心おどる“未完成の家”へようこそ
このページでは『心おどる あの人のインテリア(2)谷あきら(雑貨店オーナー)(2026年2月3日)』の内容を分かりやすくまとめています。
雑貨店オーナー谷あきらさんの家は、あえて完成させず、夫婦で少しずつ育ててきた特別な空間です。壁も棚も、小物まで自分たちの手で形にしてきた時間が、そのまま家の味わいになっています。
フランスで磨いた感性とDIYの工夫が重なり、住むほどに魅力が深まる“心おどる家”の秘密に迫ります。
谷あきらというインテリア雑貨店オーナーの素顔
インテリア雑貨店オーナーの谷あきらさんは、フランスでの長い暮らしを経て、自分らしい“住まいの美学”をつくり上げてきた人です。パリの蚤の市で見つけたアンティークや手仕事の道具たちは、今も谷さんの暮らしの中心にあります。帰国後は東京でオルネ ド フォイユを立ち上げ、ヨーロッパの香りがする独自の世界観を多くのファンに届けてきました。
番組では、そんな谷さんが「どんな家で、どんなふうに暮らしているのか」をじっくりと見せてくれます。店主としての審美眼と、日々の暮らしを楽しむ柔らかな視点。その両方が家の隅々に息づいています。
パリで育ったセンスと“オルネ ド フォイユ”の世界
谷さんのインテリアづくりの根っこには、パリで過ごした14年間が深く影響しています。職業としてアンティークと向き合い、古い家具の風合いや布の手触りを理解してきた経験が、今のスタイルを形づくりました。
オルネ ド フォイユの店内には、味わいのある照明、ガラスの器、クッションやラグなど、暮らしの空気を変えるアイテムが並びます。その選び方は自宅でも同じで、ヨーロッパのアンティーク家具とシンプルな日本の器、手作りのファブリックが自然に混ざり合う空間が生まれています。
番組では、そうした“店と家のつながり”が見どころとなり、谷さんがどのように物を選び、空間づくりを楽しんでいるかが伝わります。
未完成で暮らすという大胆な決断
谷さん夫妻が選んだのは、普通とはまったく違う家づくりでした。新築の一軒家を購入するとき、内装の仕上げをほとんど頼まず、「外側の箱だけ」をつくってもらったのです。引き渡し後、壁も天井も収納も、全部自分たちのペースでDIYしていくという大胆な決断でした。
その結果、家は“住みながらアップデートし続ける空間”に変わりました。壁は塗りかけのままの部分があり、天井の下地が見える場所も残っています。それでも、不完全さから生まれる柔らかい雰囲気と、手を動かした時間の積み重ねが、この家のあたたかさをつくっています。
番組では、こうした「未完成なのに心地いい家」の魅力が、細部まで映し出されます。
DIYでつくる壁・棚・キッチンの風景
谷さんの家で目を引くのは、壁・棚・水まわりなど、大きな面積を自分たちで作り込んでいる点です。
ダイニングの壁には、自作の棚板と市販のブラケットを組み合わせたオープンシェルフがずらり。そこにはヨーロッパで買い付けた器やかご、木の道具が並び、まるでショップのディスプレイのように空気を変えています。
キッチンの壁は、気分の変化とともに大胆に塗り替えられてきました。以前は落ち着いたグレー寄りの色でしたが、「もっと家族でくつろぎたい」という思いから、ある時期に真っ白へ。連休を使って一気に塗り上げたというエピソードは、DIYならではの自由さを象徴しています。
玄関や洗面所も、アンティークとDIYの組み合わせで魅力的に仕上がっていて、小さなスペースにも谷さんらしい味わいが光ります。
手作りのファブリックと小物が家を彩る
谷さんの家を語るうえで欠かせないのが、布づかいと手作りの小物です。クッションカバー、布をつなげたパッチワークのラグ、仕切り布など、多くが谷さん夫妻の手でつくられています。
食器棚には、フランスのアンティークと日常の器がぎっしり並びますが、色と素材のトーンが揃っているため、不思議な統一感があります。扉を開けた瞬間、好きなものが整然と並ぶ“見せる収納”の気持ちよさが伝わります。
リビングにはアンティークテーブルと椅子、ソファ、観葉植物、そして自由気ままに動く猫。ショップのようでありながら生活感があり、その両方が調和しているのがこの家の魅力です。
心おどる暮らしを生むインテリアのルール
番組が最後に浮かび上がらせるのは、「なぜ谷さんの家はこんなにも心地よいのか」というテーマです。
その答えのひとつは、“好きなものを中心に空間を組み立てる”という姿勢です。アンティークのテーブル、古い椅子、長く使う器、お気に入りの布。主役となるアイテムを軸にして色や素材を合わせることで、部屋全体にストーリーが生まれます。
もう一つの大切なルールは、“失敗を恐れず手を動かす”こと。塗ってみて違えば塗り直す。棚を変えたければ作り替える。未完成の家だからこそ、インテリアはもっと自由でいい——そんなメッセージが、谷さんの暮らしには込められています。
完成を目指すのではなく、“育て続ける家”。その実践が、まさに心おどるインテリアの本質なのだと感じさせてくれる内容になっています。
まとめ
谷あきらさんの自宅は、手を動かしながら育ててきた“未完成の家”がテーマになっており、DIYとアンティーク、そして手作りのファブリックが心地よい空気をつくっています。好きなものを中心に空間を組み立てる姿勢が、暮らしそのものを豊かにしていることがよく分かります。
内容は一部、実際の放送と異なる場合があります。
Eテレ【心おどる あの人のインテリア [新](1)】野口アヤ(ギャラリーオーナー)のインテリア実例とヴィンテージマンションの住み方、部屋別アートの飾り方を深掘り|2026年1月27日
谷あきらさんについて

ここでは番組の背景をより深く知ってもらうために、雑貨店オーナーの谷あきらさんについて筆者からの追加情報として紹介します。
生い立ちと歩み
谷あきらさんは若いころに自分の世界を広げたいという思いから、24歳でフランスへ渡りました。約14年間をパリで過ごし、家具や雑貨を買い付けながら生活の中で「ものづくりの文化」と向き合ってきました。そこで育った感性が帰国後のお店づくりの基礎になっています。帰国後は東京・青山に「オルネ・ド・フォイユ」を立ち上げ、現在は不動前で店舗とオンラインショップを運営しています。
活動と実績
お店にはヨーロッパの空気を感じる雑貨が並び、長年かけて育ててきた世界観が多くの人をひきつけています。谷あきらさんは買い付けからセレクト、ディスプレイまで一つひとつの作業に思いを込めており、その姿勢が「暮らしを楽しむ雑貨店」として知られる理由になっています。雑誌やWEBでも取り上げられ、NHKの『心おどる あの人のインテリア』でも紹介されました。雑貨や家具をどう暮らしに取り入れるかを丁寧に伝えてきたことで、インテリア好きの幅広い層から支持を得ています。
現在の様子と人物像
現在もお店の運営と買い付けを続けながら、SNSでは自宅のインテリアや猫との日々を紹介しています。ヨーロッパでの暮らしで身につけた独自のセンスを、日本の暮らしに合うように自然に取り込むことを大切にしています。日用品や雑貨に対するまなざしはやわらかく、手に取った人がその魅力に気づくよう工夫されています。そんな姿勢が多くの人に親しまれる理由になっています。
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