正しい塗り方で肌と唇が変わる!トリセツショー最新美容法まとめ
保湿は「くるくる塗り」で効果が変わる
乾燥対策として保湿は欠かせませんが、実はただクリームを手で伸ばすだけでは十分ではないことが分かっています。人の手では力の入り方にムラがあり、肌の表面に均一に塗り広げられず、潤いがしっかり奥まで届きにくいのです。この点を研究したのが、韓瑞大学校のチャン・ビョンス教授です。教授は、肌に均一に保湿成分を届ける方法としてエアブラシに注目しました。
韓国のサウナであるチムジルバンを使った実験では、エアブラシで保湿剤を吹きかけた肌は、手で塗った場合と比べてなんと3倍の水分保持が確認されました。微細な粒子が均一に広がるため、肌の表面全体をムラなく覆い、乾燥から守る力が高まるのです。
もちろん、特別な道具を使わなくても効果的に保湿する方法があります。それが「くるくる塗り」です。指先で小さな円を描くようにゆっくり塗り広げるだけで、クリームが肌全体に均一に行き渡ります。この方法を続けることで、手塗り特有のムラを防ぎ、保湿効果がしっかり高まることが実証されています。
保湿ケアは毎日の積み重ねが大切です。化粧水や乳液、クリームを「ただ塗る」から「正しく塗る」に変えるだけで、肌のうるおいは格段に違ってきます。
日焼け止めは塗り方が命
紫外線対策に欠かせない日焼け止めですが、実はその効果は塗り方ひとつで大きく変わります。2025年の番組では、沖縄県伊江島で実験が行われました。強烈な日差しのもと、2日間で合計11時間もの紫外線を浴びるという厳しい条件の中で、通常の塗り方と「くるくる塗り」を比較したのです。
結果ははっきりしていました。通常の塗り方では赤みや日焼けが見られた一方、くるくる塗りをした肌はほとんど日焼けが確認されませんでした。つまり、指先で円を描くようにムラなく広げることで、日焼け止めの膜がしっかりと肌を覆い、紫外線を防ぐ力が格段に高まるのです。
紫外線は、肌のシミやしわ、そしてたるみの大きな原因となります。特に日本の夏や南国の地域では紫外線量が非常に多く、短時間の外出でも肌にダメージを与えてしまいます。日焼け止めは量や種類だけでなく、塗り方によってもその効果が左右されるため、「ただ塗る」だけでは不十分なのです。
最近では、紫外線を防ぐだけでなくスキンケア成分を配合した多機能日焼け止めも登場しています。これらを正しく「くるくる塗り」で使えば、肌を守りながら美肌ケアも同時に行うことができます。毎日の習慣として塗り方を意識することが、未来の肌を守る第一歩になるのです。
唇は縦方向に塗るのが正解
顔の肌とは違い、唇には角質層がとても薄く、皮脂腺もないため自ら潤いを保つ力が弱いという特徴があります。そのため乾燥や荒れを防ぐには、日常的なケアが欠かせません。特に頼りになるのがリップクリームですが、多くの人は無意識のうちに横にサッと塗って終わらせてしまっています。
しかし唇には縦に細かいシワが刻まれており、横方向に塗るだけではその溝に成分がきちんと入り込まず、潤い効果が半減してしまうのです。ここで参考になるのが、韓国で活躍しているリップモデルのユジャさんやジン・ユルさんが実践している方法です。彼女たちはリップクリームを縦方向にムラなく塗ることを習慣としています。
縦に塗ることでリップの成分が細かいシワの奥まで届き、唇全体を均一に保護することができます。その結果、隙間なく潤いが行き渡り、乾燥や皮むけを防ぎながら、ぷるぷるとした美しい唇をキープできるのです。さらに、夜寝る前にこの方法で塗れば、寝ている間にじっくり保湿され、翌朝の唇の状態が大きく変わります。
まとめ
今回のNHK『15分であしたが変わるトリセツショー』で紹介されたのは、「塗り方」による美容効果の大きな差でした。
この記事のポイントは以下の3つです。
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保湿剤は「くるくる塗り」で浸透力が高まる
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日焼け止めは塗り方次第で日焼けを防ぐ力が大きく変わる
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唇はリップクリームを縦方向に塗ることでぷるぷるが続く
日常のスキンケアは、小さな習慣の積み重ねで結果が大きく変わります。塗り方ひとつで肌や唇の未来を守れるのです。ぜひ今日から試して、自分の肌で違いを実感してください。
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