ホクホクの里芋と香ばしい黒ごまの出会い『里芋とほうれんそうの黒ごまあえ』
「秋らしい副菜を作りたいけれど、時間がない…」そんな時にぴったりなのが、あさイチ(2025年10月16日放送)で紹介された今泉久美さんの『里芋とほうれんそうの黒ごまあえ』です。電子レンジで簡単に作れるのに、味わいは本格派。黒ごまの香りと里芋のねっとり感が絶妙に調和し、思わず箸が止まらなくなる一品です。副菜としてはもちろん、お弁当のおかずや作り置きにもおすすめ。この記事では、そのおいしさの秘密と、誰でも失敗なく作れるコツを紹介します。
旬の食材を使った、やさしい味わいの和え物
秋が深まるこの季節、里芋とほうれんそうはまさに旬の食材。里芋のホクホク感と、ほうれんそうのシャキッとした食感が口の中で出会う瞬間、黒ごまの香ばしい香りがふわりと広がります。さらに、しめじのうま味が味に深みをプラス。見た目にも色鮮やかで、食卓に季節の彩りを添えてくれます。忙しい日でも、電子レンジを使えば短時間で本格的な味に仕上がるのも魅力です。
材料(2人分)
里芋 2コ(正味80g・皮付きで約150g)
ほうれんそう 100g
しめじ 30g
酒 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ1+1/2
塩 適量
A(和え衣)
すりごま(黒) 大さじ2
砂糖 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
作り方
① 里芋の下ごしらえ
里芋は皮付きのままサッと洗い、耐熱皿にのせて水(大さじ1・分量外)を加えます。ふんわりラップをかけ、電子レンジ(600W)で6分加熱。やわらかくなったら、熱いうちに皮をむき、粗熱を取って食べやすい大きさに切ります。電子レンジを使うことで、ぬめりが少なく、ホクホクとした食感に仕上がります。
② ほうれんそうを下ゆでする
根元を4つ割りにしてよく洗い、4cm幅に切ります。鍋に湯(約300ml)を沸かし、塩(小さじ1/2)を加えて30秒ほどさっとゆでます。すぐに冷水にとり、水気を絞ってしょうゆ(小さじ1/2)で軽くあえ、さらに水気を絞ります。しょうゆを加えることで、青臭さが抜けて風味がアップします。
③ しめじのうま味を引き出す
しめじは石づきを取り、ほぐして耐熱容器に入れます。酒と塩(少々)を加え、ラップをして電子レンジ(600W)で40秒加熱。粗熱をとっておきましょう。加熱時間が短いので、しめじの食感がほどよく残り、和え物全体のアクセントになります。
④ 黒ごまあえ衣を作る
ボウルにAのすりごま(黒)・砂糖・しょうゆを入れて混ぜ、なめらかなペースト状にします。すりたての黒ごまを使うと香りがより引き立ち、深いコクが生まれます。
⑤ 全体をあえる
①〜③の具材を④のボウルに加え、やさしく混ぜ合わせます。ごまが全体に行き渡るように、切るようにあえるのがコツ。盛り付けるときは、器に高さを出すようにふんわりと盛ると見た目も美しく仕上がります。
味のポイントとアレンジ
・黒ごまは焦がしすぎず香り重視で。炒りごまを軽く温めてからすり鉢ですると、風味が一層豊かに。
・しょうゆの量は味見しながら調整。里芋やほうれんそうの水分量によって、味の濃さが変わるため、最後に微調整を。
・作り置きにもぴったり。冷蔵で2日ほど保存可能。翌日には味がなじんでさらにおいしくなります。
・お弁当の彩りに。赤・緑・黒のコントラストが映えるので、他のおかずと並べても華やかです。
食卓をやさしく包む一皿
『里芋とほうれんそうの黒ごまあえ』は、素材の味をいかしながら、黒ごまの香りで上品さを引き出す和え物です。特別な調味料も手間もいらず、旬の恵みを手軽に楽しめます。忙しい日でもほっとする味わいは、まさに日本の家庭料理の原点。秋の夜長に、お茶碗の横にそっと添えたくなる一皿です。
【この記事のポイント】
・電子レンジを活用した時短レシピ
・黒ごまの香ばしさが際立つ和え衣
・作り置きにも、お弁当にも使える万能副菜
放送情報
番組名:あさイチ(みんな!ゴハンだよ)
料理人:今泉久美
放送局:NHK
放送日:2025年10月16日(木)
出典:NHK「あさイチ」公式サイト(https://www.nhk.jp/p/asaichi/)
気になるNHKをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント