生乾き臭の正体は「モラクセラ菌」という常在菌であることが明らかになりました。この菌は普段から私たちの生活空間に存在していますが、梅雨のように湿度が高い環境では一気に増えやすくなります。特に洗濯物に残った皮脂汚れを栄養源にして増殖し、繊維の奥深くに入り込む性質をもっています。

・モラクセラ菌は空気中や皮膚にも存在する常在菌
・高温多湿の条件で活性化し、梅雨に急増
・衣類の繊維の中に入り込み、洗っても落ちにくい
・紫外線にも強く、日光だけでは死滅しない

こうした特性のため、干しただけでは十分にニオイが取れず、何度洗っても臭いが残るという悩みにつながっています。そこで注目されたのが、「塩化ベンザルコニウム」という薬品です。この成分は医療現場で使われるほどの殺菌力があり、一般家庭でも台所やトイレの除菌用として販売されており、薬局や通販サイトで購入可能です。

藤原教授の研究では、塩化ベンザルコニウムをモラクセラ菌に直接かけたところ、菌の数が急激に減り、短時間で死滅していく様子が確認されました。家庭での活用法は、家事・掃除アドバイザーの藤原千秋さんが紹介しています。

・まず衣類をいつも通り洗濯機で洗う(洗剤使用)
・次に、水10リットルに対して塩化ベンザルコニウム20ミリリットルを加えた液に、衣類を1時間ほど漬け置きする
・その後、洗剤を使わず水だけで再度洗濯する

この2回洗う方法により、繊維に潜んでいたモラクセラ菌を効果的に除去できるのがポイントです。塩化ベンザルコニウムは安全性も高く、用法を守れば家庭でも無理なく使うことができます。

また、従来から知られている酵素系漂白剤を使った方法も紹介されました。こちらも細菌に強く、ニオイを軽減する効果があります。

・お湯5リットルに対して洗剤を25~30ミリリットル、酵素系漂白剤を50ミリリットル加える
・この液に衣類を30分から2時間ほど漬け置きする
・その後、いつも通りに洗濯する

酵素の力で皮脂やたんぱく質汚れを分解しやすくなり、モラクセラ菌の栄養源を断つことができます。この方法も特別な道具は必要なく、日常的に取り入れやすいのが特長です。

生乾き臭に困っている方は、こうした方法を組み合わせて実践することで、衣類を清潔に保ち、気になるニオイを軽減することができます。特に、洗濯後のニオイ残りが気になる方は、一度塩化ベンザルコニウムや酵素系漂白剤を使った漬け置きを試してみると変化を実感できるはずです。

乾きにくさを解決する室内干しのコツ

アーチ干しイラスト - No: 23546804|無料イラスト・フリー素材なら「イラストAC」

番組では、洗剤メーカーの研究員・片木徹也さんが登場し、室内干しでも効率よく洗濯物を乾かす方法を具体的に紹介していました。梅雨の季節になると、外に干せない日が続き、部屋干しが中心になりますが、乾きにくくて困るという悩みは多くの人が感じていることです。実は、多くの人がやっている「窓際のカーテンレールに干す」方法は、空気の流れが悪くなりがちなため、逆に乾きづらくなるという落とし穴があります。

・カーテンや窓際は湿気がこもりやすく、空気の動きも少ない
・ガラス窓の近くは外気との温度差で結露が起きやすく、洗濯物も湿りがちになる

片木さんがすすめるのは、部屋の中央や壁から離れた空気が流れる位置に干すことです。扇風機やエアコンを使わなくても、風通しの良い場所を選ぶだけで乾きやすさが変わってきます。そして、干し方にも工夫が必要です。

・ハンガーとハンガーの間隔を拳1個分あけることで、空気の通り道を作る
・ピンチハンガーを使うときは「アーチ干し」がベスト。外側に長い衣類、内側に短いものを配置することで、真ん中に空気が流れやすくなる
・バスタオルのような大きなものは、ピンチハンガーの四方を囲むように吊るす「囲み干し」で、空気の流れを逃さない
・スペースが限られる場合は、衣類の長さをずらして吊るす「ずらし干し」で風の通り道を確保する

こうした工夫を加えることで、洗濯物の重なりによる湿気のこもりを防ぎ、乾燥時間を大幅に短縮することができます。

さらに、もっと早く乾かしたいときは、扇風機を洗濯物の下から当てるのが効果的です。空気を下から押し上げることで、洗濯物全体に風がまわり、自然乾燥よりも早く仕上がります。洗濯物の真下に風を送ることで、湿気を押し上げ、空気の流れをつくることができるのです。

・扇風機の風は洗濯物の真下から当てる
・弱風でも風が通れば十分に効果がある
・エアコンの除湿機能を併用するとさらに乾燥効果がアップ

これらの方法は、特別な道具を使わなくても今すぐできる工夫ばかりです。干す場所の選び方と並べ方を少し変えるだけで、部屋干しでもしっかり乾かすことが可能になります。じめじめした梅雨の時期も、ストレスの少ない洗濯を実現できます。

洗濯の悩みを今すぐ見直そう

今回の放送では、科学的な視点から「なぜ臭うのか」「なぜ乾かないのか」が明らかにされ、そのうえで実際に使える方法が具体的に紹介されていました。塩化ベンザルコニウムや酵素系漂白剤を活用したニオイ対策、そして干し方のコツを知っているだけで、梅雨の洗濯がぐっと楽になります。

特別な道具や広いスペースがなくても工夫できることが多く、今日からでも始められる内容ばかりです。梅雨の時期に気持ちよく過ごすために、洗濯方法を一度見直してみてはいかがでしょうか。

放送で紹介された情報を参考に、快適な部屋干しライフを実現しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました