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NHK【JAPAN DELISH】讃岐うどん×五島うどん手延べの秘密から見える“うどんのコシとは”完全解説|2026年2月7日

文化
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日本人が愛してきたうどんの物語

このページでは『JAPAN DELISH うどん(2026年2月7日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

日本の食卓に欠かせないうどん。その一杯の中には、香川の強い「コシ」、五島列島の手延べの技、そして家庭で親しまれる温かな記憶まで、さまざまな物語が詰まっています。

番組では、地域ごとにまったく違う食感が生まれる理由や、冷凍うどんが全国へ広がった舞台裏まで、知られざる魅力が丁寧に描かれていました。読めば、あなたの“次の一杯”がもっと楽しくなるはずです。

「コシ」の正体を探る日本のうどん物語

日本の食文化の中で、これほど長く愛され続けてきた料理は多くありません。その代表格が、やわらかさと弾力のあいだを行き来する魅力をもつうどんです。

番組ではまず、このうどんに欠かせない「コシ」の正体に迫っていました。材料は小麦粉・水・塩というシンプルさなのに、地域ごとに全く違う表情を見せるのが不思議です。小麦は中央アジアを起源に中国を経て日本へ伝わり、日本では“噛む楽しさ”を重視した独自の進化を遂げたと紹介されていました。

日本うどん学会理事である小島さんは、「コシ」という言葉が相撲の世界から来ていると説明し、硬さだけではなく、噛んだときの“弾むような粘り”まで含めた総合的な食感だと語っていました。

工学院大学の山田さんは全国のご当地うどんを機械で引っ張り、切れるまでの変化を科学的に計測しています。その結果、五島うどんは最も歯ごたえが強く、讃岐うどんは粘りが際立ち、伊勢うどんはふわりとほどける柔らかさが特徴だと紹介されていました。世界でも、同じ材料でここまで多様な食感が生まれる文化は非常に珍しいといいます。

背景として、小麦のグリアジンとグルテニンというたんぱく質が“グルテン”を作り、食感の決め手になることが科学的にも知られています。ヨーロッパの小麦はたんぱく質が豊富ですが、日本の小麦は少ないため、足踏み・寝かせ・ひねりといった工程でグルテンの結びつきを強め、独特のうどんの“コシ”を作り出しているのだと理解が深まる章でした。

五島列島で受け継がれる手延べ五島うどんの技と味

続いて番組が訪れたのは、長崎県の島々から成る五島列島。ここで作られる五島うどんは「日本三大うどん」に数えられ、細くて丸い麺、そして“ぷつん”とした上品な歯ごたえが魅力です。

島の家庭では、煮えたぎる鍋の中から直接麺をすくって食べる姿が映し出されました。つゆには香り高い“あごだし”が使われ、細麺との相性は抜群。地元で育まれた味の深さが、食卓の空気にもあらわれていました。

職人・浜崎さんの工房では、手延べ製法の工程が丁寧に紹介されました。朝5時から、小麦粉に塩水を加えてよく練り上げ、ひと塊に整えた生地を切り出してひねりながら細長く伸ばしていきます。2本の棒を使って八の字にかけては寝かせ、また伸ばし、また寝かせ…という作業を繰り返し、麺の中に均一な力を通していく。

最後は一昼夜かけて乾燥させ、一定の長さにカットして完成。五島にはいまも20以上の製麺所がこの“手延べ”の技を守り続けており、自然環境と伝承された知恵が、細麺なのに強いうどんのコシを生み出しているのだと感じさせました。

「うどん県」香川が育てた讃岐うどん文化と小麦への執着

番組が次に向かったのは、言わずと知れた讃岐うどんの本場、香川県。ここは日本一のうどん消費量を誇り、“うどん県”と名乗るほどの愛を注ぐ地域です。

香川で人気の食べ方として、
・いりこだしの「かけ」
・醤油を直接かけるシンプルな“しょうゆうどん”
・冷たいだし×冷たい麺の「ひやひや」
などが登場し、どれも土地の恵みを感じる一杯です。

職人・香川さんの工房では、足踏み・綿棒伸ばし・包丁切りという“手打ち”の工程を紹介。香川の「コシ」は、この“鍛える”作業によって生まれていると解説されていました。

そして番組では、香川が“麦に執着してきた理由”にも触れていました。降水量が少なく米作に不向きな土地だったため、小麦が生活の支えとなり、庶民の味としてうどんが広がったという歴史です。製粉会社の吉原さんは「小麦で生きていくしかなかった土地だからこそ、うどん文化が根付いた」と語り、香川の気候・歴史・暮らしすべてが讃岐うどんを育ててきたことを伝えていました。

冷凍うどん誕生が生んだ“CHEWY TEXTURE”革命

日本の家庭にうどんの幸せを広げた大きな転機が「冷凍うどん」の誕生です。今から約50年前、香川県の企業が開発に取り組み、電子レンジで温めるだけで“打ち立てのコシ”を再現する技術を生み出しました。

樋口さんは麺を切って内部の水分量を細かく測定し、表層と中心の水分バランスを徹底的に研究。最適な状態で瞬間冷凍することで、まるで出来たてのような食感を保てるようになったと紹介されていました。

この冷凍うどんは2024年に年間6億食を売り上げ、世界最大の冷凍麺ブランドとしてギネス認定。日本の職人技と科学が合わさって、家庭の食卓に“CHEWYなうどん”を届けた歴史が描かれていました。

また工学院大学・山田さんが紹介した「CHEWY TEXTURE」という言葉は、日本のうどんならではの魅力を端的に表した表現です。タンパク質が少ない日本の小麦だからこそ、足踏み・寝かせ・ひねりなどの工程を重ねてグルテンを鍛え、食感を作り込む必要があり、それが各地の特色を生んだと説明されていました。

世界へ広がるセルフ式うどんチェーンの挑戦

番組の終盤では、うどんが海を越え世界に広がっていく様子が紹介されました。国内最大級のチェーンである丸亀製麺は、2011年にアメリカのハワイで海外1号店をオープンし、現在では12の国と地域に300店舗以上を展開しています。

セルフ式で“打ち立て・切り立て・茹でたて”を提供するスタイルが海外でも評価され、日本のうどん文化が世界に広がるきっかけになりました。

日本うどん学会の小島さんは「うどんという概念は、多様性を受け入れる日本文化そのもの」と語り、あらゆる人に寄り添う包容力こそが、この料理の魅力だとまとめていました。

家族の記憶をつなぐうどんの優しさ

最後に番組が映したのは、小さな家族の物語です。パパ・てんまさんが離乳食としてうどんを作り、息子のそわくんに食べさせる姿。自分の母が作ってくれた記憶を思い出しながら手を動かす様子には、料理が“思い出を運ぶもの”であることが静かに伝わってきました。

うどんは、豪華ではないけれど、いつもそばにいてくれる。
そんな優しさが、一杯の中にそっと息づいているように感じられる締めくくりでした。

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