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【首都圏ネットワーク】関東で積雪!JR中央本線の影響・生活保護申請増加・高校受験の地域格差|2025年3月5日放送

関東の積雪・生活保護の現状・高校受験の地域格差・防災対策の取り組み|2025年3月5日放送

2025年3月5日に放送された「首都圏ネットワーク」では、関東での積雪による影響、生活保護申請の増加、高校受験をめぐる地域格差、地域の防災力向上の取り組み、さらには夜の歌舞伎町で孤立する若者への支援活動など、首都圏の暮らしに関わるさまざまな話題が取り上げられました。それぞれ詳しく見ていきます。

平地でも積雪、JR中央本線が立ち往生

3月4日、関東南部では平地でも雪が降り、東京都心でも積雪が観測されました。特に神奈川県川崎市麻生区では、深夜0時過ぎに車の上に雪が積もるほどの状況となり、一夜明けると雨に変わりました。東京都八王子駅では、小雨の中、デッキで雪かき作業が行われ、雪の影響の大きさが感じられました。

  • JR中央本線では大きな影響が発生しました。
  • 山梨県にある上野原駅を出発した上り列車が、雪の影響で倒れてきた竹に進路を阻まれ途中で立往生。
  • 約7時間後に駅へ引き返し、乗客約30人は代替バスで東京方面へ移動しました。
  • 幸い体調不良を訴える人はいませんでしたが、長時間の足止めは不安だったことでしょう。

また、高速道路や国道では、3月4日の夕方から予防的に通行止めの措置が取られました。しかし、3月5日午前6時までには、東名高速、新東名高速、首都高速、東北自動車道の通行止めはほぼ解消されました。積雪による混乱はあったものの、大きな事故につながらなかったのは幸いです。

吉祥寺南病院の2次救急、運営引き継ぎが決定

東京都武蔵野市にある吉祥寺南病院は、これまで地域の2次救急医療機関として重要な役割を果たしてきました。特に災害時には、中等症の患者を受け入れる災害拠点連携病院として指定されていました。しかし、病棟の老朽化と建設費の高騰が理由で、2024年10月から診療を休止。医療体制への影響が懸念されていました。

  • その後、新たな運営法人を選定する作業が進められ、東京品川区の東京品川病院を運営する「東京巨樹の会」が運営を引き継ぐことが決まりました。
  • 病床数を増やし、急性期診療の体制を強化する方針です。
  • ただし、開設までには2~3年ほどかかる見通しで、それまでの間、地域の医療提供体制には引き続き注意が必要です。

生活保護申請25万件超え、20代の受給増加

2024年の生活保護申請件数は前年比0.3%増の25万件超えとなり、過去12年間で最も多くなりました。高齢者の申請が多い中で、最近では20代の受給者が増えていることが課題となっています。

  • 生活困窮者の支援を行うNPO法人によると、住まいを持たずにネットカフェを転々とする若者が多く、ホテルの宿泊チケットやモバイルバッテリーの無料配布を行っています。
  • 2024年後半のデータでは、40代が25%、30代が24%、20代が23%と、若い世代の生活困窮が深刻化していることがわかりました。
  • 支援を受けた人のうち、約半数が最終的に生活保護を申請することになったといいます。

社会全体で、若年層の生活困窮を防ぐ支援策が求められています。

県外へ移住して高校受験に挑んだ家族

千葉市に住む16歳の女性は、レット症候群という難病を抱えています。重度の知的障害と身体障害があり、歩行はできるものの、手を自由に動かすことが難しく、言葉を発することもできません。

  • 彼女は高校進学を強く希望し、千葉県内で3回受験しましたが、すべて不合格となりました。
  • 定員割れしている学校もあったものの、受け入れは認められず、家族は東京都の都立高校を受験するために引っ越す決断をしました。
  • 受験当日、彼女は親友からもらった手作りのお守りを持ち、介助者とともに試験に挑みました。そして、無事合格

高校進学の希望を叶えるために、家族が住まいを変える選択をしたことは、大きな決断だったに違いありません。

地域の防災力を高める住民主体の避難所運営

長野県松本市では、住民が主体となって避難所を開設・運営する訓練が行われました。2019年の台風19号での経験をもとに、防災リーダーを育成しようという取り組みです。

  • 訓練では、避難所の開設方法や運営方法について話し合い、高齢者や赤ちゃん連れの家族、障害者のためのスペース確保なども検討されました。
  • 住民が主体的に避難所を開設することで、災害時に行政の対応が間に合わない場合でもスムーズな運営が可能になります。
  • 今後、こうした訓練を長野県全域に広げる方針です。

夜の歌舞伎町、孤立する若者を支えるNPOの活動

新宿・歌舞伎町では、家や学校に居場所がない若者が集まる「トー横」と呼ばれるエリアがあり、NPOが支援活動を続けています。

  • NPOスタッフは週に2回、夜の歌舞伎町を巡回し、若者に声をかけています。
  • 手渡すのはカイロや相談窓口の連絡先。寒い夜をしのぐだけでなく、支援につながるきっかけになればと考えています。
  • 最近は市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)による健康被害が増えており、声をかける際には慎重な対応が求められています。

まとめ

今回の「首都圏ネットワーク」では、関東の積雪、高校進学を巡る地域格差、生活保護の現状、夜の歌舞伎町での支援活動など、多岐にわたるテーマが取り上げられました。今後も、社会の変化に対応しながら、必要な支援が行き届く仕組みづくりが求められます。

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