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NHK【有吉のお金発見 突撃!カネオくん】ゲームの裏側に潜入!没入感を生む制作のヒミツ|2025年6月15日放送

有吉のお金発見 突撃!カネオくん

子どもも大人も夢中!最新ゲームのヒミツ

2025年6月15日(日)のNHK総合「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では、子どもから大人まで幅広い世代が夢中になる「最新ゲームのヒミツ」がテーマとして取り上げられました。番組では、ゲーム制作の現場を訪ねてその魅力やお金の動きを紹介しながら、リアルに進化した映像・音・キャラクターづくりの裏側や、ゲームを遊ぶだけでなく“作って稼ぐ”新たな仕組みにまで迫りました。

人気ゲームの舞台裏に潜入!驚きの制作費とかかる手間

カネオくんが最初に訪ねたのは、大阪にある人気アクションゲームの制作スタジオでした。このゲームは、モンスターを狩るという要素が特徴で、発売からたった3日で800万本を超える売り上げを記録しました。シリーズ累計では1億本以上が世界中で販売されており、まさに世界的な大ヒットとなっています。

この大ヒット作を支えているのは、開発現場の技術力と手間のかけ方です。キャラクターの動きをリアルに表現するために使われているのがモーションキャプチャーという技術です。

・アクターが着る専用スーツには無数のマーカーが取り付けられています
・赤外線カメラがアクターの動きを読み取り、リアルタイムで動作をデータ化
・この情報がコンピューターに送られ、キャラクターの動きとして反映されます
・使用されるカメラは1台約1000万円と高額で、それを30台以上使って広いスタジオに設置しています

この技術を使うことで、人間の自然な動きだけでなく、動物やモンスターの動きまでリアルに再現できるのです。たとえば、モンスターが暴れたり吠えたりする様子も、人間のアクターが実際に演技をして、その動きがゲーム内の映像に取り込まれています。

さらに、登場キャラクターの衣服や髪の動きまでこだわっています。

・衣類の動きによってできるしわやたるみは、360度の3Dスキャンで記録
・そのスキャンデータが反映され、どの角度から見ても自然な表現に

プレイヤーが操作するキャラクターについても、顔のパーツを細かく設定できるようになっています。目・鼻・口・輪郭・髪型などを調整できるため、自分そっくりなキャラクターを作る人が多くなっています。実際のプレイヤーの写真と見間違えるほどリアルな再現が可能です。

また、格闘ゲームの制作現場では、キャラクターの筋肉の質感や動きを本物の体に近づけるため、世界中からボディービルダーや格闘家を呼んで、実際の肉体を撮影・スキャンしているとのことです。

・筋肉の張りや揺れ方まで正確に描写
・パンチやキックの瞬間の筋肉の動きも忠実に再現

こうした工夫の積み重ねが、ゲームの映像や動作に「本当にそこにいるような」没入感を生み出しています。特別な技術と時間、そして多くの人の力が集まって、ようやくひとつのゲームが完成するという裏側がわかりました。制作には莫大なお金もかかっていますが、それでもシリーズが続く理由は、こうした努力がしっかりとユーザーの支持につながっているからです。

背景も効果音も本物そっくり!街の空気を感じる映像づくり

番組で次に紹介されたのは、東京・大崎にあるゲーム制作スタジオでした。ここで作られているのは、歌舞伎町をモデルにした街を舞台にしたアドベンチャーゲームで、すでに19年にわたり人気を保ち続けている長寿シリーズです。このゲームでは、背景に映る街の風景がとてもリアルだと話題になっており、その理由は、実際にスタッフが現地に何度も足を運んで写真や動画を撮影しているからです。

・歩道のタイルの色合いや形
・道ばたに設置されたゴミ箱や看板
・側溝のフタや消火器の配置
・店ののれんや店先のポスターのたわみ方まで

これらすべてが現地取材をもとにゲーム内へと反映されていて、プレイヤーがまるで本物の街の中を歩いているかのような体験ができます。また、時代設定にもこだわっており、年ごとの変化が必要なときには、看板のデザインや街の広告なども微調整されているそうです。たとえば、架空の飲食店のチラシや道路のヒビ割れなども、設定された年の雰囲気に合わせて配置し直されます。

背景だけでなく、ゲーム内の音作りにも細やかな工夫が施されています。カネオくんが訪れた音響スタジオでは、ゲームに登場するモンスターの声や環境音を作る現場が紹介されました。印象的だったのは、雷のような音を出すドラゴンの鳴き声についてです。実はこの音、布を素早く裂く音を録音し、加工して使っているとのことでした。

・布の裂ける速度や力加減によって音の強弱を調整
・何パターンも録音して、場面ごとに最も合う音を選定
・足音やドアのきしみなども、実際に物を使って録音して制作

このようにして、ゲームに登場するすべての音が実在の音に基づいて制作されています。映像のリアルさとあわせて、耳からも本物の世界にいるような感覚を味わえるようになっているのです。視覚と聴覚の両方から「そこにいる」気分をつくり出す、細やかな仕事が積み重ねられていることがよく伝わる内容でした。

新たな遊び方!作って遊ぶ“もう一つの世界”

番組の後半では、ゲームの新しい楽しみ方として「作ること」が取り上げられました。紹介されたのは、世界中に5億人以上の登録ユーザーを持つバトルロイヤル系のオンラインゲームです。これまでゲームは「遊ぶ」ものでしたが、いまでは「作って遊ぶ」ことができる時代になっています。

注目の機能は「クリエイティブボード」。これは、ゲーム内で建物・地形・武器・障害物などを自分で自由に配置して、完全オリジナルのステージを作ることができるツールです。

・ユーザーはボタン操作で簡単にオブジェクトを配置可能
・戦う場所やルールも自由に設定でき、独自の世界観を構築できる
・作ったステージは公開でき、世界中のプレイヤーに遊んでもらえる

この機能を使えば、専門知識がなくてもプロ級のゲーム制作ができてしまいます。そして、遊ばれた回数やプレイ時間に応じて収益を得ることができる仕組みも用意されています。実際に、去年1年間で配当された金額は500億円以上。一人のユーザーが制作したゲームで、多くの人に遊ばれ、そこから大きな収益が生まれるという仕組みが注目を集めています。

こうした環境は、ゲームユーザーだけでなく、企業や自治体にも広がりを見せています

・京都市は、ゲーム内に仮想の町を作り、観光や文化のPRを実施
・自動車メーカーも、自社の車を使ったドライビングステージを展開
・日本工学院八王子専門学校では、校舎や教室をモデルにしたゲーム空間を公開

このように、ゲームは今や単なる遊びの枠を超えて、学び・発信・収益の場へと変わりつつあります。誰でも気軽に参加でき、自由に創造できるこの環境は、新しい才能を引き出し、リアルな世界とつながる可能性を広げています。未来のゲームは、プレイヤーが制作者となり、世界に向けて自分のアイデアを発信できる場所として、ますます進化しています。

ゲストの思い出や意外な体験談も

番組には高橋克実さん、桐谷美玲さん、笑い飯の西田さんがゲストとして出演。高橋さんはストレッチ用のヨガマットを最近購入したと話し、ゲームについては昔ブロック崩しに夢中だったことを明かしました。桐谷さんはクレーンゲームにお金を使ってしまうエピソードや、ゲームキャラの声優をした経験も披露。呪文のレベルに合わせてテンションを調整するのが難しかったと振り返っていました。西田さんは映画の衣装を買うのが好きで、インディ・ジョーンズの帽子やジャケットを購入したことを話していました。さらに、お笑い仲間とバトルロイヤルゲームを楽しんでおり、人柄が出るのが面白いと語っていました。

まとめ

今回の放送では、ゲームのリアルさの裏にある膨大な手間や費用、そしてゲームを「遊ぶ」から「作る」へと広がる世界を紹介しました。映像や音の進化、自由なステージ制作、企業や学校との連携まで、ゲームはただの娯楽を越えて社会の一部になりつつあることが感じられました。これからも、ゲームは技術や発想の進化によって、さらに身近で多彩な存在になっていきそうです。

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