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NHK【第44回全国豊かな海づくり大会】〜美し国みえ大会〜 うみログ革新と尾鷲わっぱの工芸美、あのりふぐの資源管理に迫る|2025年11月24日

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第44回全国豊かな海づくり大会〜美し国みえ大会〜

三重県で開催された第44回全国豊かな海づくり大会は、日本の漁業や海の環境を未来へつなぐための大きな節目となりました。
今回のテーマ『受け継ごう命あふれる清い海』には、三重県が誇る3つの海の魅力と、それを守り育ててきた人々の思いが込められています。
41年ぶり2回目となる三重での開催には、天皇徳仁皇后雅子両陛下も出席され、全国から多くの関係者が集まりました。大会の全体を通して、海の恵みと人の営みが重なり合う深いドラマが感じられる内容でした。

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三重県の3つの海が生む豊かな恵み

三重県は日本でも珍しい、特色の異なる3つの海を持つ地域です。それぞれの海が独自の文化と漁業を育み、全国に誇る特産物を生み出しています。

最初に紹介されたのは伊勢湾です。
ここは昔からはまぐりの名産地として知られ、江戸時代にもその名が広く伝わっていました。穏やかな湾の環境を活かし、のり養殖も盛んで、黒のりが特に高く評価されています。近年は、海の状態を細かく確認するための『うみログ』が導入され、海水温や水位などのデータがスマートフォンでリアルタイムに確認できるようになりました。
監視カメラによる海域の見える化が進み、のりの色落ち対策にも役立ち、新しい形の漁業が広がっています。

次に取り上げられたのは、リアス式海岸が生み出す鳥羽志摩の海です。
ここは世界ではじめて真珠養殖に成功した地として有名で、英虞湾には豊富な海のエサが流れ込み、小さな『厘珠』の多くがここで生まれています。世界で人気を集める真珠文化が、この地域で長く受け継がれてきたことが改めて実感できます。
さらに、国内生産量の7割を占めるあおさの養殖も盛んで、緑のじゅうたんのような養殖場が広がる景色は圧巻です。あおさは加工品の人気が高まり、全国で需要が急増しています。

三重県南部に広がる熊野灘は、黒潮の影響を強く受ける海です。
南伊勢町の奈屋浦漁港ではまき網漁が盛んに行われ、冬から春にかけて水揚げされる『春ぶり』は地域の名物として親しまれてきました。力強く成長した春ぶりは、この海の豊かさを象徴する存在です。

両陛下も見守った式典の感動と伝統工芸の美しさ

式典は志摩市阿児アリーナで行われ、多くの漁業関係者や地域の代表が参加しました。
大会では、豊かな海づくりに長く取り組んできた団体や個人に対して表彰が行われ、両陛下から手渡された稚魚や貝は、地元の養殖業者が大切に育てていきます。

今回特別に制作された容器が紹介され、三重県の伝統を象徴する美しい工芸品が注目を集めました。
マハタとアコヤ貝の容器には尾鷲わっぱが使われ、さらに伊勢型紙松阪木綿が組み合わされています。黒のり・青のりの容器には伊賀くみひも伊勢の根付が使われ、三重県の工芸技術が結集した品々となりました。

式典では、漁業関係者が海を守る思いを語る『海づくりメッセージ』も発表され、会場には海とともに生きる人々の熱意と誇りがあふれていました。

海上歓迎と放流行事の迫力と温かさ

次に映し出されたのは、南伊勢町 宿田曽漁港で行われた海上歓迎・放流行事です。
なぶら太鼓の音が響き、海上歓迎がスタート。先導を務めたのは海上保安庁の巡視船みやかぜで、三重県の海を象徴する漁船が次々とパレードに加わり、壮大な光景が広がりました。

鳥羽志摩地区で続く海女漁業は、アワビやサザエを素潜りで採る伝統的な方法で、重要無形文化財にも指定されています。地域では、海女小屋体験ツアーが行われ、観光としても高い人気があります。

さらに、真珠養殖、いせえび刺網漁、とらふぐ(あのりふぐ)漁など三重ならではの漁業が紹介されました。
とらふぐは700g未満のものを再放流するなど、厳しい資源管理が行われ、持続的な漁業への取り組みが進んでいます。刺網漁では漁獲量や体長に合わせて細かな制限が設けられ、海の資源を守るための工夫が一つ一つ組み込まれています。

行事の最後には、イセエビの稚えびとマダイの稚魚が放流されました。
海水温の上昇などでイセエビの漁獲量が減少する中、この放流は地域の希望を象徴する取り組みとなっています。海の未来を守るための努力が、現場の一つ一つに息づいていることが感じられました。

まとめ

今回の第44回全国豊かな海づくり大会は、三重県の海が持つ力強さと美しさ、そしてその恵みを守り未来につなぐ人々の情熱を深く感じられる内容でした。

伊勢湾、鳥羽志摩、熊野灘という三重県ならではの多彩な海は、漁業や文化を生み、地域の暮らしを支えています。
大会を通じて、海の恵みがどれほど多くの人々の努力に支えられているのかを改めて知ることができました。

海とともに生きる三重の人々の姿は、日本全体が海の未来を考える上でも大切なヒントとなります。
2025年の今、この大会が示したメッセージは、これからの豊かな海を守るための大きな指針となるはずです。


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