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NHK【あしたが変わるトリセツショー】首コリ改善!チンノッド5週間で変わった体験とは?(2025年9月4日放送)

あしたが変わるトリセツショー

あしたが変わるトリセツショー「首のトリセツ」

2025年9月4日に放送されたNHK総合「あしたが変わるトリセツショー」では、多くの人が悩む首の痛みやコリについて特集されました。テーマは「誤解だらけの首のトリセツ」。番組では「ストレートネック」にまつわる誤解や、海外でも注目されている最新エクササイズ「チンノッド」などが紹介され、首のケアに役立つ実践的な情報が盛りだくさんでした。ここでは放送内容をわかりやすく振り返ります。

首の痛みとストレートネックの大誤解

番組の冒頭で取り上げられたのは、首のコリや痛みの原因とされがちな「ストレートネック」。近年、スマホやパソコンの普及とともにこの言葉を耳にする機会が増えました。しかし弘前大学医学部附属病院の熊谷医師は、首の形と痛みは関係がないと説明しました。実際に調査を行ったところ、首がまっすぐなタイプでも弯曲があるタイプでも、痛みを訴える人の割合はほぼ同じだったそうです。

東京医科大学の遠藤教授も、ストレートネック自体は悪いものではなく、姿勢の問題が痛みの原因になると強調しました。特に頭が前に出る姿勢は、首の後ろの筋肉に大きな負担をかけ、コリや痛みにつながることが明らかにされました。

姿勢改善へのメッセージ

ストレートネックを「悪者」と表現するのは、あえてインパクトのある言葉を使い、姿勢を見直すきっかけを作るため。遠藤教授をはじめとする専門家は、姿勢の大切さを伝える目的で情報発信を続けていると紹介されました。番組では、普段から自分の姿勢を意識することが首の健康に直結することが繰り返し強調されていました。

注目のエクササイズ「チンノッド」

続いて紹介されたのが、オーストラリアで広く取り入れられている「チンノッド・エクササイズ」。生みの親はクイーンズランド大学のジャル名誉教授で、「チンノッド」とは英語で「頷く」という意味です。ただうなずくだけのシンプルな動きで、首の深層筋を鍛えることができるという驚きの方法です。

首の深層筋は普段あまり使われず、痛みやコリがある人ほど持久力が落ちていると言われます。頷く動作を繰り返すことで、この深層筋を効率的に鍛えられるのです。佛教大学や日本大学でも研究が進められ、日本でも注目されつつあることが紹介されました。

チンノッド・エクササイズのやり方

画像が生成されました

番組で紹介された「チンノッド」は、シンプルにうなずく動作で首の深層筋を鍛える方法です。姿勢を崩さずに行うことが大切です。以下に図解的にまとめます。

基本の姿勢

  1. 椅子に浅めに腰かけ、背筋をまっすぐにする

  2. 顎を軽く引き、目線は正面に向ける

動作のステップ

ステップ 動作内容 ポイント
1 顎をほんの少し「うなずく」ように引く 大きく動かさず、首の後ろが伸びる感覚を意識
2 そのまま3〜5秒キープ 深層筋がじんわり働く感じを確認
3 ゆっくり元に戻す 力を抜かず、丁寧に戻す
4 10回を1セットとして行う 無理せず、呼吸は止めない

注意点

  • 大きく頷かないこと(動きは小さく)

  • 首や肩に余計な力を入れない

  • 痛みを感じたら中止する

  • テレビを見ながら、スマホの休憩時間などに気軽に取り入れると効果的

効果

  • 首の深層筋(インナーマッスル)が鍛えられる

  • 首や肩のコリの改善

  • 姿勢の安定、猫背予防

実際の効果を検証

番組では、首の痛みやコリに悩む8人が実際にチンノッドを5週間続ける実験を行いました。結果は明らかで、首の可動域が広がり、姿勢も改善。参加者からは「肩の重さが楽になった」「首を回しやすくなった」などの感想が寄せられ、日常生活に前向きな変化が見られました。視聴者にとっても、手軽に取り入れられる新しいセルフケアとして大きなヒントになったはずです。

首ケアの新常識を学ぶ

今回の放送をまとめると、首の不調は単なる骨の形だけで決まるものではなく、日々の姿勢や筋肉の使い方が大きく関わっていることがわかりました。スマホやパソコンに向かう時間が長い現代だからこそ、姿勢を正し、深層筋を鍛えるエクササイズを生活に取り入れることが重要です。

また、番組では弘前城や弘前ねぷたまつりなど、首の研究に取り組む弘前市の背景も紹介され、地域と医学研究がつながっている点も印象的でした。

番組を見て感じたこと

市村正親さんや松嶋尚美さん、なすなかにしのお二人の掛け合いも交えながら、専門的な内容をわかりやすく紹介してくれた今回の放送。首の不調に悩む人はもちろん、予防のために正しい知識を知りたい人にとっても大変役立つ内容でした。特に「チンノッド」は誰でもすぐに実践できる点が魅力で、SNSでも広がりそうなシンプルさでした。

日常生活でできる首ケアの工夫

しげゆき
しげゆき

ここからは、私からの提案です。首の不調は特別な運動だけでなく、毎日の習慣を少し見直すだけでも改善につながります。姿勢や環境を整えることが、首に余計な負担をかけない一番の近道です。ここでは誰でも実践できる具体的な工夫を紹介します。

スマホの位置を目の高さにする

スマホを長時間使うと、どうしても下を向きがちになります。この姿勢は首に大きな負担をかけます。スマホは目の高さに持ち上げて使うことが大切です。手で持つのが大変なときは、スタンドやアームを活用すると楽に続けられます。特に寝転びながらのスマホ操作は首に強い負担がかかるため避けたほうが良いです。

1時間に1回は立ち上がる

座りっぱなしの姿勢は首や背中の筋肉を固めてしまいます。最低でも1時間に1回は立ち上がって体を伸ばす習慣を取り入れると血流がよくなり、首のこりが和らぎます。オフィスや自宅でできる簡単な工夫として、コピーを取りに行く、水を飲みに行くなどちょっとした行動を挟むだけでも効果があります。表にするとイメージがしやすいです。

時間の目安 動作例 効果
1時間ごと 立ち上がって背伸び 血流改善
2時間ごと 首を左右に軽く回す 筋肉の緊張を和らげる
昼休み 軽く歩く 姿勢リセット

枕の高さを調整する

睡眠時の姿勢も首の健康に大きく関わります。枕が高すぎると首が前に曲がり、低すぎると首が反ってしまうため、どちらも負担の原因になります。理想は首の自然なカーブが保てる高さです。タオルを折りたたんで調整すると、自分に合った高さを見つけやすいです。横向きで眠る人は肩の厚みを考え、仰向けの人は首の隙間を埋めるように工夫すると快適に眠れます。

まとめ

日常生活の小さな工夫で首の負担は大きく変わります。スマホを目の高さにすること、こまめに体を動かすこと、枕の高さを見直すこと。これらを意識するだけで、首のコリや痛みを防ぎやすくなります。特別な器具を買わなくても今日からできる方法ばかりなので、生活に取り入れてみることをおすすめします。


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