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Eテレ【チャオ!森の家のおくりもの 夏】北イタリアの家族暮らしとワイヤーアート誕生秘話|ボローニャ郊外の森の暮らしと夜市出店の親子チャレンジ|2026年2月9日

暮らし・住まい
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北イタリアの森で始まる“家族とアート”の夏物語

ボローニャ郊外の静かな森に建つ森の家。ここで暮らすワイヤーアーティストの小林千鶴さんと三姉妹にとって、夏は学びと冒険が重なる特別な季節です。庭の手作りプール、地元夜市への初出店、そして子どもたちそれぞれの成長が、やわらかな光の中で描かれます。
このページでは『チャオ!森の家のおくりもの 夏(2026年2月9日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

北イタリアの森に建つ「森の家」と家族の暮らし

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チャオ!森の家のおくりもの 夏の舞台は、北イタリアの都市・ボローニャの郊外に広がる静かな森の中です。そこに建つ築200年以上の石造りの大きな家が、家族が暮らす森の家として登場します。

この家に暮らしているのは、ワイヤーを使って立体作品を作るアーティストの小林千鶴さんと、イタリア人の夫、そして三人の娘たちです。千鶴さんは日本の美大で金属工芸を学んだあと、2008年にイタリアへ渡り、レストランやホテル、ブティックのための作品を手がけてきた人でもあります。

森の家のまわりには、ロバや犬、猫、ニワトリなどの動物たちが自由に出入りします。庭には畑があり、野菜やハーブを育て、自然のリズムに合わせて暮らす日常が、番組のベースとなる風景です。こうした自給的な暮らしぶりは、制作会社エネットの番組紹介でも、「森に咲く花々を入れて生パスタを作る春」などと紹介されていて、季節ごとの恵みと結びついた生活であることが分かります。

ナレーションを務める俳優の井之脇海さんの穏やかな声が、チャオ!森の家のおくりもの 夏の映像に寄り添います。北イタリアの柔らかな光と、石造りの壁の質感、森を抜ける風の音が重なって、「こんな場所で暮らしたら、毎日はどう変わるのだろう?」と視聴者に問いかけてくるようです。

3か月の夏休みと庭の手作りプールの日常

この夏物語のスタートは、三姉妹にとって待ちに待った3か月の長い夏休みです。イタリアの学校は、日本よりも夏休みが長い地域が多く、6月から9月までたっぷり休みが続くのが一般的です。その長い時間を、森の家の子どもたちは、森と庭を丸ごと遊び場にして過ごしていきます。

番組の大きな見どころのひとつが、庭に作られた手作りプールです。ビニールプールや簡単な枠を組んだだけの素朴なものですが、子どもたちにとっては立派な「夏の海」。姉妹は水を入れるところから、浮き輪やおもちゃを準備するところまで、自分たちの“秘密基地”を作るような気分で動き回ります。

日中の強い日差しの下では、森の木々が自然のパラソルの役目を果たします。水しぶきがきらきら光り、遠くからはセミや鳥の声が聞こえます。そんな環境で、子どもたちはただ遊ぶだけでなく、水を大切に使うことや、片づけを自分たちでやりきることも学んでいきます。チャオ!森の家のおくりもの 夏は、遊びと学びが一体になった時間の積み重ねを、丁寧に映し出していきます。

夕方になると、プール遊びを終えた子どもたちは、濡れたタオルや水着を干したり、動物たちの世話を手伝ったりします。毎日の小さな役割を通して、「家族の一員として暮らしを支える」という感覚が自然と育っていることが伝わってきます。

地元の夜市に初出店する母と三姉妹の奮闘記

チャオ!森の家のおくりもの 夏のクライマックスのひとつが、地元の夜市への初出店です。ボローニャ周辺の街では、夏になると夕方から夜にかけて開かれるマーケットやお祭りが各地で開かれます。広場に屋台やテントが並び、食べ物や雑貨、アート作品が並ぶのは、イタリアの夏の風物詩のひとつです。

千鶴さんは、その夜市に娘たちと一緒にお店を出すことを決めます。売るのは、自分たちで作った小さなオーナメント。ワイヤーとビーズ、色とりどりの紐などを使った飾りは、ワイヤーアートの技術をぎゅっと小さく凝縮したような作品です。

三女のタエちゃんは、このオーナメント作りにすっかり夢中になります。小さな手でワイヤーを曲げ、ビーズを通し、自分だけの形を作り上げていく様子は、「作ることそのものが楽しい」という気持ちにあふれています。番組からも、タエちゃんが机いっぱいに材料を広げて、何度も試しながら形を決めていく集中ぶりが伝わってきます。

一方で、次女のミウちゃんは、思うように手が動かず、気持ちもくすぶり気味。姉妹それぞれの性格の違いが、そのまま作品作りの姿にも表れます。母の千鶴さんも、急かしたり正解を示したりはせず、あくまで見守るスタンスで寄り添います。「うまくできるかどうか」よりも、「自分で考え、自分のペースで進めてみること」を大事にしていることが、画面越しにもよく分かります。

夜市当日へ向けて、テントの準備や値札づくり、ディスプレイをどう並べるかといった“お店ごっこ”の延長のような時間も描かれます。ここでも、森の家で育った子どもたちが、「暮らし」と「仕事」、「遊び」と「学び」の境界線をあまり引かずに、すべてを自分たちの体験として吸収していく様子が印象に残ります。

くすぶる次女ミウちゃんに訪れた“心のスイッチ”

夜市への準備の中で、一番揺れているのが次女のミウちゃんです。アイデアは頭の中にあるのに、手を動かし始めるまでに時間がかかったり、「自分の作品なんて売れないかもしれない」と心のどこかでブレーキをかけてしまったり。思春期の入り口に立つ年ごろならではの迷いが、さりげない表情やしぐさににじみます。

番組では、その迷いをドラマチックにあおるのではなく、あくまで日常の一コマとして丁寧に追いかけていきます。千鶴さんも、「がんばれ」と背中を強く押すのではなく、ミウちゃんのペースで一歩を踏み出せるよう、材料をそっと差し出したり、アイデアの種になりそうな話を投げかけたりしながら、距離感を探ります。

そして迎えた夜市当日。光るランプが並ぶ通りに、お店がずらりと並び、人のざわめきと音楽が重なります。その中で、ミウちゃんにも小さな変化が訪れます。自分の並べたオーナメントをじっと見つめてくれるお客さんが現れたとき、あるいは「かわいいね」と声をかけられたとき、心の中で何かがカチッと音を立てて動き出したことが、表情の変化から伝わってきます。

このエピソードが教えてくれるのは、「結果」よりも「その場に立ってみること」の大切さです。うまく売れたかどうかよりも、自分の作品を人の目の前に並べ、反応を受け止める経験そのものが、ミウちゃんのこれからの自信につながっていきます。チャオ!森の家のおくりもの 夏は、その瞬間を大げさな言葉に頼らず、静かなカメラワークで見せてくれます。

夏の終わりに生まれたワイヤーアートと、家族のこれから

長い夏休みが終わりに近づくころ、千鶴さんはひとつの作品作りに向き合い始めます。きっかけになっているのは、もちろんこの夏に見せてくれた3人の娘たちの姿です。プールで遊ぶ笑い声、夜市でお店に立つ不安そうな表情、少しずつ成長していく背中。それらが、ワイヤーアートとして形になるまでのプロセスが、この夏編のラストを飾ります。

千鶴さんの作品は、一本一本のワイヤーを空中で編んでいくようにして作られます。遠くから見ると軽やかな線の集まりですが、近づくと曲げ方や重なり方の細かさに驚かされます。タイプライターや動物、日用品など、身近なモチーフを題材にしながら、「見えない空気」や「記憶の手触り」まで描き出すような独特の世界観が特徴です。

夏の終わりに生まれた作品も、そうしたスタイルを引き継ぎつつ、どこか家族へのまなざしが強く感じられる仕上がりになっているはずです。番組は、その完成形だけでなく、途中で手が止まる瞬間や、家族の会話からヒントを受け取る小さな時間も含めて、「作品が生まれるまでの物語」を描いていきます。

チャオ!森の家のおくりもの 夏を見終えたとき、視聴者の胸に残るのは、「特別なことをしていなくても、毎日の暮らしそのものが大切な物語なんだ」という感覚です。森に囲まれた一軒の家での出来事は、遠い国の話のように見えながら、自分の家族との関わり方や、子どもたちの成長をどう見守るかという問いを、そっと手渡してくれます。

そして、季節はまた次の章へと続いていきます。春、夏、秋、冬と移り変わる森の中で、森の家とその家族の物語が、これからどんな形で紡がれていくのか。今回の夏編は、その長い時間の中の、きらっと光る一章として記憶に残る回になりそうです。

Eテレ【チャオ!森の家のおくりもの 春】ボローニャの森で描く家族の物語と再生する古民家の日々|2026年2月2日


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