秋の食卓を彩るほっこり味!『かぼちゃの煮物』と『かぼちゃとベーコンのクリーム煮』
秋といえば、旬を迎える「かぼちゃ」。自然の甘みとホクホクした食感が魅力で、和食にも洋食にも合う万能食材です。NHK【きょうの料理ビギナーズ】(2025年10月22日放送)では、そんなかぼちゃを使った2つの人気レシピが紹介されました。どちらもフライパンひとつでできる簡単調理で、初心者でも失敗知らず。この記事では、それぞれの特徴やコツ、味わいの違いまで詳しく紹介します。
甘辛味がしみ込む『かぼちゃの煮物』
やさしい甘辛味がしみ込んだ、家庭の定番料理。かぼちゃは煮くずれしやすい食材ですが、皮をむかずに使い、返さずに煮ることで形をきれいに保ちます。だしの風味と砂糖・しょうゆのバランスが絶妙で、食べるたびにほっとする味わいです。冷めてもおいしいので、翌日の弁当おかずや常備菜にもぴったり。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| かぼちゃ | 1/6~1/4コ(約350g) |
| だし | カップ1と1/2 |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| しょうゆ | 大さじ1 |
【作り方】
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かぼちゃはスプーンでワタと種を取り除き、よく洗って水けを拭く。皮はむかず、横半分に切り、1切れを5等分に切る。
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小さめのフライパンにかぼちゃを皮を下にして並べ、だし・砂糖・しょうゆを加える。
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中火にかけて煮立てたら、弱火にし、落としぶたをしてさらにふたを重ね、7〜8分煮る。
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フタを外し、煮汁をスプーンですくって全体にかける。落としぶただけを戻し、さらに3分ほど煮て汁を含ませる。
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火を止めてそのまま少し置くと、余熱で味がよりなじむ。
できあがった煮物は、かぼちゃの中までしっかり味が染み込み、ほくほく感が際立ちます。だしのうまみが全体をまとめ、口の中で優しい甘さが広がります。お好みで少量のしょうが汁を加えると、秋冬にぴったりの温かい香りが楽しめます。
やさしい甘みとコクの洋風アレンジ『かぼちゃとベーコンのクリーム煮』
もうひとつのメニューは、クリーミーな味わいが魅力の「かぼちゃとベーコンのクリーム煮」。生クリームのコクに、ベーコンのうまみと塩気が加わり、かぼちゃの自然な甘さを引き立てます。短時間でできるのに、見た目も味もおしゃれ。パンやパスタの付け合わせにもぴったりな一品です。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| かぼちゃ | 1/6~1/4コ(約350g) |
| ベーコン(薄切り) | 3枚(45g) |
| たまねぎ | 1/2コ(100g) |
| 生クリーム | カップ1/2 |
| オリーブ油 | 大さじ1 |
| 水 | カップ1と1/2 |
| 塩 | 小さじ1/3 |
| 粗びき黒こしょう | 少々 |
【作り方】
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かぼちゃはワタと種を取り除き、皮付きのまま横半分に切る。1切れを縦6等分に切る。
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たまねぎは縦に5〜6mm幅に切り、ベーコンは1cm幅に切る。
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フライパンにオリーブ油を熱し、ベーコンとたまねぎを弱めの中火で約1分炒める。
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水と塩を加え、ふたをして約5分間煮る。かぼちゃがやわらかくなったら次の工程へ。
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生クリームを加え、中火にしてふたを外したまま2〜3分煮詰める。
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とろみがついたら器に盛り、粗びき黒こしょうをふる。
短時間で仕上がるのに、味は驚くほど奥深く、ほのかなベーコンの香りとクリームのまろやかさが絶妙。軽い口当たりで重くならず、食卓を華やかにしてくれます。冷めても味がなじむので、翌日のランチにもおすすめです。
どちらも簡単・おいしい・失敗知らず!
今回の2つのレシピは、どちらもフライパンひとつで完成するのが魅力。煮物は和のほっこり味、クリーム煮は洋のまろやかさ。どちらもかぼちゃの甘みを最大限に生かしています。
和食派の方はご飯と一緒に、洋食派の方はパンと合わせて。お好みに合わせてアレンジも自在です。たとえば煮物の仕上げにゆずの皮を添えたり、クリーム煮に粉チーズを加えると、より深みのある味に変化します。
【この記事のポイント】
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『かぼちゃの煮物』は皮をむかず、返さずに煮るのが美しい仕上がりの秘訣。
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『かぼちゃとベーコンのクリーム煮』は短時間でできるのに、まろやかでコク深い。
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どちらもフライパンひとつで完成し、忙しい日の夕食にもぴったり。
秋の食卓に、やさしい甘みと香りを添えるかぼちゃ料理。季節の味覚を楽しみながら、和と洋の両方を作り比べてみるのもおすすめです。おうちで簡単に“旬のごちそう”を味わってみてください。
ソース:
NHK公式サイト【きょうの料理ビギナーズ】
https://www.nhk.jp/p/kyounoryouri-beginners/
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