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NHK【有吉のお金発見 突撃!カネオくん】11億円農園とケチャップ工場の舞台裏!トマトの秘密|2025年6月22日

有吉のお金発見 突撃!カネオくん

進化が止まらない!トマトの舞台裏に突撃

夏の食卓に欠かせない「トマト」にスポットを当てた今回の『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』では、最新技術を駆使した巨大農園やケチャップ工場の裏側、さらにはトマトにまつわる驚きの歴史が紹介される予定です。誰もが知っている野菜のひとつであるトマトですが、その生産現場や過去にはあまり知られていない秘密がたくさんあります。番組では、有吉弘行さんとカネオくんがさまざまな現場に突撃し、トマトの魅力と裏側を楽しく紹介していきます。

放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。

最先端の巨大トマト農園に潜入

三重県いなべ市にある最新鋭のトマト農場は、自動車部品で有名なデンソー地域の農業法人・浅井農園が共同で運営している施設です。この農園は、1棟あたり4.2ヘクタール、敷地全体では6.5ヘクタールという、国内でも最大級の規模を誇ります。ここでは従来の感覚や経験に頼る農業ではなく、数値に基づいた正確な管理が行われています。

施設全体にはセンサーとコンピューターが張り巡らされており、温度、湿度、二酸化炭素濃度、光の量などを24時間自動で監視しています。これにより、トマトの生育にとって最も良い環境を常に保てるように設計されています。たとえば、強い日差しの日には屋根が自動で開閉し、風が強い日には換気口が閉じられるなど、すべてが自動制御で対応されています。

屋根素材には5層構造のポリカーボネートを採用。外の暑さや寒さを遮断しながら、必要な光は効率よく通します。
暖房には都市ガスを使用しており、一般的な燃料に比べてコストを約25%削減、さらにCO₂排出量も約30%削減されています。
オランダの最先端農業技術を導入しており、日本の気候に合った改良を加えることで、安定した品質と出荷量を確保しています。

この農園でとくに注目されるのが、パナソニックや海外企業が開発した収穫ロボットの活用です。ロボットはAIで画像を解析し、トマトの色や大きさ、位置から収穫のタイミングを判断します。その情報を元にロボットアームが正確にトマトを摘み取り、同時に選別も行うという仕組みです。

ロボット1台で作業者3〜4人分の仕事をこなす能力を持ち、作業の効率化と人手不足対策に大きく貢献
・花の成熟度を機械学習で判別し、受粉作業も自動で行うタイプのロボットも試験導入中
人間の手よりも繊細な力加減でトマトを扱えるよう設計されており、果実へのダメージも最小限に抑えられています

また、デンソーが得意とする**自動車工場の生産ライン管理「タクトタイム」**の考え方もこの農園に応用されています。作業の一つ一つに時間と工程を設定し、IoTで全体の進捗を一元管理しています。これにより、作業のムダが減り、作業者にもわかりやすく、働きやすい環境が整っています。

全国でもこうした試みが広がっており、茨城県常総市のミニトマト農園では、年間約1000トンの出荷を目指しており、北海道北斗市のテックファームや千葉の君津とまとガーデンでもICTを活用した栽培が進んでいます。環境制御、規模、収穫効率の三要素を最適化する取り組みは、農業の新しい姿として注目されています。

番組では、こうした産業と農業が融合した最前線の現場にカネオくんが潜入し、その仕組みや現場の工夫をわかりやすく伝える予定です。子どもから大人まで興味がわく内容になることが期待されます。

トマトの知られざる過去「悪魔の実」と呼ばれた理由

今ではサラダやパスタ、カレーなど、どんな料理にも使われる身近な野菜・トマトですが、かつてヨーロッパでは「悪魔の実」と恐れられていた時代がありました。トマトの原産地は南アメリカで、16世紀にスペイン人によってヨーロッパに持ち込まれたのが始まりです。しかし、その赤くてつやのある姿が毒々しく映ったことや、ナス科に属していたことが、人々に不安を与えました。

特に当時のヨーロッパでは、鉛を多く含む「ピューター皿」が上流階級で使われていました。トマトは酸味が強いため、鉛と反応して溶け出し、体内に取り込まれてしまうことがありました。その結果、鉛中毒による体調不良が発生し、「トマトを食べると病気になる」との誤解が広がっていきます。

・赤く毒々しい見た目
・ナス科という分類(ベルラドンナ=ドクニンジンなども同じ科)
・当時の皿の素材との相性の悪さ

これらの要因が重なって、トマトは「毒リンゴ」や「globes of the devil(悪魔の球)」などと呼ばれ、長い間、敬遠される食材となってしまいました。貴族たちの間でも、飾りとしては使っても食用にはしないという扱いが続いていたのです。

しかし時代が進み、18世紀末から19世紀にかけて、トマトの誤解を解く出来事が起こります。アメリカ南部では「Salem Tomato Trial」と呼ばれる伝説的なエピソードが知られています。ある農夫が「トマトが毒でないことを証明するために、法廷で大量にトマトを食べ、何の異常も起きなかった」という話が語り継がれ、世間の誤解を解くきっかけになったとされています。

それ以降、トマトは食材として受け入れられるようになり、イタリアやスペインでは「黄金のリンゴ(ポモドーロ)」と呼ばれ、料理に欠かせない存在になっていきました。ピザやパスタ、ラタトゥイユなど、今やトマトは欧州の食文化を支える中心的な存在になっています。

番組では、こうしたトマトの過去にまつわる実話や言い伝え、そしてそこからの大きな変化についても紹介される予定です。食卓に当たり前のように並ぶ食材にも、思いがけない過去や背景があることを知ることで、より身近に感じられる機会になるでしょう。

トマトケチャップの製造工場にも突撃

トマトを使った代表的な調味料といえばケチャップ。番組では、ケチャップがどのように作られているのか、その製造工場の内部にもカネオくんが訪れる予定です。普段当たり前のように使っている調味料ですが、そこには想像以上に繊細で複雑な工程があることが明かされます。

まず使用されるのは、加工用に栽培されたトマトです。これらは収穫後すぐに工場へと運ばれ、まずは大量の流水で丁寧に洗浄されます。この段階で、土やゴミ、傷んだ実などは人の目やセンサーでチェックされ、取り除かれます。

・選別では光センサーやAIカメラを活用して品質を管理
・クラッシャーと呼ばれる装置でトマトを細かく砕き、皮や種を取り除いた状態でピューレ化される
・この時点でなめらかで均一なトマトベースができあがります

その後、ピューレは「ホットブレイク」という工程に入ります。これはピューレを約90度に加熱して、香りや色、そして栄養成分を保持しつつ、殺菌効果も高める加熱処理です。この方法により、ケチャップの特有の風味や鮮やかな赤色が保たれます。

調味工程では、水・砂糖・酢・塩・スパイス(タマネギ、ニンニク、クローブ、シナモン、胡椒など)を加えて味を調整します。ここが各メーカーの「秘伝のレシピ」となっており、微妙な配合の違いが味や香りの個性となって表れます。味付けが終わると、巨大な釜でゆっくりと時間をかけて煮込みます。

・調味料はあらかじめ計量された状態で機械から自動投入
・煮込み温度や時間も細かくコンピューターで制御されている
・一部の高級ブランドでは職人による最終テイスティングが行われる場合もある

煮込まれたケチャップは、次にろ過・均質化・脱気という工程に進みます。ろ過では、余分な繊維や固形分を除去し、均質化では高圧で攪拌してなめらかさを整えます。脱気は、空気を抜くことで酸化を防ぎ、色や風味の安定を保つための重要な工程です。

その後、高温状態のまま殺菌処理が施され、無菌環境で瓶やパウチ、ボトルなどに詰められます。容器に詰め終えたあとも再加熱が行われ、保存性がさらに高められます。

・容器は用途に応じて選ばれ、レストラン用の業務パックや家庭用の小瓶などさまざま
・詰めた容器は急速冷却装置で温度を下げ、ラベル貼りと箱詰めを行って全国へ出荷

このように、一瓶のケチャップができるまでには多くの機械と人の手、技術、そして管理の積み重ねがあります。日常的に使っているものほど、その裏には目に見えない工程やこだわりが詰まっているということがよく分かる内容です。

番組では、工場の中の様子を子どもでも楽しめるように分かりやすく紹介しながら、「あの味」がどうやって作られているのかを丁寧に伝えてくれる予定です。どんなスパイスが使われているのか、どの工程で味が決まるのかなど、調味料に興味を持つきっかけにもなりそうです。

オムライスに描くのは何?街頭調査も予定

番組のラストでは、トマトケチャップといえば欠かせない料理「オムライス」にスポットが当てられます。ふわとろの卵の上にかけるケチャップには、味だけでなくメッセージやデザインで気持ちを伝える役割もあるとされ、今回の放送ではその“描かれたもの”に注目した街頭アンケート調査が行われる予定です。

普段、家族や恋人に出すオムライスの上には、どんな言葉や絵を描いていますか?という問いかけに、多くの人がさまざまな答えを寄せることが予想されます。

・「すき」「LOVE」「♡」などの愛情表現が多数
・「おかえり」「がんばれ」「ファイト」といった励ましの言葉も人気
・顔文字やスマイルマーク、アニメのキャラクターなど、手描きのイラストも家庭によっては定番

このように、たった一本のケチャップが、料理に個性や思い出を添えるツールとして活躍していることが浮き彫りになります。中には、子どもがリクエストする言葉を書いたり、記念日にはハートのデザインを添えたりと、家庭ごとに異なる“オムライス文化”があることがわかります。

また、地域性も垣間見える可能性があり、番組ではその違いや傾向もユーモラスに取り上げられるかもしれません。小さな工夫で気持ちが伝わる料理の良さ、トマトケチャップの意外な役割が感じられる内容となりそうです。

まとめ

今回の『カネオくん』では、ひとつの野菜「トマト」をテーマに、巨大ハイテク農園の栽培現場から歴史的背景、工場での加工、家庭での使い方まで多面的に掘り下げて紹介される予定です。トマトの奥深さと、その裏にある人の工夫や思いを知ることで、日々の食卓がもっと豊かに感じられるきっかけになるかもしれません。

2025年6月22日の放送を見れば、トマトの印象がきっと変わるはずです。放送後には、番組の内容をもとにさらに詳しい情報を追記していく予定です。

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