NHK【激突メシあがれ】ふわふわ白神酵母×古都の菜輪×プリンセスドーナツ！究極の口どけが誕生した夜｜2025年11月12日

ドーナツで勝負！心もとろける自作グルメ頂上決戦とは？

「手みやげにしたいドーナツを作るなら、あなたはどんな味を選びますか？」
見た目も味も個性が光るドーナツたちが火花を散らした、2025年11月12日放送のNHK総合『激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜』。テーマは“究極の口どけ”。高瀬耕造アナと山之内すず、そしてスイーツ好き俳優の和田正人が見守るなか、3人の料理自慢たちが「とっておきドーナツ」で頂点を競いました。この記事では、その熱い戦いの全貌と、3つの個性あふれるドーナツを詳しく紹介します。

NHK【平野レミの教えて！あのとき、何食べた？】ペルーのドーナツ『ピカロネス』・シルクロード麺『ラグマン』・パレスチナ炊き込みご飯『マクルーベ』・平野家伝統『牛トマ』まで！世界の家庭料理がつなぐ笑顔の食卓｜2025年11月3日

栢森真希さん「古都の菜輪」奈良の香りをまとう優雅な和ドーナツ

トップバッターの栢森真希さんは、“おいしさと健康の両立”をモットーに数々のコンテストを制してきた料理家。今回の作品『古都の菜輪（ことのなわ）』は、故郷・奈良への愛情が詰まった一品です。
メイン素材に選んだのは、旬のとうもろこし。これを焼いて香ばしさを引き出し、米粉と合わせてミキサーにかけ、なめらかなピューレ状に。さらに大和芋でしっとり感を出し、奈良漬けのきゅうりを加えて、塩味のアクセントを効かせます。生地の膨らみにはベーキングパウダーを使用し、150℃の米油で6分かけてじっくり揚げる。外は軽やかに、中はもちっとした優しい食感です。
仕上げはピンク色のグレーズで、奈良の桜をイメージ。見た目の美しさにもこだわり、まるで古都を散歩しているような穏やかさを感じさせます。
審査員からは「食べた瞬間に奈良の風景が思い浮かぶ」とコメント。伝統の味とモダンな発想を融合させた、心に残るドーナツでした。

塩崎愛さん「ふわふわ白神酵母ドーナツ」自然が育てた奇跡の口どけ

続いて登場した塩崎愛さんは、現役の薬剤師。配合や温度管理など理系ならではの正確さを活かし、緻密に計算されたドーナツを生み出します。
使用するのは、秋田県の白神山地で発見された天然酵母“白神こだま酵母”。この酵母は優しい発酵香としっとりとした食感を生む希少な素材です。強力粉・薄力粉・準強力粉をバランスよく配合し、自家製酵母でゆっくりと膨らませた生地は、指で押すとふんわり戻るほど繊細。
揚げる温度は180〜190℃、わずか2分という短時間勝負。高温でさっと揚げることで、余分な油を吸わず、軽やかな口当たりに仕上がります。
さらに3種のフレーバーを用意。
・カルダモン香るプレーンタイプ
・レモンとラズベリーを合わせた爽やか系
・ミルクとバニラを効かせたやさしい甘さ
どれも香り高く、食べた瞬間に幸せな気分になる味わい。特にカルダモンの香りは上品で、後味の軽さが印象的でした。
審査員からは「ドーナツというより、もはや“空気のお菓子”」「食感の完成度が高すぎる」と絶賛の声。塩崎さんは静かな笑顔で「酵母が生きてくれてうれしいです」と語り、スタジオを温かい拍手が包みました。

赤池さん「プリンセスドーナツ」メキシコ仕立ての華やかスイーツ

3人目の赤池さんは、海外駐在の経験を活かして異国の味を日本に紹介してきた人気レシピ投稿者。大手レシピサイトではなんと4000以上の作品を発信しており、独創的なアイデアが人気を集めています。
彼女の作品『プリンセスドーナツ』は、“おとぎ話のケーキ”を思わせる夢のあるスイーツ。米粉と豆腐をベースに、塩麹とローストしたピスタチオを混ぜ込んだ生地を160℃の米油で5分揚げます。
揚がったドーナツにホワイトチョコのドームをのせ、上からアボカドソースをとろり。これはメキシコの伝統料理『モレ・ポブラーノ』にインスピレーションを得たもので、甘みと酸味、ほのかな苦味が絶妙に調和しています。
トッピングにはラズベリー、ブルーベリー、シャインマスカットを彩りよくあしらい、見た目はまるでアート作品。味だけでなく視覚でも楽しませる、まさに“プリンセス”の名にふさわしい作品でした。
審査員からは「海外スイーツの発想をここまで洗練させたのは見事」「見た瞬間に心が華やぐ」と高評価を受け、赤池さんも「食で世界を旅してほしい」と笑顔で語りました。

優勝は塩崎愛さん！ふわふわの向こうにある“自然の力”

最終審査では、3人のドーナツがずらりと並び、見た目・味・テーマの達成度が総合的に評価されました。結果、見事優勝に輝いたのは塩崎愛さんの『ふわふわ白神酵母ドーナツ』。
審査員は「高い技術と感性が両立している」「“口どけ”というテーマを最も的確に表現していた」とコメント。香り、食感、後味、すべてが調和した完成度の高さが決め手となりました。
司会の高瀬耕造アナは「まるで雲を食べているような軽さですね」と感想を述べ、スタジオの全員が頷くほどの納得の結果。山之内すずも「口に入れた瞬間、スッと消えるのが不思議！」と驚きの表情を見せました。
番組のエンディングでは、出演者全員が「手作りの良さって、人の想いが伝わることですね」と語り、温かい笑顔で締めくくられました。

まとめ

この記事のポイントは以下の3つです。
・テーマは『究極の口どけ』、3人の挑戦者が手みやげドーナツで激突
・奈良、秋田、メキシコ…それぞれの地域の文化と素材が融合
・優勝は塩崎愛さん『ふわふわ白神酵母ドーナツ』。自然の力と精密な計算が生んだ奇跡の食感

今回の放送では、ドーナツというシンプルなスイーツに、3人の人生や土地の記憶がぎゅっと詰まっていました。
“自分の物語を味に込める”という姿勢こそが、この番組の魅力。あなたも、家族や友人に贈りたくなる“とっておきのドーナツ”を作ってみませんか？

【ZIP!】アメリカの超人気「ランディーズドーナツ」が日本初上陸！もちもち食感の新感覚スイーツが代官山で話題｜2025年7月3日放送